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Razer,マウスやキーボードなどの設定をクラウド上に保存できる「Razer Synapse 2.0」を発表
ご存じのように,そもそものRazer Synapseは,ボタンの割り当てやトラッキング解像度などをプロファイルとしてマウス本体に保存することで,ドライバソフトウェアが導入されていないPCでもそのプロファイルを利用できるようにするものだった。ただ,マクロすら登録可能であり,しかも,ゲーム側で外部ソフトウェアを用いたマクロの利用を禁じているようなタイトルでも利用できてしまうことから,最近ではマクロの登録機能が削られたり,そもそもRazer Synapse自体が搭載されなかったりと,Razer USA側での対応が進んでいた。Razer Synapseというコンセプト自体が行き詰まりを見せていたわけだが,そこにきてのバージョン2.0――しかもいま流行のクラウド技術――というのが,Razer Synapse 2.0の見どころである。
ただ,下に示したRazer Synapse 2.0のプロモーションムービーを見ても,どういう仕組みでプロファイルを同期するのかは正直なところよく分からない。トーナメントや仕事(会社?)といった,ドライバソフトのインストールが許可されない可能性の高い場所でもプロファイルを利用できるとされている以上,マウス側に何か仕掛けが用意されるのではないかと思われるが,現時点では「インターネットにさえ接続できれば,PC環境を問わず,同じ設定でマウスを使えるかもしれない技術」と認識しておくのが正解かもしれない。
なお,Razer Synapse 2.0は,次世代製品向けとされる一方,「Star Wars: The Old Republic」とのタイアップ製品や,「Razer Naga」など,従来製品の一部でもサポートされるとのことだ。
現在は社内でテストが進められており,次の段階ではRazer Nagaユーザーを対象とした500人規模のβテストも行う予定だそうなので,興味のあるRazer Nagaユーザーで,英語に抵抗がない人は,Synapse 2.0の紹介ページにあるフォームからβテスター申請をしておくのがよさそうだ。
Synapse 2.0紹介ページ(英語)
Razer USAによるリリースページ(英語)
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