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新職業「銃士」を含む次期大型アップデートの内容が明かされた「Lineage M」メディア向け先行体験会レポート
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新職業「銃士」を含む大型アップデート
体験会では最初に,プロジェクトプロデューサー 大河内卓哉氏と運営プロデューサー 川南 巌氏が銃士Updateに関するプレゼンを行った。
大河内氏によると,戦闘・成長・血盟・強化の4つの分野がバランス良く機能し,滞留しないことが良いMMORPGの条件だという。では,現在のLineage Mはこの条件を満たしているのか。大河内氏は,リリース時に比べ,戦闘・成長・血盟・強化の4つの分野に関わるコンテンツが数多く開放されたことによって,歯車がかみ合っている状況だと話す。また,これまでは先行する海外版Lineage Mを追いかける形でアップデートを行ってきたが,今後は日本市場に適合した進化の道を歩んでいくとのことで,アップデートのサブタイトル“First Bullet”は日本独自にしたそうだ。
銃士Updateで実装される新職業「銃士」は,範囲攻撃を駆使したまとめ狩りが得意な職業で,PvPでは特徴的なスキルで血盟員を補佐できるという。「攻城戦では何人か欲しい職業」になるだろうと大河内氏は説明する。ちなみに,銃士はPC版にも実装されていないLineage Mの完全オリジナル職業となっている。
銃士の武器は「ライフル」と「ハンドキャノン」の2種類。ライフルは長い射程と安定した命中率,ハンドキャノンは射程はそれほどもないが高い火力と貫通力が特徴となる。銃器は両手持ちのため盾は装備できないが,シールドスロットには専用装備「スコープ」が装着できる。同時に銃士の特性に合った専用アイテムも追加されるとのことだ。
バトルでは,移動/攻撃速度を上昇させる「ファストムーブ」などバフ系のスキルを使いつつ,銃器による遠距離攻撃で仕留めていくのが銃士の戦闘スタイル。敵との距離が離れるほどダメージが上がるスキル「デススナイプ」も習得可能で,キャラクターの向いている方向にすばやく移動できる「ダッシュ」で距離調整を行いつつ,テクニカルに戦える。しっかりと自キャラを操作して戦いたい人にも向いた職業といえるだろう。
また,銃士はデバフ系のスキルも豊富で,その中で最も注目すべきは「イミュントゥハーム」を無効化できる「ブレイク[イミュントゥハーム]」だろう。攻城戦において,イミュントゥハームを付与した騎士が守る城門を突破するのは至難の業であり,現状鉄板の戦術となっているが,銃士のデバフによって戦い方そのものが大きく変わりそうな勢いだ。ただし,強力であるがゆえに入手難度も相当なものとなっていると大河内氏は補足する。
「銃士は気になるけどレベル1から育て直すのは難しい」と思っている人向けに,銃士への“転職”を支援するプロモーションも実施予定とされた。海外版ではある程度経験値を失う“経験分合算”方式で転職が可能だったものが,日本では経験値の損失なしの“クラスチェンジ”方式を検討中とのこと。
そんな銃士は,現在名前の登録を含め「事前キャラクター作成」を行える。後述する新サーバー「ケレニス01」においては,銃士だけでなく全職業が事前作成可能となっている。事前キャラクター作成を行うと冒険に役立つアイテムがもらえるので,忘れずに作成しておこう。
銃士実装に合わせ,成長に対するサポートとして,コンテンツやアクセシビリティの拡大も行われる。日本運営チームとしてプレイヤーがどこの狩場の利用しているのかを徹底的に調査したところ,特殊ダンジョンの利用率が高いことが分かり,その狩場での報酬を良くする調整が行われるとのこと。
具体的には,特殊ダンジョン専用のミッションを実装してレベルアップをサポートしつつ,先日日本限定で導入された「リズの調査ノート」のラインアップを強化することで,レア装備を入手しやすい環境にするのが目的となる。英雄ランク装備獲得を目標に気軽にチャレンジしてみてはいかがだろうか。なお,仕様が完全に固まったわけではないようで,12月4日の時点で実装できるかどうかは分からないそうだが,年内には必ず実装するとのことだ。
新サーバー「ケレニス01」については,ユーザーからの要望を受けて海外からアクセスできない「日本限定サーバー」であることが大きな特徴となっている。「実験的に試してみたい」と川南氏が語るように,テストの意味合いも大きい。ちなみに,海外からの接続が確認された際には,アカウントが停止される。
専用スキルが特徴的で動かしていて楽しい新職業「銃士」
体験会では短い時間ではあったが実際に銃士を動かせたので,プレイフィールをお届けしよう。
基本的には遠距離の物理攻撃でガンガンダメージを与えていくタイプで,同じ遠距離タイプのエルフのように属性別に魔法が分かれてはいないため,使用できるスキルは豊富だ。とりわけ高火力の単体向け,周囲の敵を巻き込む範囲攻撃と銃士専用スキルが使い分けがしやすく,PvEではその高い戦闘能力をいかんなく発揮できる。デバフが得意なので,基本的にはマルチプレイで輝く職業だが,遠距離攻撃ができるためソロ活動も苦にならない。ただし,回復魔法が使えずポーションが必須になるため,金策には苦労するかもしれない。そういった意味では,知見のあるLineage M経験者向けの職業といえそうだ。
PvPでは,セル前方に高速移動する「ダッシュ」で敵遠距離職に急接近して,得意のデバフを使っていきたいが,「ダッシュ」は発動時にキャラクターが向いている方向に高速移動する挙動のため,想定外の方向に走ってしまうことも多く,活用するには的確な操作が求められる。それでも攻城戦で活躍を見込めるスキルが多いので,需要は相当高まるに違いない。後列からスタン付与できる「魔法弾[スタン]」が,あまりにも有能すぎる。
今後は「試練の塔」や「崩れる島」などソロでも遊べるコンテンツを拡充していく
体験会終盤には,12月4日以降に実施予定の“日本に合わせた”アップデート計画が発表された。
そのうちの1つが,自身の強さを認識しながらチャレンジできるソロ用のコンテンツ「試練の塔」だ。つい先日,海外版で一時公開されたコンテンツが,前倒しで日本で導入される。
試練の塔は,全100階のフロアで構成されており,各フロアごとに設定された目標をクリアしながら,1階層ずつ踏破していくのが目的となる。当然,階層が上がるほど難度も上昇していくので,どの階層まで到達できるかが自キャラの強さの指針となるのだ。Lineage Mのエンドコンテンツとしては,攻城戦を始めとした大規模対人戦があるが,日本のプレイヤーの中には,あまり人と関わらないようなプレイスタイルで遊んでいる人も多い。日本運営チームとしては,そうしたソロ主体のプレイヤーに向けたコンテンツとして実装を急いでいるとのことだ。
個人参加の「崩れる島」という大規模戦闘コンテンツ(バトルロイヤル)も実装される予定だ。こちらは,“バトルロイヤル”というキーワードから推測できるとおり,参加者の中からただ一人の生き残りを目指すバトルコンテンツとなっている。基本的には育てたキャラでの参加となるが,とある条件を満たすと超強力なバフ効果を得られるなど,一発逆転の要素もあるようだ。個人参加が中心となるので,血盟に加入していなくても気軽に大規模戦闘を楽しめるのがウリのコンテンツとなる。
リネージュらしいゲームを性を失わないことを前提にしながらも,今後は日本向けの調整を加えて遊びやすくしていきたいと,大河内氏は今後の抱負を語った。そして「Lineage Mの楽しさを少しでも多くの人に分かっていただけるよう,運営一同今後も努力してまいります」とコメントして体験会を締めくくった。
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