「Temtem」のアーリーアクセスが1月21日に開始。ペットモンスターの育成やバトルをフィーチャーしたポケモン風MMORPG

　スペインをベースにするスタジオCremaは，2018年7月にクラウドファンディングのキャンペーンを行ったMMORPGプロジェクト「Temtem」（PC / PS4 / Xbox One / Nintendo Switch）の，一般向けアーリーアクセス版を2020年1月21日に公開するとアナウンスした。

　オンライン販売サイトHumble Bundleのフルサポートを受けた本作は，Airborne Archipelago（エアボーン諸島）と呼ばれる6つの島に分かれた大陸で，“テムテム”のトレーナーとして成長していく少年少女を主人公としている。
　テムテムとは，この世界に住むモンスターのことで，これらを捕まえては育成し，各地を旅しながら野生のテムテムや他のプレイヤー，そして悪の軍団Clan Belsotoとバトルを行い経験値を得て，最終的には8つの道場のリーダーに勝利することで究極のトレーナーになることを目指していく。


　実際に“ポケモンにインスパイアされている”とSteamの公式ストアページ（https://store.steampowered.com/app/745920/Temtem/）に記載されているほど設定が似ている「Temtem」。正式ローンチ時点で，属性の異なる140種以上のテムテムを用意する計画になっているようだ。バトルは双方の所持する最大10匹のテムテムが表示され，そこからお互いに相手のテムテムを1匹ずつ除外していくことで，最終的に戦闘を行う4匹のテムテムを選択するという仕組みになっている。
　戦闘の行方を左右するランダムや要素は全て廃止され，ストラテジーに絞ったバトルシステムを構築しているとのことだ。また，自分の持ち家のインテリアを楽しんだり，複数のミニゲームを遊んだりもできるという。


　トゥーンシェーダを使ったアニメのようなグラフィックスは，全体的に可愛らしくまとめられており，老若男女が楽しめそうな雰囲気だ。ビジネスモデルが詳しく紹介されていないのは気になるが，月額制にすることはなく，Pay-to-Win型のマイクロトランザクションにも頼らないと明言されている。
　ポケモン風のPCゲームは過去にもリリースされているが，この「Temtem」はNintendo Switchを含めるコンシューマ機向けのリリースも念頭に置かれているとのことで，より大きなファン層にアピールできるかもしれない。

「Temtem」公式サイト（英語）