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「GeForce 471.68 Driver」が「NARAKA: BLADEPOINT」に最適化
Release 470世代のWHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)通過版となるGeForce 471.68 Driverは,8月12日発売予定のファンタジーバトルロワイヤル「NARAKA: BLADEPOINT」(以下,NARAKA)への最適化を行ったドライバだ。
NVIDIAによると,NARAKAは,NVIDIA独自の操作遅延低減技術「NVIDIA Reflex」や,AIを用いた超解像&アンチエイリアシング技術「DLSS」(Deep Learning Super Sampling)に対応しているそうだ。これらの効果とGeForce 471.68 Driverの最適化により,4K解像度時に最大60%描画性能が向上したとアピールしている。NVIDIAは,NARAKAのリリース後により詳しい情報を同社公式サイトに公開する予定だそうなので,興味がある人はチェックしてみよう。
そのほかにもGeForce 471.68 Driverでは,8月25日リリース予定のサイキックアクション「Psychonauts 2」や,マルチプレイヤーFPS「Back 4 Blood」オープンβテストに対応しているそうだ。Back 4 Bloodに関してはDLSS対応が謳われているものの,両タイトルとも,特別な性能向上には言及していないので,NVIDIAが動作を確認したという理解でいいかと思う。
ドライバのアップデートが自己責任となる点は理解してもらったうえで,すぐにでも入手したい人は,以下に示したリンクかGeForce Experienceを利用してほしい。なお,これまでのバージョンと同様に,GeForce 471.68 DriverのStandard版は,NVIDIA公式ダウンロードページの「ベータドライバ&過去のドライバ」から検索する必要がある。
→64bit版Windows 10用GeForce 471.68 Driver(721.06MB,DCH)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/179801/jp
→64bit版Windows 10用GeForce 471.68 Driver(700.76MB,Standard)
https://www.nvidia.co.jp/download/driverResults.aspx/179765/jp
→ノートPC向けの64bit版Windows 10用GeForce 471.68 Driver(721.06MB,DCH)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/179819/jp
→ノートPC向けの64bit版Windows 10用GeForce 471.68 Driver(700.76MB,Standard)
https://www.nvidia.co.jp/download/driverResults.aspx/179783/jp
→GeForce RTX 30/20シリーズ,およびGTX 16シリーズ向け64bit版Windows 7用GeForce 471.68 Driver(606.47MB)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/179693/jp
→GeForce GTXシリーズ向け64bit版Windows 8.x・7用GeForce 471.68 Driver(606.47MB)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/179729/jp
→ノートPC向けの64bit版Windows 8.x・7用GeForce 471.68 Driver(606.47MB)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/179747/jp
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
https://www.4gamer.net/games/999/G999902/FC20110422001/
●GeForce 471.68 Driverの対応製品
- デスクトップPC向けGeForce RTX 30シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce RTX 20シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 16シリーズ
- NVIDIA TITAN RTX
- NVIDIA TITAN V
- NVIDIA TITAN X,Zシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX TITANシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 900〜600シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GT 600シリーズ
- ノートPC向けGeForce RTX 30シリーズ(※Windows 10のみ)
- ノートPC向けGeForce RTX 20シリーズ(※Windows 10のみ)
- ノートPC向けGeForce GTX 16シリーズ
- ノートPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- ノートPC向けGeForce 900M〜800Mシリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 400シリーズ(※Windows 10のみ)
- ノートPC向けGeForce MX 300シリーズ(※Windows 10のみ)
- ノートPC向けGeForce MX 200〜110シリーズ
●GeForce 471.68 Driverが統合するソフト(比較対象はGeForce 471.41 Driver)
- GeForce Experience:3.23.0.74
- HD Audio Driver:1.3.38.60
- PhysX System Software:9.19.0218
- Vulkan RT:記載なし
- NVIDIA RTX Desktop Manager:202.03(←201.94)
- CUDA:11.4
- NVIDIA Control Panel(DCH):8.1.961.0
- NVIDIA Control Panel(Standard):記載なし
●GeForce 471.68 Driverにおけるゲームへの最適化
- 「NARAKA: BLADEPOINT」への最適化
●GeForce 471.68 Driverの新要素
- 「Back 4 Blood」オープンβ版と「Psychonauts 2」に対応
- G-SYNC Compatible Displaysに7機種を追加(詳細は公式ページを参照)
- GeForce Experienceの最適化に20タイトルを追加
●GeForce 471.68 Driverで解決した問題
- GeForce GTX 10シリーズで「Batman Arkham Knight」をプレイ時に「turbulence smoke」を有効化すると,ゲームがクラッシュすることのあった問題
- 「HITMAN 3」でV-Syncを無効にすると,画面がちらつくことのあった問題
- 「Assassin's Creed Odyssey」プレイ中やベンチマーク中にフレームレートが低下することのあった問題
- Topaz製「Video Enhance AI」で動画を処理中にVIDEO TDRエラーが発生して,アプリケーションが落ちることのあった問題
- DLSSを有効にしていると3Dレンダリングソフトウェア「D5 Render」で黒く壊れたオーバーレイが表示されることのあった問題
- SDRでディープカラー(10pbc)を使用すると,Windowsデスクトップ上に画像のゴミ(アーティファクト)が描画されることのあった問題
- 「Passion Leads Army Benchmark」(PLA Benchmark)でPhysXにNVIDIA製GPUが使用されないことのあった問題
●GeForce 471.68 Driverにおける既知の不具合
- YouTubeで動画再生中に下方向へスクロールすると,再生がカクつくことがある
- 「Tom Clancy's The Division 2」でアーティファクト(ゴミ)が描画されることがある
- 「Sonic&SEGA All-Stars Racing: Transformed」の水中コースをプレイすると,ゲームがクラッシュすることがある問題
- カラーモードを8bitに設定すると,10bitに設定したときに比べてDPCレイテンシ(割り込み処理時の遅延)が増大することがある。この問題はレジストリでMPOを無効化することにより一時的に回避できる。詳しくは公式サポートページを参照。
- Samsung Electronics製ディスプレイ「Odyssey G9」のディスプレイモードを検出できないことがある
- 関連タイトル:
GeForce Driver
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