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作曲&編曲を担当の景山将太氏によるミニライブも披露された「ポケモン ピカ・ブイ」サウンドトラック発売記念イベントをレポート
「ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・イーブイ」公式サイト
池袋サンシャインシティは,ポケモンシリーズの公式ショップである「ポケモンセンターメガトウキョー」も設置されている,ファンにとってはいわゆる“聖地”の1つ。そのため,イベントが行われた噴水広場には,ポケモングッズを身につけた多数のファンが集まった。
「ピカ・ブイ」は,シリーズ初代にあたる「ポケットモンスター 赤・緑」の特別版,「ポケットモンスター ピカチュウバージョン」をNintendo Switch向けにリメイクしたタイトルだ。
今回のイベントには,そんな「赤・緑」で楽曲制作を担当し,「ピカ・ブイ」では制作ディレクターを務めた増田順一氏と,ゲームに収録された楽曲の作曲および編曲を行った景山将太氏が登壇し,ゲームや楽曲の制作に関する裏話が語られたほか,オリジナルアレンジの生演奏も披露された。
「ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・イーブイ」ディレクターの増田順一氏 |
「ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・イーブイ」で作曲と編曲を担当した景山将太氏 |
トークで最初に取り上げられたのは「ピカ・ブイ」の制作についての話題だ。増田氏は本作のコンセプトに関して「(赤・緑は)白黒のドット絵でした。それをどう3Dで表現するか,という部分を話し合いました」と述べ,「全体的に優しく,当時を思い出させるようなタッチになるよう,気をつけて作りました」と続けた。
また,楽曲のアレンジを景山氏に依頼した理由は,「自分の作った曲を,今の時代に合った形にしてくれるのは,やはり,一番ポケモンのことを分かっている景山将太しかいない」と断言した。長くシリーズに携わっている両氏の,お互いの信頼の深さを感じさせる言葉だった。
また,増田氏は来場者への「ちょっとしたお願い」として,本作をプレイする際には「ぜひテレビで遊んでほしい」と述べた。景山氏によれば,本作はテレビでのプレイを想定して楽曲を制作しているとのことだった。
トークが落ち着くと,バイオリニストの白須 今氏と,ギタリストの堤 博明氏がステージに登場し,ゲームのタイトルで流れるおなじみの「オープニングデモ」や,主人公が訪れる「街の曲」のメドレー,さらに,本作で初登場した楽曲「GOパーク」と「捕獲」の生演奏を披露した。
バイオリニストの白須 今氏 |
ギタリストの堤 博明氏 |
バイオリン,ピアノ,ギターというスッキリしたアンサンブルだったが,シンプルであるだけに細やかなアレンジがはっきりと聴き取れるライブだった。ちなみにCDには,「ポケットモンスター ピカチュウバージョン」のオリジナルも収録されているので,聴き比べてみるのも面白いだろう。
最後に,「ポケモンセンター」のテーマ曲を来場者の手拍子を交えながら演奏し,イベントは終幕となった。演奏の模様は,増田氏がTwitCastingを使って配信している。楽曲を聴いてみたいという人は,ぜひアーカイブをチェックしてほしい。
「ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・イーブイ」公式サイト
- 関連タイトル:
ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ
- 関連タイトル:
ポケットモンスター Let's Go! イーブイ
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(C)2018 Pokémon. (C)1995-2018 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
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