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ZOTAC,RTX 2070搭載のゲーマー向け小型デスクトップPC「MEK Mini」をCES 2019で披露
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印刷2019/01/16 17:53

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ZOTAC,RTX 2070搭載のゲーマー向け小型デスクトップPC「MEK Mini」をCES 2019で披露

 CES 2019の期間中,ZOTAC Technology(以下,ZOTAC)は,CES会場から少し離れたホテルに招待者限定のプライベートブースを用意して自社の最新製品を披露していた。今回はそのなかから,日本市場にも投入の予定があるという新しい小型PC「MEK Mini」を紹介してみたい。

MEK Mini
画像集 No.002のサムネイル画像 / ZOTAC,RTX 2070搭載のゲーマー向け小型デスクトップPC「MEK Mini」をCES 2019で披露

国内でも販売中のMEK1
画像集 No.013のサムネイル画像 / ZOTAC,RTX 2070搭載のゲーマー向け小型デスクトップPC「MEK Mini」をCES 2019で披露
 MEKの名が付いたZOTAC製のゲーマー向けデスクトップPCには,スリムなデスクトップPC「MEK1 Gaming PC」(以下,MEK1)と,ミドルタワー型の「MEK Ultra」といった製品があり,いずれも国内で販売中だ。これらのPCは,どちらも相応にサイズの大きなPCであるが,今回取り上げるMEK Miniは,Mini-ITXマザーボードを採用し,少なくとも従来のMEK1と比べるとコンパクトになっているのが特徴だ。
 ちなみにZOTACブースには上掲の黒以外にも計5種類のカラーバリエーションで展示されていたのだが,どのカラーを日本市場向けに展開するかは決まっていないそうだ。

MEK Miniのカラーバリエーション。右から2つめは,側面と前面下部が鏡面のようになっている。ちなみに,日本の来場者からは白が,北米の来場者からは赤が人気だったそうだ
画像集 No.003のサムネイル画像 / ZOTAC,RTX 2070搭載のゲーマー向け小型デスクトップPC「MEK Mini」をCES 2019で披露

 MEK Miniの筐体は,MEK1を縦方向に圧縮したような形をしている。前面パネルの左右には,LEDイルミネーションを内蔵した「く」の字型のラインがあり,上部中央にあるロゴマーク部分のLEDと合わせて,発光色や発光パターンをユーザーがカスタマイズ可能だ。

MEK Miniの前面は,MEK1を縦に圧縮したような見た目だ(左)。背面は排気のため開口部が広い面積を占めており,マザーボードから出るI/Oインタフェースは,左サイドに小さく配置されていた(右)。電源は内蔵しておらず,出力230WのACアダプターを2基接続することになる
画像集 No.006のサムネイル画像 / ZOTAC,RTX 2070搭載のゲーマー向け小型デスクトップPC「MEK Mini」をCES 2019で披露 画像集 No.007のサムネイル画像 / ZOTAC,RTX 2070搭載のゲーマー向け小型デスクトップPC「MEK Mini」をCES 2019で披露

 MEK Miniの左右側面には大きめの吸気孔があり,吸い込んだ空気を天板や背面から排気するという,最近のゲーマー向けPCではよくある構造になっている。

左右側面にある黒いパネルは吸気孔となっており,CPUやGPUの熱を奪った空気は天面や背面から排気する仕組み
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MEK Miniの主なスペック。MEKシリーズは同じ筐体で異なるCPUやGPUを採用したバリエーションもラインナップされるのが通例なので,このスペックは代表的なものである
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 スペックも簡単に見ておこう。搭載するグラフィックスカードは「GeForce RTX 2070」採用の「ZOTAC GAMING GeForce RTX 2070」で,CPUには6コア12スレッド仕様の「Core i7-8700」を採用しており,メインメモリ容量は8GB×2,ストレージ構成はPCI Express接続で容量240GBのM.2 SSDと,Serial ATA接続で容量2TBの2.5インチHDDとなっている。
 ネットワーク機能として,2基の1000BASE-T対応有線LANポートを持ち,それに加えてRivet NetworksのIEEE 802.11ac対応無線LANモジュール「Killer Wireless-AC 1550」を備えているのもポイントだ。

右側面パネルを開けた状態。メモリモジュールはSO-DIMMで,M.2接続のSSDとSerial ATA接続の2.5インチHDDを内蔵していた。内蔵する空冷ファンの横にもM.2 SSDを1基取り付けられるようだ
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 北米市場における発売時期は2019年2月下旬とのこと。ハイエンドPCのスペックなので決して安価な製品にはならないだろうが,適正な価格で登場すれば,魅力的な小型ゲームPCとなりそうだ。

●MEK Miniの主なスペック
  • CPU:Core i7-8700(6C12T,定格3.2GHz,最大4.6GHz,共有L3キャッシュ容量12MB)
  • チップセット:未公開
  • メインメモリ:PC4-21300 DDR4 SDRAM 8GB×2(最大16GB×2)
  • グラフィックス:GeForce RTX 2070(グラフィックスメモリ容量8GB)
  • ストレージ:SSD 240GB(PCIe M.2接続),HDD 2TB(Serial ATA接続)
  • 無線LAN:IEEE 802.11ac+Bluetooth 5.0(Killer Wireless-AC 1550)
  • 有線LAN:1000BASE-T×2(Intel製およびKiller製)
  • 外部インタフェース:USB 3.1 Gen.2 Type-A×4,USB 3.1 Gen.1 Type-C×1,USB 3.1 Gen.1 Type-A×1,DisplayPort 1.4出力×2,HDMI 2.0b出力×1,Dual-Link DVI-D出力×1など
  • 電源:ACアダプタ 230W×2
  • 公称本体サイズ:未公開
  • 公称本体重量:未公開
  • OS:64bit版Windows 10 Home

MAGNUS EC52070D
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 なおZOTACブースでは,MEK Miniのほかにも興味深い小型PCをいくつか展示していたので,簡単に紹介したい。
 「MAGNUS EC52070D」は,ZOTAC得意の小型キューブ筐体を採用するデスクトップPCで,GeForce RTX 2070を搭載した同社製グラフィックスカードを内蔵するのが特徴だ。CPUにはTDP(Thermal Design Power,熱設計消費電力)25Wの「Core i5-8400T」を採用している。

QX3P5000
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 MAGNUS EC52070Dとほぼ同サイズの小型筐体に,6コア12スレッド対応のCPU「Xeon E-2136」と,ワークステーション向けGPU「Quadro P5000」を搭載したクリエイター向けPC「QX3P5000」という新しい小型PCも登場した。
 MAGNUS EC52070Dと似た仕様であるが,有線LAN機能として2.5Gbps Ethernet対応の「Killer E3000」というLANコントローラを採用しているのは,珍しいポイントかもしれない。

ZOTAC日本語公式Webサイト


  • 関連タイトル:

    ZOTAC GAMING(旧称:ZOTAC Gaming)

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