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  • 発売日:2023/07/14
  • 価格:7990円(税込)
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印刷2022/06/14 07:41

インタビュー

チーム対戦型アクション「エグゾプライマル」の開発者メールインタビューをお届け。開発に至った経緯や本作ならではの魅力を聞いた

 カプコンが2023年に発売を予定している「エグゾプライマル」PC / PS5 / Xbox Series X / PS4 / Xbox One)の開発者メールインタビューをお届けする。本作は,恐竜が突如現れ,人々を襲撃するという独特の世界観で描かれる5vs.5の対戦型PvEアクションゲームだ。
 本日(2022年6月14日)配信された「カプコンショーケース」では,新規PVが公開され,さらにクローズドネットワークテストの実施も告知された。

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 カプコンは本日配信した「Capcom Showcase | 2022.6.14」にて,チーム対戦型アクション「エグゾプライマル」クローズドネットワークテストの実施を発表した。今回のテストは製品の品質向上のための技術検証が主な目的とのこと。本日より特設サイトで参加者募集がスタートしている。※6月14日9:25追記,プレスリリースの情報を追加しました。

[2022/06/14 07:41]

画像集#005のサムネイル/チーム対戦型アクション「エグゾプライマル」の開発者メールインタビューをお届け。開発に至った経緯や本作ならではの魅力を聞いた

 4Gamerは本日の映像配信に先駆け,新規PVを確認し,本作の気になる部分を開発陣にメールインタビューで聞いてみた。開発に至った経緯や本作ならではの魅力,さらにゲームプレイに関する疑問など,さまざまな質問をぶつけたので,ぜひ読み進めてほしい。

画像集#013のサムネイル/チーム対戦型アクション「エグゾプライマル」の開発者メールインタビューをお届け。開発に至った経緯や本作ならではの魅力を聞いた

「EXOPRIMAL」公式サイト



4Gamer:
 エグゾプライマルの開発がスタートしたのはいつごろでしょうか。

開発陣:
 初期構想は2018年になります。そこから技術検証などを経て,現在のエグゾプライマルの開発につながっています。

4Gamer:
 エグゾプライマルはどのようなアイデアから生まれたのでしょうか。また,完全新規IPで行くと決めた理由があれば聞かせてください。

開発陣:
 まず最初にアイデアとして存在していたのは「恐竜」でした。歴史上最強であろう生物である恐竜の脅威を体験してみたい。さらに,その恐竜が数千,数万という数で襲い掛かってくる絶望的な状況をゲーム中で体験できたら,今まで見たことのない迫力を生み出せるのではないかと考えました。

 次に,そんな圧倒的な強さと数を持つ恐竜が襲い掛かってくる,そういった絶望的な状況を打破するには,現代の人間や技術では不可能であり,未知の力(近未来の科学)が必要ではないかと思い,そこから至りました。

画像集#008のサムネイル/チーム対戦型アクション「エグゾプライマル」の開発者メールインタビューをお届け。開発に至った経緯や本作ならではの魅力を聞いた

 「歴史上最強」×「近未来最強」という相反する要素が組み合わさることで,新しい体験,面白さをユーザーに届けられるのではないかと思い,エグゾプライマルのアイデアが生まれたんです。

 新規IPに関しては,初期構想の段階で「過去のカプコンタイトルになかったアクションの気持ち良さに挑戦したい」という思いがありました。モンスターハンターのような強大な1体の敵と対峙するようなゲームではなく,数多の敵とぶつかり合い,打破する気持ち良さを追求したとき,新しいIPの魅力と可能性が生まれるのではないかと考えました。

 さらに,その「圧倒的な数の敵を少数で打破する気持ち良さ」を,ネットワークを介して仲間と共有するユーザーの姿を想像した時に,それが“新規IPとしてのコンセプトになる”という確信になりました。

4Gamer:
 直接プレイヤー同士が戦うPvP,協力して恐竜を倒すPvEではなく,恐竜を倒しつつ他チームとも競う形式になったのはどういった理由があったのでしょうか。

開発陣:
 PvE(エグゾスーツvs恐竜)の中に,PvP(エグゾスーツ同士の戦闘)のシチュエーションが発生することで,よりエキサイティングなゲームになる可能性があること。そして「リヴァイアサンの戦闘テストにプレイヤーが巻き込まれ,戦わされている」というストーリー/世界観との親和性が高いゲームモードを求めた結果になります。

4Gamer:
 エグゾプライマルの開発が進んでいって「ここはほかのゲームにはない面白い要素を生み出せた」と感じたポイントを聞かせてください。

開発陣:
 エグゾプライマルには「リヴァイアサン」と呼ばれるAIが登場します。リヴァイアサンは自身の目的と学習のために戦闘テスト(ウォーゲーム)を繰り返し行い,そこで多種多様なミッションをプレイヤーに出すのですが,その戦闘テストの内容は予測ができません。このAIによる戦闘テスト,それに巻き込まれ,振り回されるというのをゲーム体験としてどのように実現するかに苦慮しました。

 エグゾプライマルでは,プレイするたびにフィールドやミッション,恐竜の出現パターンなどが変わります。プレイヤーはそれに臨機応変に対応することが求められます。その毎回変わるプレイ体験に驚き,楽しんでもらえると思っています。これこそがエグプライマルならではの魅力ですが,それを実現するために,多くの開発期間と多くの人員が必要であり,非常に困難でした。

画像集#003のサムネイル/チーム対戦型アクション「エグゾプライマル」の開発者メールインタビューをお届け。開発に至った経緯や本作ならではの魅力を聞いた

4Gamer:
 確認したムービーによると,“キャンペーン形式ではなくゲームを遊んでいくことでだんだんと世界の謎が解明されていくストーリー展開”とのことですが,具体的にはどのようにストーリーが進行していくのでしょうか。

開発陣:
 エグゾプライマルでは,リヴァイアサンが繰り返し行うウォーゲームにユーザーが巻き込まれることになります。そのウォーゲームがメインモードの「ディノサバイバル」になります。ディノサバイバルをプレイすることでストーリーが進展していきます。繰り返されるウォーゲーム,その無限ループからの脱出方法を探る……というのがストーリーラインです。

 スーツを着ているキャラクターは“プレイヤー自身”になります。ぜひ「自分自身がこの戦闘テストに巻き込まれたら……」という気持ちでゲームを楽しんでもらえればと思います。また,ディノサバイバルのプレイに加えて,ストーリーを深く知ることができる仕組みも用意しています。そちらについては続報をお待ちください。

画像集#004のサムネイル/チーム対戦型アクション「エグゾプライマル」の開発者メールインタビューをお届け。開発に至った経緯や本作ならではの魅力を聞いた

4Gamer:
 “提示されるミッションはプレイヤーの腕前や状況によって変化”とありますが,ミッションの難度はどのように決定されるのでしょうか。

開発陣:
 ディノサバイバルでは,自分を含めて味方チーム5人,敵チーム5人がマッチングし,基本的に「5vs.5」のチーム対戦の形式で遊ぶことになります。ディノサバイバルのルールは「リヴァイアサンが提示するすべてのミッションを相手チームよりも先にクリアした方が勝利」という単純明快なものになっています。

 そのミッション内容は,参加するプレイヤーのゲーム進行状況に応じてリヴァイアサンが決めます。そのため,同じフィールド,同じミッションでも異なる体験が待っています。同じ場所の同じミッションでも,大きな恐竜が連続して襲い掛かってくることもあれば,小型恐竜の大群が複数出てくることもあるかもしれません。

画像集#009のサムネイル/チーム対戦型アクション「エグゾプライマル」の開発者メールインタビューをお届け。開発に至った経緯や本作ならではの魅力を聞いた

 さらに,相手チームのファイターを直接攻撃するシチュエーションが発生するものがあれば,相手チームと協力して10人のファイターで強敵に挑むものなど,バリエーション豊かなミッションがあります。

 ディノサバイバルに参加しているプレイヤーのゲーム習熟度に応じて,設定されるミッションの種類や出現する恐竜のバリエーションが増えていきます。単純に難度が上がるというよりも,さまざまななパターンの戦闘テストが行われるようになるというイメージです。
 また,実力の近いプレイヤー同士でマッチングする仕組みも予定しています。(※ランクマッチのようなものではありません)

4Gamer:
 公開されたReveal Trailerに登場する人間(マッチョな黒人や短髪の女性キャラ,研究者っぽいアジア人男性など)たちがエグゾファイターで,プレイヤーは彼らの中から1人を選んで恐竜との戦いに挑んでいくという認識でよろしいでしょうか。

開発陣:
 彼らはストーリーに大きく関わってくる人物たちで,プレイヤーではありません。前述した通り,スーツを着ているキャラクターが“プレイヤー自身”となります。登場人物の詳細は今後の発表をお待ちください。

画像集#010のサムネイル/チーム対戦型アクション「エグゾプライマル」の開発者メールインタビューをお届け。開発に至った経緯や本作ならではの魅力を聞いた

4Gamer:
 現在エグゾスーツは4種類が公開されていますが,スーツの総数はどれぐらいを予定していますか。

開発陣:
 登場するエグゾスーツの種類については,続報をお待ちください。ディノサバイバルをプレイすると経験値を得ることができ,それによってプレイヤーやスーツのレベルを上げられます。レベルアップによってさまざまな報酬を獲得できるほか,報酬のなかにはエグゾスーツの見た目をカスタマイズさせるものはもちろん,性能を変化させる仕組みも用意しています。そちらについても,詳しくは今後の情報をお待ちください。

4Gamer:
 エグゾスーツのタイプを変更する際,キャラクターが一瞬生身を晒しますが,この状態で攻撃を受けるとダメージが増加するといったデメリットはありますか。

開発陣:
 スーツチェンジはとくに条件を必要としません。文字通り「いつでも」「どこでも」「何度でも」「好きなスーツに」変更できます。ただし,近未来最強のパワーを持つエグゾスーツを脱ぐということは,生身のパイロットで恐竜をはじめとした敵がひしめく戦場に立つということです。次のエグゾスーツが準備できるまでの間,その危険にさらされることになりますので,スーツチェンジのタイミングにはどうぞ気を付けてください。

4Gamer:
 対戦相手のチームメンバーも直接攻撃できるとのことですが,恐竜と同じような感じで攻撃できるのでしょうか。また,相手チームのプレイヤーを完全に戦闘不能にできますか。

開発陣:
 相手チームのエグゾスーツを攻撃することにペナルティはありません。
PvP(他プレイヤーのエグゾスーツとの戦闘)についてはディノサバイバルのミッションで発生します。恐竜とはまた違った,スーツ同士の激しい戦闘が繰り広げられるでしょう。

 エグゾスーツは戦闘不能になると,一定時間後にリスポーンします。(その間に仲間からリコール=助け起こしも可能です)完全に戦場から除外されることはありません。

4Gamer:
 開発スタッフの間で人気がある,または注目してほしいエグゾスーツとリグの組み合わせ,武器,チーム構成などがあれば教えてください。

開発陣:
 チームのスーツ構成やスーツとリグの組み合わせについては,かならずしも「これが正解!」というものは用意しておりません。リヴァイアサンが提示するミッション,その状況に応じてユーザー自身で「こう戦いたい!」というのを考えて構成を決めて楽しんでもらえればと思います。

 基本的にはどのような構成でも楽しめるようにしています。アサルト,タンク,サポートがバランスよくいてもいいですし,回復できるリグ「エイド」を装着したアサルトのみで戦うのも面白いかもしれません。さまざまな可能性をぜひ見出してください。

画像集#011のサムネイル/チーム対戦型アクション「エグゾプライマル」の開発者メールインタビューをお届け。開発に至った経緯や本作ならではの魅力を聞いた

 リグに関しては「戦い方の可能性を広げる」「自分の好きな戦闘スタイルを作る」という役割になっています。戦場を動き回って戦いたいなら「デッドアイ×カタパルト」,堅牢なタンクを実現したいなら「ロードブロック×エイド」などのように,「スーツ×リグ」のさまざまな組み合わせを試して,自分の好きな戦闘スタイルを追求してください。

 「ロードブロック×カタパルト」であらゆるファイターを守るように戦場と飛び回るタンク……というのも面白いかもしれません。開発メンバーでプレイする際も,毎回異なるスーツ構成,「スーツ×リグ」の組み合わせで楽しんでいます。

4Gamer:
 ディノサバイバルモードで提示されるミッションは,出撃される前に確認できる形式でしょうか。それとも出撃後の進行によって発生するミッションが変わったり,完全ランダムでミッションが発生するケースもあるのでしょうか。

開発陣:
 ミッションを事前に知ることはできません。ディノサバイバルに参加し,実際にフィールドに降り立ってから,ミッション内容が分かるようになっています。稀に進行中のミッションを中断して,リヴァイアサンからのスペシャルなミッションへの招待があるかもしれません。

4Gamer:
 登場する恐竜は総勢何種類ぐらいを予定していますか。またリアル路線の恐竜(ティラノサウルス,トリケラトプスなど)が多いのか,それともガス・ネオソー,スナイパー・ネオソーのような,ゲーム的なギミックが付加された恐竜の方が多く用意されているのでしょうか。

開発陣:
 登場する恐竜の種類については,続報をお待ちください。各恐竜の見た目やイメージから,アクション面で遊び/役割を持たせるようにしています。それにより恐竜によって攻略(プレイヤーアクション,エグゾスーツの有利/不利)が異なるようにしていますが,完璧に攻略をしないと倒せないといったようにはしていません。

4Gamer:
 お気に入りの恐竜,ゲーム内のギミック的に面白い動きをする恐竜がいれば教えてください。

開発陣:
 ティラノサウルスは,奇をてらわずに強くてカッコよく,堂々とした王者の風格漂う姿で描けたと思います。桁違いの咬合力(こうごうりょく)で,エグゾスーツですら簡単に噛み砕かれてしまうでしょう。
 トリケラトプスは暴走トラックがコンセプトで,縦横無尽に走り回り,大きな角でエグゾファイターたちを狙ってきます。今までにないユニークな恐竜像が描けたと思っています。

画像集#012のサムネイル/チーム対戦型アクション「エグゾプライマル」の開発者メールインタビューをお届け。開発に至った経緯や本作ならではの魅力を聞いた

4Gamer:
 味方として出現する恐竜はいますか。

開発陣:
 ディノサバイバルではリヴァイアサンが「ドミネーター」という特殊なリグを出現させることがあります。ドミネーターを使用すると,プレイヤーが恐竜を召喚し,操作が可能になります。その恐竜の圧倒的なパワーで相手チームを妨害することができます。

4Gamer:
 クローズドネットワークテストで注目してほしいポイントはどこになりますか。

開発陣:
 クローズドネットワークテストで遊べるディノサバイバルは,製品版とは異なる専用の内容になっています。限られたミッション,フィールド,恐竜で構成されています。また,スーツとリグに関しても同様です。

 これらはゲーム全体のごく一部になりますが,「最凶を最強でぶっ潰す(絶望的な状況を仲間との協力プレイで打破する爽快感)」というエグゾプライマルのコンセプトを体験するには十分な内容になっています。ぜひ,その圧倒的な数の恐竜と,エグゾスーツがぶつかり合う「マッシヴな」アクションに注目してもらえればと思います。

画像集#006のサムネイル/チーム対戦型アクション「エグゾプライマル」の開発者メールインタビューをお届け。開発に至った経緯や本作ならではの魅力を聞いた

4Gamer:
 クローズドネットワークでは,どのようなプレイスタイルで恐竜討伐に向かえば,エグゾプライマルの魅力を体験しやすいでしょうか。できればアクションが苦手な人,得意な人向け,それぞれにアドバイスをいただければと思います。

開発陣:
 エグゾプライマルのゲーム紹介に出てくる「臨機応変に判断」や「ロール」,「仲間との協力/連携プレイ」と聞くと難しいゲームのように感じるかもしれませんが,実際にはもっとカジュアルです。

 登場する各エグゾスーツは,シンプルな操作でそれぞれの特性を生かした強力な攻撃やスキルを繰り出すことができ,それによって爽快感のあるプレイを体験できるでしょう。ディノサバイバルも,リヴァイアサンのナビゲーションによって初めてでも迷うことなくプレイを進められると思います。

 クローズドネットワークテストにはチュートリアルや訓練所を用意しております。まずはそちらでスーツ操作や性能を試してみましょう。最初はいろいろなスーツに着替えることは考えず,自分好みのスーツを見つけて,それを使い続けることを意識するといいでしょう。

自分好みのスーツを見つけたら,ディノサバイバルに参加してみましょう。最初は恐竜が怖いかもしれませんが,心強い仲間が一緒にいるので臆せず立ち向かいましょう。戦闘を繰り返すうちに自ずと立ち回りがわかってくると思います。

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