NVIDIA，12ピン電源コネクタなど将来のグラフィックスカードに向けた新要素を公開

　米国時間2020年8月26日，NVIDIAは，グラフィックスカードのデザインや冷却機構における同社の取り組みを紹介する動画を公開した。本動画では，これまでNVIDIAがグラフィックスカードに盛り込んできた工夫に加えて，GPUと冷却機構を固定するリーフスプリングをより薄型にしたものや，既存の電源コネクタとは異なる12ピンの小型コネクタなど，将来のグラフィックスカードで採用すると思われる要素も公開されている。

新しい薄型のリーフスプリング。動画の3:52あたりに登場

12ピンの電源コネクタ。動画の6:11あたりに登場。既存のコネクタとの変換アダプタも付属するようだ

　また，動画の最後には，次世代グラフィックスカードと思わしき製品画像も写っている。この動画は，NVIDIAが日本時間9月2日午後1時から開催を予定するイベント（関連記事）に向けて公開したものであり，イベントで何が発表されるか，ますます期待が高まりそうだ。

次世代グラフィックスカードと思わしき製品画像

NVIDIAのイベント特設ページ

過去20年の間に、コンピュータグラフィックスは性能を飛躍的に向上させてきました。これを実現するには、アーキテクチャ開発、熱、機械、電気、製品設計の専門知識の組み合わせが必要です。
本ビデオでは、グラフィックスカードのデザインにおいてNVIDIAが行ってきた進歩の一部を紹介しています。 これには以下のようなものが含まれます。

• サーマル：既存の制約を克服し、冷却効率を最大化するためにシステムを通じてより多くの空気を移動させるために再設計されたエアフローを最適化した冷却ソリューション
• メカニカル：バックカバーのためのスペースを残す新しい薄型リーフ スプリングなど、より強固なメカニカル構造を採用
• エレクトリック：新しい12ピン電源コネクタを採用したコンパクトな電気設計で、部品や冷却用のスペースを確保。付属のアダプタを使用して既存の電源の8ピンコネクタと互換性を保持
• プロダクトデザイン：グラフィックスカードの各要素を美しく調和させながら、革新的なサーマル ソリューションを採用した妥協のない、まとまりのあるデザイン

これらのプロセスについての秘密を解くために、NVIDIAの最も優秀な人たちに話を聞きました。彼らは、現在のグラフィックスカード設計の背後にある芸術と科学、そして未来の可能性について詳しく説明しています。

9月1日に開催されるGeForceスペシャル イベントへの素晴らしいリードになります。

関連リンク：
YouTubeの現代のグラフィックスカード デザインの驚くべき芸術と科学のビデオ (The Remarkable Art & Science of Modern Graphics Card Design video on YouTube)：
https://youtu.be/ZEzI02SKALY

GeForce.comの現代のグラフィックスカード デザインの驚くべき芸術と科学 (The Remarkable Art & Science of Modern Graphics Card Design on GeForce.com)：
https://www.nvidia.com/en-us/geforce/news/art-and-science-of-graphics-card-design/