これによりゲッティイメージズは,「グランツーリスモSPORT」を使用したFIA(国際自動車連盟)認定の「グランツーリスモ チャンピオンシップ」の公式フォトエージェンシーとなり,グランツーリスモのオンラインイベントやワールドツアーのライブイベントにおいて,ゲーム内の写真撮影を担当することになる。
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今回は,フォトエージェンシーの1人として任命された,ゲッティイメージズのスポーツフォトグラファーであるクライブ・ローズ氏にメールインタビューを行ったので,その内容をお届けしよう。
4Gamer:
ローズさんは,今回の契約を経て「グランツーリスモ」チャンピオンシップの公式カメラマンとなりましたが,このお話が来たときはどのように思いましたか。
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とても光栄に思いました。以前からグランツーリスモのファンだったので,このゲームと関わる仕事ができるのは非常にエキサイティングなことです。
4Gamer:
ゲームの中でカメラマンをするということについて,どう感じていますか。
ローズ氏:
とてもやりがいがあります。現実世界では,安全上や物理的な理由よる制約の中で仕事をしなければならず,そういった状況下での撮影にプロとしてのキャリアのすべてを費やしてきました。おそらく多くの写真家がそう感じると思いますが,バーチャルな空間はとても開放的なんです。
4Gamer:
スポーツフォトグラファーとしての経験は,ゲーム内の撮影でも生かされているのでしょうか。
ローズ氏:
グランツーリスモの仕事では,ほとんどのコンテンツを素早く仕上げる必要があります。時間的な制約が最小限に抑えられているイベントでのライブ撮影なので,正しいショットを最速で選ぶことが何よりも重要です。私は現実世界のサーキットと同じように,ゲーム内のバーチャルサーキットも学んできたので,そういった経験は,締め切りに追われているときのショット選びにも大いに役立っています。
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4Gamer:
ゲーム内の撮影はリアルタイムで行うのでしょうか。
ローズ氏:
レースのリプレイを元に作業を行っています。将来的には,画像を“ライブ”で編集してスピードアップできるようになればいいなと思っています。次世代のハードウェアが何をもたらすのか,本当に楽しみですね。
4Gamer:
ゲーム内で撮影したデータは,どのように編集されるのでしょうか。
ローズ氏:
ゲーム内のツールのみを使用して,できるだけ実生活に近い外観と感触を実現しようとしています。もちろん,PhotoshopやLightroomなどのフォトイメージングソフトを使ってもいいのですが,グランツーリスモの画像制作ツールはとても優秀で,イメージをそのまま再現してくれるんです。
グランツーリスモのゲーム内カメラツールは,現時点では最高のものだと言っても過言ではありません。ただし,新世代のハードウェアが近づいている今,これも古い技術になるかもしれないというのは,念頭に置いておく必要があります。
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4Gamer:
現実のモータースポーツを撮影するのとでは何が違いますか。
ローズ氏:
サーキットを歩いていないことや,環境に左右されないことが主な違いになりますが,ほとんどの面において,現実での撮影と同じです。何年にもわたって現実世界のサーキットを撮影してきた技術と知識を,バーチャルでの撮影にも活かせています。
ただし,バーチャル世界では無限の選択肢があっても,無限の時間があるわけではないので,慎重にショットを選択しなければなりません。また現実世界でのノウハウより,時間帯やアクションスポットの位置を把握しておくことが役立ちます。
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4Gamer:
レース写真を取る上で一番意識しているポイントはどこでしょう。
ローズ氏:
モータースポーツのライブ撮影では,「場所をとらえる」「瞬間をとらえる」「見た人を感動させる」という3つの点を重視しています。レースが行われる場所の象徴的なビジュアルアイコンを背景にクルマをとらえることはとても大切ですし,レースのストーリーを物語る一瞬を専門家の目でとらえることも重要です。
写真にできることは,人々が見落としていたものを見せたり,見慣れたイベントを別の角度から見せたりすることなので,このような瞬間を捉えるためには,スポーツやアスリートについての知識を持っておくと便利です。
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4Gamer:
ローズさん自身はゲームをプレイされるのでしょうか。
ローズ氏:
ゲームに対する本当の意味での愛着や理解がなければ,この分野で働くのは難しいと思います。VIC-20から最新世代のゲーム機まで体験していて,その中でも好きなゲームをあげるとすれば,最近だと「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」や「DEATH STRANDING」,あと「ファンタシースター」シリーズもお気に入りです。
4Gamer:
eスポーツにも興味があるとのことですが,カメラマンの目を通してみるeスポーツはどのように映りますか。
ローズ氏:
ゲッティイメージズは,eスポーツという文化が生まれた当初から追い続けてきました。少し前までは,試合やレースの勝敗に対する選手の反応などにスポットを当ててきましたが,これからは観客を含め,このシーンを作り上げるものすべてが重要になってくると思います。そういう意味では,現実世界のスポーツとの類似性は非常に興味深いですね。
4Gamer:
ありがとうございました。


























