ウィザードリィ風の正統派ダンジョンRPG「Operencia: The Stolen Sun」，PCとXbox One向けに3月29日リリース決定

　ハンガリーに拠点をおくメーカーのZen Studiosが，新作タイトル「Operencia: The Stolen Sun」を発表し，PCとXbox One向けに2019年3月29日にローンチすることを明らかにした。合わせて最新トレイラーが公開されている。


　「Operencia: The Stolen Sun」は，太陽の王“Napkiraly（ナプキラリ）”が謎の勢力によって誘拐されてしまい，永遠の闇に陥ってしまった世界“オペレンシア”を舞台とした，一人称視点のダンジョンRPGだ。ハンガリーを中心としたヨーロッパ中部に伝わる伝承をモチーフとし，プレイヤーは隠された王家の墓や世界樹，さらには青銅の森から神々の地まで旅をしていくことになるという。


　ゲームシステムは，“ダンジョンクローラー”と呼ばれる「ウィザードリィ」ライクなもので，戦闘もターン制を採用したクラシカルなもの。Zen Studiosは本作を「オールドスクールなゲームを現代風にアレンジした」と位置付けており，Unreal Engine 4で作り上げられた美しい世界の中を探訪し，モンスターとの戦闘やパズルなどの解決を楽しむものになるという。


　PC版については，以前よりSteamにストアページが用意されており，2020年にリリース予定と記載されていたものの，PC版のダウンロード販売はEpic Gamesストアの独占が決まったとのこと。おかげでリリースが早まったのだとすれば，プレイヤーにとってはうれしい話かもしれない。


　2008年から続く「Zen Pinball」シリーズなど，Zen Studiosは比較的カジュアルな雰囲気のゲームを多く手掛けてきたメーカーで，RPGのようなコアゲーマー向けの本格派ゲームを作るのは初めてのことだが，クラシカルなスタイルを好むRPGファンなら，チェックしておきたい1作といえる。今のところ日本語版の予定はないようだが，続報に期待したい。

「Operencia: The Stolen Sun」公式サイト