現在,多くの傘下スタジオが不確実な状況に置かれており,早ければ2026年6月末の同社会計年度末以降にも大きな動きがあるとみられている。
海外メディアのBloomberg(リンク)やKotaku(リンク),および著名ジャーナリストであるジェイソン・シュライアー(Jason Schreier)氏がBluesky(リンク)に投稿した内容などによると,閉鎖の危機に瀕している主なスタジオには,「We Happy Few」や新作「South of Midnight」で知られるCompulsion Gamesのほか,「Senua」シリーズのNinja Theory,「Kiln」をリリースしたばかりのDouble Fine Productionsといった名門スタジオも含まれている。
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特にCompulsion Gamesに関しては,XBOX側がスタジオの閉鎖を計画しているのに対し,スタジオのリーダー陣が閉鎖を回避するための交渉をXBOX側と進めている最中だという。また,Ninja TheoryやDouble Fine Productionsなどについても,完全な閉鎖を避けるために独立(スピンオフ)を視野に入れた処遇を交渉している可能性が指摘されている。
リストラの対象はこれらのスタジオに留まらないとみられるが,現場への情報伝達や最終調整の段階であるため,残された時間が2週間ほどしかないとされ,対象デベロッパは大きな混乱に包まれている模様だ。
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| 「South of Midnight」をリリースしたばかりのCompulsion Gamesは,スタジオ存続のために交渉しているという |
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| BitSummit Punchでもブースを展開していた「Kiln」で知られるDouble Fine Productionsといえば,業界の大御所ティム・シェーファー(Tim Schafer)氏が25年にわたって率いてきた名門だ |
今回のリストラ計画の背景には,XBOX事業が直面している深刻な業績不振と,親会社であるMicrosoftからの強い収益性向上の圧力がある。数日前には,XBOXのCEOを務めるアシャ・シャルマ(Asha Sharma)氏と,最高コンテンツ責任者(CCO)兼執行副社長を務めるマット・ブーティ(Matt Booty)氏が,近年の財務や事業運営面における苦境を認める社内メールを公開したばかりだった。
Microsoft CEOのサティア・ナデラ(Satya Nadella)氏も,ゲーム事業の収益性の低さに不満を漏らしているとされており,XBOX Game Studiosの責任者であるクレイグ・ダンカン(Craig Duncan)氏が就任から2年未満で辞任したことも判明している。
実際のレイオフやスタジオの去就に関する最終決定は,同社の会計年度が終了する2026年6月30日以降に順次実行・発表される見通しだ。
シュライアー氏は「7月のXBOXは,6月現在の姿とは劇的に異なるものになる」と語っており,これまで次々と中堅デベロッパを買収して肥大化してきたXBOX Game Studiosは(関連記事),今後数週間でその体制が大きく塗り替えられる可能性がある。
数々の名作を送り出してきた主要スタジオの運命を含め,今後の動向に世界中のゲームファンから大きな注目が集まっている。
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