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ゲームエイジ総研,2022年のモバイルゲームプレイ時間の調査結果を公開
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印刷2023/02/09 20:30

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ゲームエイジ総研,2022年のモバイルゲームプレイ時間の調査結果を公開

2022年のモバイルゲームプレイ時間
配信元 ゲームエイジ総研 配信日 2023/02/09

<以下,メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています>


2022年のモバイルゲームプレイ時間を調査
過去2年と比較し、モバイルゲームプレイ時間は約10%減
2022年に最もプレイ時間が長かったのは40代

2020年初頭から始まったコロナ禍は、 様々な経済活動に影響を及ぼしましたが、 モバイルゲーム業界では、 巣ごもり需要の増加に伴いユーザーが増加した期間でもありました。 2022年は新型コロナウイルスの影響も小さくなり、 数年ぶりに東京ゲームショウなどの様々なイベントがオフラインで開催され、 旅行やレジャーなどを久しぶりに楽しむ人も見られました。 巣ごもり需要が縮小してきたと考えられる2022年のモバイルゲーム市場では、 ユーザーの時間の使い方にはどのような変化があったのかを、 iGageのゲームプレイ時間データから見ていきたいと思います。

株式会社ゲームエイジ総研(代表取締役社長:光井誠一)は、「ゲームビジネスに特化したマーケティングリサーチ&コンサルティングファーム」として様々な分析を行っています。ゲーム市場規模をまとめた定期刊行レポートとして「Monthly Game Trend Radar(マンスリー・ゲームトレンドレーダー)」の発刊、プラットフォーム別のアクティブユーザー数や、ネットワークサービスでのゲームに関する情報取得などのデータも収集しております。また弊社が運用しているマーケティングデータサービス「iGage(アイゲージ)」では約240万名のスマートデバイスのユーザーのログを自動取得しており、動向やトレンドなども観測しております。

2020年初頭から始まったコロナ禍は、様々な経済活動に影響を及ぼしましたが、モバイルゲーム業界では、巣ごもり需要の増加に伴いユーザーが増加した期間でもありました。2022年は新型コロナウイルスの影響も小さくなり、数年ぶりに東京ゲームショウなどの様々なイベントがオフラインで開催され、旅行やレジャーなどを久しぶりに楽しむ人も見られました。巣ごもり需要が縮小してきたと考えられる2022年のモバイルゲーム市場では、ユーザーの時間の使い方にはどのような変化があったのかを、iGageのゲームプレイ時間データから見ていきたいと思います。

iGageの詳細はこちら:https://www.gameage.jp/igage/

画像集 No.001のサムネイル画像 / ゲームエイジ総研,2022年のモバイルゲームプレイ時間の調査結果を公開

2022年は巣ごもり需要が縮小し、ゲームプレイ時間が減少


2020年1月から2022年12月の期間中、月に1度でもモバイルゲームをプレイしたユーザー全体のデータから、一人当たりの月間累計ゲームプレイ時間の推移を見てみましょう。

この3年間で比較すると、一人当たりのモバイルゲームプレイ時間が最も長かったのは2020年です。新型コロナウィルスによる緊急事態宣言の発出と、ゴールデンウィークの外出自粛が重なった5月は、一人当たり49.1時間に達しました。延べ時間でみるなら、ひと月の間で丸2日以上に相当する時間が、ゲームプレイに費やされていたことになります。

【グラフ1.】
画像集 No.002のサムネイル画像 / ゲームエイジ総研,2022年のモバイルゲームプレイ時間の調査結果を公開

その後の2年間のゲームプレイ時間は、明確に右肩下がりのトレンドが確認できます。2022年は過去2年と比べ全ての月で一人当たりの累計プレイ時間が短くなり、ほとんどの月で40時間を下回りました。

行動自粛する国民が多かった2020年と比較すると、2022年の累計プレイ時間は10%以上減少していることから、2020年はコロナ禍の巣ごもり需要によってゲームのプレイ時間が大幅に伸びていたことがわかります。

2022年に1月あたりの累計ゲームプレイ時間が最も長かったのは40代

2020年から継続してゲームプレイ時間が減少して迎えた2022年ですが、次は、年代別にどの程度の時間をゲームプレイに費やしているのかを見ていきます。

ひと月あたりの累計ゲームプレイ時間の平均が最も長かったのは40代の43.4時間。その次に50代の42.7時間、60代の40.2時間と続きます。逆に最も少ないのは20代の32.0時間となっています。

【グラフ2.】
画像集 No.003のサムネイル画像 / ゲームエイジ総研,2022年のモバイルゲームプレイ時間の調査結果を公開

若年層は比較的カジュアルにゲームプレイするユーザーが多いため、一人当たりの累計ゲームプレイ時間が短くなっていることが考えられます。一方、40代から60代は、ゲームは一切プレイしないというユーザーも多いのですが、ゲームをプレイするユーザーに限ると、超時間プレイしているゲーマーが少なくありません。40代はプレイ時間が長くなる傾向のある「戦略シミュレーション」系のゲームユーザー、50代以上は「パズルゲーム」などのプレイ頻度が高いことから、一人当たりの累計ゲームプレイ時間が長くなっていることが考えられます。

10代は時期によってプレイ時間に大きな変化がみられる

最後に2022年の、年代別/月別の月間累計ゲームプレイ時間を見ていきます。

全世代で比較すると、30代以上は各月のゲームプレイ時間に大きな変化は見られませんが、10代と20代は時期によりゲームプレイ時間が大きく変化しています。

10代のゲームプレイ時間は、3月、8月、12月に大きく伸びていることがわかります。これは学校の長期休暇の時期と一致しており、10代の学生が長期休暇を過ごす時期には長時間ゲームをプレイしていると考えられます。しかし、年代が高くなるにつれ、月別による変化は小さくなることから、社会人は学生ほど休暇などの影響を受けていないことが分かります。

【グラフ3.】
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日常の生活行動において、新型コロナウィルスの影響を最も受けた2020年と比べると2022年のゲームプレイ時間は減少したことがわかりました。無料で手軽に始めることのできるモバイルゲームでは、ユーザーのゲームプレイ時間を各ゲームタイトルが取り合っているという状況で、今後もこの減少したユーザーのプレイ時間を奪い合う状況は変わらないでしょう。

また、今回の調査では、世代や時期によるプレイ時間の変化も見られました。コロナ禍の行動自粛制限が撤廃され、生活時間の使い方が変化してきている昨今、改めてゲーマーの時間の使い方を把握し、ゲームプレイ時間の維持/獲得に対してどのようにアプローチをしていくのか、タイムシェアを拡大するための戦略が重要になるでしょう。

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