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「Vampire: The Masquerade - Bloodlines 2」のストーリー要素を開発者が紹介する映像公開
「Vampire: The Masquerade - Bloodlines 2」公式サイト
「Vampire: The Masquerade - Bloodlines 2」は,Paradox Interactiveが権利を持つテーブルトップRPG「World of Darkness」を原作としたアクションRPGで,多くのプレイヤーに期待されていたものの,2020年に開発を委託していたデベロッパとの契約打ち切りが発表されていた。
しばらく沈黙が続いたが,2023年9月,ようやくThe Chinese Roomが開発を担当することが明らかになり,2024年秋の発売を目指して開発を再開。公式サイトでは,何度か進捗状況が報告されていた。
ちなみにThe Chinese Roomは,「Dear Esther」(2012年)や「Everybody's Gone to the Rapture」(2015年)など,個性的なナラティブアドベンチャーで知られるイギリスのスタジオだ。
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「Vampire: The Masquerade - Bloodlines 2」のストーリー設定やゲームシステムについては,これまでもE3 2019のレポート記事などで紹介してきたが,それがどのように変化したのか(あるいは,していないのか)についてはハッキリしない。
ヴァンパイアたちの抗争が勃発したシアトルの裏社会という舞台設定に変わりはないと思われるが,今回のトレイラーではプレイヤーキャラクターの「ファイア」(Phyre)が紹介されており,前作までのように,プレイヤーが自分のキャラクターを作るというシステムは変更された模様だ。
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The Chinese Roomのゲームデザイナー,イアン・シェファード(Ian Shepherd)氏は,ニュービーのキンドレッドたちが跋扈して覇権を争うシアトルは微妙なバランスのもとに成り立っているが,ヴァンパイアとして豊かな経験を持つエルダーが登場するという状況の変化から波紋が広がっていくと解説している。
ファイアは目覚めたばかりで,能力が完全に復活していない状況でゲームが始まるが,このあたりの設定は,2004年にリリースされた「Vampire: The Masquerade - Bloodlines」に通じるところがある。久しぶりに戻ってきた世界の変わりように対応しながら物語を進めていくという流れは,ナラティブデザインに定評のあるThe Chinese Roomの得意とするところだろう。
シェファード氏はさらに,ファイアが“シンブラッド”(Thin‐Bloods)というタイプに属するファビアン(Fabien)を吸収することで,彼をガイドとして立ち回ることになると述べている。エルダーが持つ,「獲物の感情を読み取る能力」がプレイに生かされることを示唆しているようだ。
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今回の映像ではさらに,ルー(Lou)やウィレム(Willem)といったキャラクターとの会話シーンなども確認できるが,現段階で本作はポストα,つまりα版からβ版への移行過程にあるとのこと。マルチエンディングなど,充実した内容の作品になりそうなので,ファンは発売を楽しみにしよう。Steamのストアページによると,インタフェースとテキストが日本語に対応するという。
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- 関連タイトル:
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