お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
「GeForce RTX 4090」の国内想定売価は約30万円から。価格も規模もモンスター級のGPUに
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2022/09/22 17:21

ニュース

「GeForce RTX 4090」の国内想定売価は約30万円から。価格も規模もモンスター級のGPUに

 2022年9月21日,NVIDIAは,日本語公式Webサイトで,新世代GPU「GeForce RTX 4090」および「GeForce RTX 4080」の詳細と国内想定売価を明らかにした。それによると,GeForce RTX 4090搭載カードは,10月12日発売で,NVIDIAによる想定売価は29万8000円から。GeForce RTX 4080搭載カードは,2022年11月発売の予定で,グラフィックスメモリ容量16GBモデルが21万9800円から,12GBモデルが16万4800円からとなっている。

画像集 No.002のサムネイル画像 / 「GeForce RTX 4090」の国内想定売価は約30万円から。価格も規模もモンスター級のGPUに

 初報でも触れたとおり,「Ada Lovelace」(エイダ・ラブレス,NVIDAではAdaの略表記が多い,以下 Ada)アーキテクチャを採用するウルトラハイエンドなGPUであるGeForce RTX 4090は,TSMCの4nmプロセスで製造される「AD102」コアを採用する。
 シェーダーコアである「CUDA Core」は,1万6384基を備えており,動作クロックは定格2.23GHz,最大2.52GHzに達するという。これは,GeForce RTX 30世代の最上位GPUであった「GeForce RTX 3090 Ti」と比べて,CUDA Core数は約1.5倍,動作クロックはそれぞれ約1.43倍,1.35倍も向上している。
 なお,Adaアーキテクチャにおける最大CUDA Core数は1万8432基とのことなので,GeForce RTX 4090でさえフルスペック版ではない。逆に言うと,製品歩留まりが向上すれば,フルスペック版Adaを採用したさらなる上位モデルが登場する可能性もありそうだ。

 この大規模なCUDA Coreに,第3世代のレイトレーシングユニットである「RT Core」と,第4世代に進化したAI演算向けユニット「Tensor Core」,高い画質を実現するビデオコーデック「AV1」のリアルタイムエンコードにも対応した内蔵ビデオエンコーダ「NV Encoders」を2基搭載するなど,すべての面で大きな進化を遂げた。
 ちなみに,トランジスタ数は約760億個とのことで,GeForce RTX 3090 Tiの約2.7倍にまで増えている。まさに「Transistors is Power!」といったところか。

GeForce RTX 4090のブロック図。各ブロックが小さくて,それがまた大量にあるものだから,思わず笑えてくるほどの規模だ
画像集 No.003のサムネイル画像 / 「GeForce RTX 4090」の国内想定売価は約30万円から。価格も規模もモンスター級のGPUに

 GPUに組み合わせるグラフィックスメモリは,GDDR6Xメモリで,容量は24GB,メモリインタフェースは384bitである。これだけならばGeForce RTX 3090 Tiと変わらないが,メモリバス帯域幅は明らかになっていないので,メモリの動作クロックを上げて性能を高めている可能性はある。

GeForce RTX 4090のリファレンスカードである「GeForce RTX 4090 Founders Edition」。シングルファン仕様だが,厚みがかなりあるように見える
画像集 No.004のサムネイル画像 / 「GeForce RTX 4090」の国内想定売価は約30万円から。価格も規模もモンスター級のGPUに

GeForce RTX 4090 Founders Editionのメイン基板(左)。意外にもコンパクトで,電源回路は23フェーズ構成だという
画像集 No.005のサムネイル画像 / 「GeForce RTX 4090」の国内想定売価は約30万円から。価格も規模もモンスター級のGPUに

 一方,GeForce RTX 4080は,冒頭でも触れたとおりグラフィックスメモリ容量12GBモデルと,16GBモデルの2種類をラインナップしているが,明らかになったスペック情報によると,これらのGPUはメモリ容量だけでなく,CUDA Core数も異なる。
 12GBモデルのCUDA Core数は,7680基なのに対して,16GBモデルは9728基と,実に1.26倍も規模が大きいのだ。一方,動作クロックは,12GBモデルが定格2.31GHz,最大2.61GHzなのに対して,16GBモデルはそれぞれ2.21GHz,2.51GHzと100MHz分低い。

画像集 No.006のサムネイル画像 / 「GeForce RTX 4090」の国内想定売価は約30万円から。価格も規模もモンスター級のGPUに

 CUDA Core数の差は,動作クロックの差で相殺するということなのかもしれないが,これだけ回路規模に差があるのであれば,16GBモデルのクロックを上げたうえで,「GeForce RTX 4080 Ti」としてリリースすれば良かったのではないかという気がしなくもない。あるいは,GeForce RTX 4090とGeForce RTX 4080 16GBモデルの間を埋める製品を,別に企画しているのかもしれないが……。

GeForce RTX 4080の16GBモデルと12GBモデルのスペック
画像集 No.007のサムネイル画像 / 「GeForce RTX 4090」の国内想定売価は約30万円から。価格も規模もモンスター級のGPUに

 いずれにせよ,下位モデルのGeForce RTX 4080 12GBでさえ,NVIDIAによる想定売価が16万4800円という代物なので,相応に予算を用意できる人でなければ手が出せない製品ではある。GeForce RTX 40シリーズの購入を検討している人は,しっかりと予算を用意しておいてほしい。

NVIDIAのGeForce RTX 40シリーズ製品情報ページ

  • 関連タイトル:

    GeForce RTX 40

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:04月23日〜04月24日