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  • フリュー
  • 発売日:2018/10/04
  • 価格:パッケージ版/ダウンロード版4980円+税
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勇者さまーランドが本日開園! 南の島のテーマパークで繰り広げられるコメディRPG「WORK×WORK」プレイレポート
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印刷2018/10/04 00:00

プレイレポート

勇者さまーランドが本日開園! 南の島のテーマパークで繰り広げられるコメディRPG「WORK×WORK」プレイレポート

 フリューは,Nintendo Switch用ソフト「WORK×WORK」を本日(2018年10月4日)発売する。本作は,南海の島にあるテーマパーク「勇者さまーランド」を舞台に,ダメバイトとオレ様王子がドタバタ活劇を繰り広げる,コメディタッチのRPGだ。

画像集 No.015のサムネイル画像 / 勇者さまーランドが本日開園! 南の島のテーマパークで繰り広げられるコメディRPG「WORK×WORK」プレイレポート

 主人公となるのは,何をやってもうまくいかない,労働意欲の低いダメバイトの「ポチ夫」。そんなポチ夫がアルバイトとして働く勇者さまーランドに,王位継承権1位から18位に落ちてしまったエルリック王子,通称「18」がやって来るところから物語が始まる。

口から出まかせ感満載の,勇者さまーランドの謳い文句。この時点で,すでに怪しさ爆発
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勇者さまーランドにやって来て,あれよあれよという間にアルバイトにさせられたポチ夫。多額の借金を背負わされ,辞めるに辞められない状況に。どう見ても罠です。本当にありがとうございました
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 18の目的は,勇者さまーランドにいる「魔王」を倒して,王位継承権1位の座に返り咲くこと。しかし,本来はアトラクションに過ぎない勇者さまーランドに,本物の魔王がいるはずもない。なぜか18に気に入られてしまったポチ夫は,上客である王子の機嫌を損ねないため,仕方なく話を合わせて18をツアーに案内することに……。

第18王子に転落してしまった,通称18ことエルリック王子。魔王を倒そうと,やる気満々
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 4Gamerでは,本作のプロデューサーを務めるフリューの山中拓也氏とグラフィックスを手がけた今川伸浩氏へのインタビューを掲載しているが,今回はそのプレイレポートをお届けしよう。

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 フリューが2018年10月4日に発売予定のNintendo Switch用ソフト「WORK×WORK」。これまでも数多くの名作を手がけてきたスタッフ達が「今,作りたいRPG」を目指して開発したという本作について,プロデューサーの山中拓也氏と,グラフィックスの今川伸浩氏に話を聞かせてもらった。

[2018/09/14 17:00]

「WORK×WORK」公式サイト



福利厚生が最悪の勇者さまーランドで,お客様のお手伝い


 勇者さまーランドのインストラクターとして働いているポチ夫の仕事は,ランドに遊びに来たお客様(勇者さまーと呼ぶ)をツアーに案内し,バトルの手助けをして,ダンジョンを攻略すること。勇者さまーランドでは,インストラクターごとに誰を担当するかが決まっており,ゲームを進めると個性豊かなキャラクターが,ポチ夫担当の勇者さまーとして登場する。

勇者さまーランドの全景。新しい勇者さまーが到着したら,エントランスでお出迎え
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 大まかなゲームの流れは,そんな勇者さまーから4名を選んでツアーに出発するというもの。ツアーによっては,必ず参加する“ご指名”の勇者さまーもいるが,誰を連れていくかは基本的に自由だ。勇者さまーには「せんし」「ヒーラー」など,それぞれ希望のロール(役割)があるので,バランスのいいパーティ編成を心がけよう。

出発ロビーでツアーを選び,どの勇者さまーを連れて行くかを決めよう
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 ツアーを有利に進めるために,勇者さまーにはポチ夫が自腹で購入した武器をレンタルすることができる。武器ごとに属性や使えるスキルが異なるので,ダンジョンに出現するモンスター(という名の従業員)に合わせて選んであげるといいだろう。また,これまたポチ夫が自腹で購入した回復アイテムなどをポーチに入れて持って行けるので,出発前に身銭を切ってしっかり準備しておこう。

勇者さまーに気持ちよく戦ってもらうために,自腹で武器やアイテムを用意しておくべし
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 ツアー中は,バトルやイベントなどが設定されたダンジョンパネル上を1つずつ進行していく。バトルは勇者さまーが自分で判断して行動するオートバトルとなっており,ポチ夫はそれを見守りつつ,要所で作戦の変更を指示したり,回復アイテムを使ったりして,勇者さまーをサポートしてあげるのだ。バトルに勝利すると宝箱が出現することがあり,おたからを入手できる

ツアー中はダンジョンパネルを1つずつ進んでいく。道が途中で分岐していることも
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モンスターがいるパネルではバトルが発生。戦況を見極めて,勇者さまーを的確にサポート!
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勇者さまー達はバトル中,勝手におしゃべりしており,特定のセリフが連続すると強力な「チャットスキル」が発動する。それにしても,かいぼり大作戦とは一体……
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 おたからはポチ夫が持ち帰ってもいいが,勇者さまーにあげると満足度が上がり,それに応じてツアー終了後にもらえる報酬もアップする。ツアーの最後に登場するボスを見事倒すことができれば,ダンジョンクリアだ。勇者さまーにレンタルする武器には耐久度があり,運が悪いとツアー終了時に壊れてしまって赤字になることも。もちろん,誰も弁償してくれないので,もう一度自腹で買い直すしかない。なんてヒドイ職場だ!

持ち帰ってきたおたからは,自分の部屋に飾ることもできる。ううっ,わびしい……
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 勇者さまーは,バトルに勝利すると手に入る「モンコイン」を集めることでレベルアップし,少しずつ強くなっていく。基本,見ているだけのオートバトルなんて楽勝じゃん! と思う人もいるかもしれないが,中盤以降はしっかりレベルを上げていかないと,苦戦すること間違いなしだ。

 また,勇者さまーのツアー満足度に応じてもらえる「イイネ」が一定量に達すると,ポチ夫自身のインストラクターレベルが上がり,ポーチのスロット数が増えたり,バトル中の割り込みアクション使用後の待機時間が減少したりする。勇者さまーは一緒にツアーをこなすことで「なかよし度」が上がり,サブクエストが発生したり,キャラスキルが強化されたりするので,何度もツアーに挑戦して,ポチ夫と勇者さまーを鍛えよう。

ボスを倒すとツアー終了。ツアー満足度に応じて報酬がもらえ,勇者さまーやポチ夫がレベルアップ
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楽しく笑ってちょっぴり泣ける,それでいて不穏な独特の世界観


 ラバーストラップのようにグネグネと動く可愛らしいドット絵と,陽気で楽しい音楽が魅力的な本作だが,何よりも楽しいのは,次々と登場するヘンテコなキャラクターだ。どう見てもラッコなのに,ラッコ扱いされると全力で否定する「ラッコ先輩」や,犬のくせに18よりも上位の王位継承権17位を持つ「ぷっぷ」など,設定を見ただけで思わず吹き出してしまうキャラクターがてんこ盛りだ。

いやいや,どう見てもラッコでしょ……
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 キャラクター同士の掛け合いも楽しく,中でも18の王位継承権が下がってから,やたらと絡んでくるようになった第16王子の「メル」と18の茶番劇は,筆者のお気に入り。こう書くとメルが嫌味なヤツのように思われるかもしれないが,そんなことはなく,18は18でわがままなだけの人間ではないことが,少しずつ分かってくる。物語を進めるにつれ,どのキャラクターにもどんどん愛着が湧いてくるのだ。

顔を合わせるたびに繰り返される,18とメルの茶番劇。いわゆる天丼ネタってやつですね
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 一方のポチ夫は基本的に3択(ときどき2択)でしか話さないため,その胸の内ははっきりとは分からないが,母親から届いた手紙を読んだときにはホロリとさせられた。こんなのズルいよ……。
 しかし,一見するとほんわかしており,たまにちょっとイイ話もある勇者さまーランドだが,その裏には大きな秘密が隠されており,それが何かの拍子に見え隠れするのがなんとも怖い。どうやらそれは,18が探している“本物の魔王”と関係がありそうなのだが,先の読めないストーリー展開にハラハラさせられる。

おっしゃるとおりです
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 ユーモアにあふれた世界観と油断のならないストーリーが絶妙にブレンドされた「WORK×WORK」。子供向けのように見せかけて,実は大人のほうがより深く味わえそうな,独特で唯一無二の風情を持ったゲームに仕上がっている。興味を持った人は,ぜひ遊んでみてほしい。マスコットの「ウミウシちゃん」も,あなたのご来園をお待ちしています。キュピーッ!

可愛いウミウシちゃんもいる勇者さまーランドに,ぜひ一度遊びに行こう!
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