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Epic Gamesが「Megaverse」を商標登録。10億ドル以上の資金を元にメタバース市場を開拓か
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印刷2022/02/04 13:19

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Epic Gamesが「Megaverse」を商標登録。10億ドル以上の資金を元にメタバース市場を開拓か

 海外メディアのVGCが報じるところによると,Epic Gamesがメタバースに対する取り組みの一環として,2021年末に「Megaverse」(メガバース)という名称を商標登録したという(外部リンク)。

画像集#002のサムネイル/Epic Gamesが「Megaverse」を商標登録。10億ドル以上の資金を元にメタバース市場を開拓か

「Epic Games」公式サイト

Epic has filed a trademark for the ‘Epic Games Megaverse’


 Epic Gamesは2021年4月,同社の長期的なメタバース事業推進のために,ソニーグループを含む投資パートナーから総額10億ドルの資金を調達しており(外部リンク),それに先立つ2020年7月には,ソニーグループから2.5億ドルの出資を受けている(外部リンク)。こうした資金を元に,メタバース事業を推進させていくようだ。

「Unreal Engine」「Epic Gamesストア」など,常にゲーム産業の重要な位置を占めるEpic Games。「Megaverse」という名称は,旧社名の「Epic Mega Games」に由来するのかもしれない
画像集#003のサムネイル/Epic Gamesが「Megaverse」を商標登録。10億ドル以上の資金を元にメタバース市場を開拓か

 現時点で「Megaverse」が具体的にどのようなサービスになるのは明らかはでないが,10億ドル調達を発表する際,Epic GamesのCEOであるティム・スウィーニー(Tim Sweeney)氏は,「Epic Gamesと我々のメタバースに対するビジョンに賛同していただいた投資家に感謝します。この投資は,Unreal EngineやEpicのオンラインサービス,Epic Gamesストアでゲームを販売する開発者やクリエイターたちに活力を与えると共に,フォートナイト,ロケットリーグ,Fall Guysなど,“接続されたソーシャル体験”(Connected Social Experience)を構築する事業の加速に役立ちます」とコメントしている。

 「接続されたソーシャル体験」や「接続された世界」は,メタバースの比喩としてよく使われる言葉で,1つのゲーム世界に限らず,同じキャラクターを使って異なる世界に飛び込めるといったビジョンが描かれる。自社運営の「フォートナイト」だけでなく,「ロケットリーグ」「Fall Guys」の名前が挙げられていることからも,「Unreal Engine」やオンラインサービスを使った,統合されたゲーム世界の構築を目指していると見られる。

Epic Gamesは2020年4月,メタバースの1つの試みとして,ミュージシャンのトラヴィス・スコットさんのコンサートをゲーム内で開催した(関連記事)。スコットさんは,PlayStation 5のローンチの際,SIEの戦略的パートナーに選ばれている
画像集#004のサムネイル/Epic Gamesが「Megaverse」を商標登録。10億ドル以上の資金を元にメタバース市場を開拓か

 NVIDIAが2020年に「NVIDIA Omniverse」を公開し,2021年にはFacebookが「Meta」に社名を変更。2022年に入ってからは,MicrosoftがActivision Blizzardを買収するなど(関連記事),欧米ゲーム業界は「メタバース」を中心に急速に動き出している。Epic Gamesの「Megaverse」にも,注目していく必要がありそうだ。
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