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「君の名は。」で,“私”や“僕”,“俺”の違いを説明。言語学習サービスのDuolingoが,アニメを例に日本語学習のポイントを紹介
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それを受けて,言語学習サービス「Duolingo」が,日本語学習者に向けて,アニメを題材に日本語のポイントを紹介する記事を,2023年5月16日に公開した。
ここでは,「一人称代名詞」「方言」「カジュアルな言葉使い」の3つが紹介されている。
一人称代名詞については,「I」しかない英語と違ってさまざまな種類があり,それぞれに違ったイメージがあることが説明されている。そこで例に挙げられているのが,映画「君の名は。」で,男子高校生の瀧と入れ替わってしまった女子高校生の三葉が,会話中にうっかり「わたし」と言ってしまい,あわてて「僕」「俺」と言い直すシーンだ。
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「方言」は関西弁について。アクセントの違い,「あかん」などの独特な語彙,「〜や」「〜へん」といった文末表現などが紹介されており,「氷属性男子とクールな同僚女子」の氷室,「ゆるキャン△」の犬山あおい,「カードキャプターさくら」のケルベロス(ケロちゃん)といったキャラクターの会話から学べるとしている。
カジュアルな言葉使いについては,「ヤバい」「マジで」「じゃん」などに加えて,「“i”で終わる形容詞から“i”を落とすと,より感情を込められる」という方法が紹介されている。「ヤバい」なら「ヤバっ」,「寒い」なら「寒っ」といった具合だが,「iを落とす」と意識することなく使っている日本人には,なかなか新鮮だ。当然だが,日本語学習者向けということで英文の記事なので,英語が苦手な人は翻訳サービスを使いつつ,読んでみてほしい。
How anime can help you learn Japanese
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