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ゲーム世界に迷い込んだ翻訳者が大冒険。ローカライズ現場の修羅場をコミカルに描いた「Crazy Localization」を紹介[BitSummit]
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印刷2026/05/23 14:34

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ゲーム世界に迷い込んだ翻訳者が大冒険。ローカライズ現場の修羅場をコミカルに描いた「Crazy Localization」を紹介[BitSummit]

 京都・みやこめっせで開催中のインディーゲームイベント「BitSummit PUNCH」に,チーム「名は体を表さない」が手がける新作PCゲーム「Crazy Localization」が出展されていた。

 本作は,ゲーム開発の“ローカライズ”をテーマにしたアドベンチャーゲームだ。会場ではデモ版をプレイしながら,本作のプロデューサーを務めるBoots氏に内容を紹介してもらえた。
 Boots氏はゲームのローカライズ業務に携わった経験が豊富だそうで,その経験がたっぷり込められた作品となっている。

本作が出展されているのは,LeonaSoftwareのブース(1F-D46)。BitSummitの公式サイトには表記がないので,要注意だ
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 物語の主人公は,ローカライズ会社に勤める女性翻訳者「ホナミ」。彼女は作中で,プロジェクトXと呼ばれる異世界転生RPGのローカライズを担当することになった。

 しかしこの案件は,他社が途中まで翻訳したテキストが持ち込まれたものだったり,ゲームに関する情報がロクになかったり,クライアントからの返答が遅かったりと問題が多い様子。

 Boots氏によると,これらの問題は翻訳者なら一度は経験したことがあるそうで,本作には界隈のこうした苦労話が散りばめられている。

主人公のホナミちゃん。冒頭からすでに苦労人の雰囲気が漂っている
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キーボードという単語と,コントローラの[ZR]ボタンの表記が混在している。これではPC向けなのか家庭用ゲーム機向けのテキストなのか分からない。こうしたミスもローカライズのあるあるだという
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 それでもローカライズ作業を進めていくホナミだったが,突然,プロジェクトXの発売日が3週間も前倒しになったことが告げられる。

 これもあるあるだったなら,むごい……。

む,むごい……
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48時間連続の二徹作業を続けるホナミ。この世界に救いはないのか
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 そんな絶体絶命の彼女の前に,「倶雷闇斗」(クライアント)を名乗る謎の老人が姿を現した。老人によると,このままではホナミは明日会社をクビになってしまうそう。

 何とかするためには,ホナミがプロジェクトXのゲーム内に入り,直接ローカライズをして危機を乗り越える必要があるという。

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 そして,倶雷闇斗によりゲーム世界に飛ばされたホナミは,持ち前のローカライズ知識を駆使して,ゲーム内の未校正箇所を修正しながら冒険を繰り広げることになるのだ。

ゲーム内には,仮タイトルのまま放置されている箇所や未校正の部分が残されている。ホナミはAIアシスタント「Mola」の力を借りながら,このカオスな世界を変えていく
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 本作において,ゲームのローカライズに焦点を当てた理由について,Boots氏は「ローカライズにおける修羅場を多くの人に知ってもらいたかったから」と語る。

 本稿でも紹介したように,ローカライズの現場ではクライアント都合やそのほかさまざまな要因でトラブルが起きてしまうという。

 結果,ユーザーから「ひどいローカライズだ」と一蹴されてしまうような作品については,翻訳者自身も歯がゆく思っているケースがあるそうで,「裏側を知ってもらうことで,ローカライズ自体に対する理解を深めてもらいたい」と,Boots氏自らが願いを込めたわけだ。

Steamのストアページには,“「翻訳者は背負うだけの存在」なんて誰が決めた? 世界を救う勇者になれるのは――翻訳者だって、いいじゃないか!”という文が記されている。これがBoots氏が本作に込めた思いなのかもしれない
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 裏側にはそうした思いがあるとはいえ,ゲーム自体はギャグテイストで面白おかしく仕上げられており,重たい雰囲気は感じさせない。
 今回プレイできたデモ版は,序盤の10分ほどを体験する短いものだったが,ホナミの活躍が十分気になるシナリオとなっていた。

 公式Xには,BitSummit展示版と同等の内容を,ブラウザ上で遊べるリンクが掲載されているので,気になった人はまずプレイして,Steamのウィッシュリストへ登録しよう。

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