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ブースターパック第3弾「橙光の一閃」の最新情報が発表。初の全国大会の開催も明らかにされた「白猫TCG フェスティバル」をレポート
本作は,同社によるスマートフォン向けアクションRPG「白猫プロジェクト」(iOS / Android)を原作としたTCGだ。今回のイベントは,8月から9月にかけて行われたファン交流イベントに続く,3回目の大型イベントとなる。
イベント会場では,本作のサポーターである声優陣との対戦が楽しめる特設ブースや,フリー対戦ブースなどのコーナーが多数用意されたほか,最新ブースターパックをはじめとする最新情報の発表が行われた。本稿においては,2回に分けて行われた「最新情報発表ステージ」の内容を中心に,イベント全体の様子をお伝えしていく。
「白猫プロジェクト トレーディングカードゲーム」公式サイト
「白猫TCG フェスティバル」公式ページ
会場はいくつかのブースに分けられ,それぞれに異なる催しが実施されていた。来場者には1枚ずつスタンプカードが配布されており,各ブースを体験することでスタンプとPRカードがもらえるということで,多くのプレイヤーが積極的にブースを回っていた。
ブースターパック第3弾は「橙光の一閃」
最新弾では第6のルーン“橙色”が登場
最初に発表されたのは,最新ブースターパックの情報だ。KMP氏は壇上で,ブースターパック第3弾「橙光の一閃」を2017年11月23日に発売することを明らかにした。
KMP氏によると,第3弾にあたる「橙光の一閃」には“第6のルーン”として橙色ルーンが登場するとのこと。橙色の特徴として,追加のソウルを支払うことで発揮できる強力な登場効果,ルーンからキャラクターを登場させる新ギミックなどが挙げられている。中心となる職業はアーチャーとのことで,職業にフォーカスしたデッキがより強化されそうだ。
また,既存の5色については,主に職業単体デッキを強化する方向での新カードが収録されるようだ。第2弾に登場したSRキャラクターの覚醒カードも含まれているとのことで,既存デッキをより強化したい人にとっても重要なパックになるかもしれない。
イラスト面では発売時期に重なる“秋冬”をテーマにしたものを多数収録するとのこと。会場で公開されたイラストには,パッケージを飾る「ブラッド」をはじめとした「白猫」シリーズファンにおなじみのキャラクターも見受けられた。
新パックに続いては,本作としては初となる他作品とのコラボ情報が明らかにされた。コラボ相手は,同社が展開するスマートフォン向けクイズRPG「魔法使いと黒猫のウィズ」だ。こちらの詳細は今のところ不明だが,ストラクチャーデッキとしての発売を予定しているとのこと。「黒猫」側からどんなキャラクターが登場するのかは,今後の発表を楽しみにしておこう。
製品情報に続くのはイベント情報だ。こちらでは,「白猫TCG」初となる全国大会「白猫TCG エキサイトアリーナ」を2018年3月25日に開催予定であると発表された。
本大会は,シングルプレイヤー用の「LIGHT FLAME BATTLE CUP」,タッグで参加できる「ツインスターバトル」,女性専用の「QUEEN CUP」の3つのレギュレーションに分割されている。各レギュレーション別に優勝者(優勝チーム)を決定する形になるようだ。
タッグバトルに関しては専用ルールが適用されるとのことで,その詳細は発表後に行われたステージ「なりきりタッグバトル」にて公開された。今回の大会に限らず,今後は本レギュレーションを用いたイベントも開催されるかもしれないので,タッグで遊んでみたいプレイヤーはルールを確認しておこう。
以上の情報が発表された後,今後の展開をまとめたロードマップが公開された。2018年以降にもさまざまな新展開が用意されているので,イベント等に参加したい人はしっかり確認しておこう。
■「白猫TCG」ロードマップ
◯2017年11月
・23日:第3弾ブースターパック「橙光の一閃」発売
・カードプロテクター3種発売「ティナ」「フラン」「キャトラ」
・ギルドパーティー開催(東京)
◯2017年12月
・Game Market参加
(KMP氏による「嘘キャトラ」対戦イベント)
◯2018年1月
・第3弾ストラクチャーデッキ 1種発売予定
・白猫&黒猫コラボストラクチャーデッキ 発売予定
◯2018年2月下旬
・第4弾ブースターパック「茶熊学園(タイトル仮)」発売予定
◯2018年3月
・25日 白猫TCGエキサイトアリーナ 開催
ロードマップには書かれていないが,今後は公式サイトの閲覧性向上と,カードリストの実装も予定しているとのこと
ブースターパック第4弾「茶熊学園」には
ルカ,ルウシェ,リリーが“if枠”で登場決定
ひとまず最初の発表は終了したが,これで終わりではない。ここからは同日の17:45に行われた2回目の発表ステージの情報をお伝えしていこう。
第2回のステージでは,会場で行われていたブースターパック第4弾「茶熊学園(タイトル仮)」の“if枠”登場キャラクター投票の開票が行われた。ベスト3以内には描き下ろしイラストが用意されるとあって,その様子を見守るファンの眼差しは真剣だ。
開票の結果,ルカ,ルウシェ,リリーがトップ3を飾り,ブースターパックでの描き下ろしが確約された。全票数を合計すると1600以上に達したとのことで,得票数を見るに4位以下とは僅差だったようだ。
しかし,そこで納得いかないのは4位以下に投票した来場者たちだ。そこでKMP氏は追加の枠を用意し,ルーレットで4位以下からキャラクターを選び出すことになった。
本来の追加枠は1キャラクターだったのだが,声援に押されてもう1人を追加することになり,最終的には4位と5位のアイシャ,フローリアも「茶熊学園」にif枠として登場することに決定した。これが冒険者たちの団結の力,と言ったところだろうか。
開票が終了した後,「茶熊学園」におけるさらなるif枠を決める公式サイト投票イベントの実施が発表された。応募者には抽選でストラクチャーデッキが当たるキャンペーンも実施されているので,今回のイベントに参加できなかったファンは,こちらに投票してみよう。
また,発表ステージの最後には白猫TCG以外の「白猫」シリーズに関する情報も発表された。それによると,2018年に「白猫プロジェクト 一番くじ」と「クイズRPG黒猫のウィズ 一番くじ」の発売が予定されているとのこと。「黒猫」一番くじでは「ガトリン」「リルム」「アルドベルク」のフィギュアが登場するとのことで,両作のファンは今後の情報発表に注目しておこう。
以上の発表をもって,今回の情報発表は終了。続いてイベントの閉会式も行われ,8時間にわたるイベント日程もすべて終了となった。
イベントは全日程を通して,スタートを切ってから半年に満たない作品とは思えないほどの盛り上がりを見せていた。今回発表された新パックや全国大会では,さらなる成長が期待できそうだ。
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