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「ディアブロ IV」,スキルの選択・割り当てや,「Keyed Dungeons」とリフトの違いなどさまざまな項目について開発者がコメント
アメリカ時間の11月1日から2日にかけて開催されたBlizzCon 2019で正式発表となったディアブロ IVは,「ディアブロ II」の世界観に近いダークなゴシックアートを前面に出したものとなる。マウントを使って移動できる広大なオープンワールドマップとなることで,非直線的なキャンペーンが楽しめるという,これまでとは大きく異なる進化を遂げているのも特徴である。現時点では,スキルが見直されたバーバリアンとソーサレスに加えて,久々にドルイドが登場クラスとして発表されているが,最終的には5種類のクラスでのローンチとなる予定だ。
キム氏のエントリーは「『ディアブロ IV』のシステムデザイン(パート1)」と題したもので,基本的なゲームシステムのデザインについて,正式発表以降にファンから寄せられた感想や意見に答える形で,いくつかの項目について解説が行われている。要約すると,以下のような内容だ。
・アイテムの種別
まだファンのフィードバックを読み込んでいる最中で,ベースアイテムをどのように複雑化させていくべきかや,どこまでプレイヤーのカスタマイズを開放すべきかという点をチーム内で協議している。今後もファンの間で話し合いを続けてほしい。
・エンシェント・アイテム
コミュニティからは,新たなエンシェントアイテムについての明確な目的がよく分からないという意見が多かったが,説明が足りていないのは認識している。現在はまだ改良中であり,今後のアイテマイゼーションに関するアップデートで話せるようにしたい。
・スキルは自由選択
BlizzCon 2019では特定のスロットにスキルがロックされていたからファンが混乱してしまったようだが,「ディアブロ III」にオプションとして存在していたスキル選択モード(Elective Mode)は継承している。
・エンドゲームの成長システム
キャンペーン終了後のエンドゲームにおいて,プレイヤーキャラクターのレベルアップを制限するか,それとも無制限に行えるようにするかについては,まだ答えを出していない。「エンドゲームではプレイヤーのスタイルに合わせた選択が行える,明確なシステムを構築していく」という開発コンセプトに合わせた決定を行うことになるだろう。
・パワーソース
プレイヤーキャラクターのレベル,スキル,そしてランクをしっかりと考慮した,よく混在した「パワーの源」を提示できるよう改良中。ただ,パワーのほとんどをアイテムに依存するようにしないことは明確にしておきたい。
・Keyed Dungeons
Keyed Dungeonsが,前作の「リフト」とどう違うのかという質問を多くいただいたが,Keyed Dungeonsはダンジョンの特性を通して階層が上がるにつれて,より困難なチャレンジをプレイヤーに与えることになる。これらのKeyed Dungeonsは,どのようなモンスターが待ち構えているのかや,発生するイベント,ダンジョンの構造そのものが,ある程度は事前に提示されるダンジョンであるため,リフトよりも,持ち合わせの武器やスキルをカスタマイズしたうえで戦略的に戦えるようなものになるだろう。
エントリーの締めでキム氏は,ディアブロ IVの設計プロセスにゲーマーコミュニティが深く関われるようにしたいとの展望を述べている。
とにかくプレイしてみないことには……というファンは多いはずだが,BlizzCon 2019の会期中に「早くても2020年末のβテスト」について開発チームが匂わせていたという話もある。多くのファンが実際にプレイできるのは,まだ先のことになりそうだ。
Blizzard Entertainment公式サイトの「『ディアブロ IV』のシステムデザイン(パート1)」ページ
「ディアブロ IV」公式サイト
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