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映画のような体験と歯ごたえのあるバトルは必見。“新生”「ゴッド・オブ・ウォー」プレイレポート
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印刷2018/04/19 09:00

プレイレポート

映画のような体験と歯ごたえのあるバトルは必見。“新生”「ゴッド・オブ・ウォー」プレイレポート

 明日(2018年4月20日),ソニー・インタラクティブエンタテインメントはPlayStation 4専用ソフト「ゴッド・オブ・ウォー」を発売する。
 まるで映画のようなグラフィックスで,父と子の叙情的な物語と激しいバトルが描かれた本作は,かなり遊び応えのある作品に仕上がっている。そんな本作のプレイレポートを,ネタバレを避けつつお届けしよう。

ゴッド・オブ・ウォー

「ゴッド・オブ・ウォー」公式サイト



戦神の神話から,親子の物語へ

新たな「ゴッド・オブ・ウォー」の幕開けだ


 まずお伝えしたいのは,前作「God of War: Ascension」から5年ぶりの新作となる本作は,舞台と物語が一新されており,たとえシリーズ未経験でもすんなり入り込めるということ。「ゴッド・オブ・ウォー」という名前は知っているものの実際にプレイしたことがない……という人でも,楽しめる内容になっている。

 主人公のクレイトスは,かつてギリシャ神話の世界でスパルタの兵士だった男。クレイトスは軍神アレスのしもべとなって強大な力を手にし,戦に勝って名誉を手に入れるが,アレスの策略にはまって最愛の妻と娘を自ら手にかけてしまう。すべてを失ったクレイトスは神を呪い,復讐のために戦い続けた。
 本作はそんなクレイトスの“その後”の物語だ。その後といっても直接的なつながりはなく,「主人公はかつて復讐のために神を殺した男で,今は北欧神話の世界で暮らしている」ということだけ覚えておけばOKだ。
 本作に登場する妻と息子・アトレウスは,クレイトスが2度目に得た家族。本作が初登場であり,あらかじめ押さえておかなければならない知識というわけでもない。

復讐に明け暮れた過去を捨て,北欧神話の地で静かに暮らすクレイトス
ゴッド・オブ・ウォー
アトレウスはクレイトスの息子。クレイトスが距離を置いていたこともあり,2人の間にはぎこちない空気が流れる
ゴッド・オブ・ウォー

 新たな物語は,クレイトスとアトレウスが,亡くなった妻を火葬するところからスタートする。2人はその遺灰を撒くため,世界で一番高い山を目指して旅立つのだ。
 これまでのシリーズからさまざまな点が変化しているが,大きな違いの一つはクレイトスの人物像だろう。かつては邪魔する者をことごとく倒してきたクレイトスだが,本作では荒々しさも少し影を潜め,強さを内に秘める寡黙な男として描かれている。
 もちろん,これはクレイトスが弱くなったとか,キャラクターとしての存在感が薄れたということではない。家族のためなら労をいとわず,息子を守るべく強大な敵に立ち向かう姿は,これまでにも負けず劣らず強く,頼もしく感じられる。
 守るべき家族を“再び”得たことで,強さの質が変化したといったところだろうか。日本語吹き替えを担当する三宅健太氏の熱演も相まって,言葉少なだが重厚な人物になっていると感じられた。

クレイトスは旅を通じ,アトレウスに狩りや戦いを教えていく
ゴッド・オブ・ウォー

 そんなクレイトスは旅を通じて,アトレウスに狩りや戦いを教えようとする。しかし,これまで距離を置いてきたことが災いし,その関係はどうにもぎこちない。
 クレイトスからすると距離感の取り方が分からないうえ,息子が未熟に見えてしまう。一方のアトレウスは,父がこれまで相手にしてくれなかったことを怒りつつ,それでも認めてもらいたいがために空回りしてしまう。どこにでもありそうな親子のすれ違いだが,それだけに,すぐに感情移入できる。
 妻の死により,突然息子と向き合わなければならなくなったクレイトスの戸惑い。そして,疎遠だった時間を埋めようとするアトレウスの焦り。最初こそ2人はすれ違ったり言い争ったりするものの,旅をしながら次第に心を通わせていく。

疎遠だっただけあり,2人の旅はうまくいかないことも
ゴッド・オブ・ウォー

 アトレウスが単なる未熟者や生意気な子供としてではなく,プレイヤーにとって感情移入しやすい少年として描かれているのも大きいだろう。冒険が進むと,アトレウスも神話やルーンに詳しいという特技を生かして父の冒険をサポートし,自分の立ち位置を見つけ出していく。ある程度年齢を重ねたプレイヤーならどちらの気持ちも理解できるはずだ。
 筆者も例外ではなく,クレイトスとアトレウスが不器用に触れあう様を見て,両方を応援したい気持ちになった。このあたりは良い意味で映画的かつ大人のゲームであると表現してもいいだろう。

アトレウスは神話やルーン文字についての知識があり,魔術や壁画の解読などで父を助ける
ゴッド・オブ・ウォー
ゴッド・オブ・ウォー

 こうした雰囲気作りに役立っているのが,カットシーン(シネマティクス)からプレイへの移行がシームレスに行われるというシステムだ。本作ではカットシーンからローディングなどを挟まずにそのままプレイが始まるため,映画をそのまま遊んでいるように感じられた。
 ゲームが進むと,世界各地の扉から特定地点へのワープも解禁される。これもまた,ローディング画面や暗転を挟むことなく,扉の中に入ると異空間が広がっており,先へ進んでいくと目的地へのゲートが見えてくるという表現になっている。こうした細部へのこだわりも必見だ。

世界を呑み込むヘビ「ヨルムンガンド」が出現。ここからスムーズにプレイへと移行する
ゴッド・オブ・ウォー

ワープ時もローディング画面が出たり,ゲーム的な暗転は入らない
ゴッド・オブ・ウォー
ゴッド・オブ・ウォー

 今回の記事作成にあたってはノーマルのPlayStation 4を使ったのだが,それでもカットシーンからプレイへ,プレイからカットシーンへという移行は違和感のないものだった。それこそ,強敵と戦うプレイがカットシーンに移行していることに気付かず,画面内で展開しているバトルに合わせてボタンを連打してしまったこともあったほどだ。


息子と力を合わせ,手ごわい敵を打ち破れ!

進化を遂げたバトルシステム


 バトルシステムも一新され,これまでとは違った形でクレイトスの強さが表現されている。油断ならない敵がこちらに襲いかってくるなか,さまざまなテクニックやアトレウスとの連携をフル活用し,数に勝る敵を相手取る不利な状況を打開していくのだ。

ゴッド・オブ・ウォー
ゴッド・オブ・ウォー

 あえてほかのゲームで例えるなら,3DアクションRPGのバトルに「ダークソウル」的な敵との駆け引きを加え,ハイテンポにクレイトスの強さを楽しめる戦闘……とでも言えば,イメージが伝わるだろうか。
 敵は,クレイトスの死角から攻撃してきたり,体力が減ると後方に引いて飛び道具を撃ってきたり,側方へ高速ダッシュして視界から消えたりとなかなかずる賢い。しかも多数との戦いが基本になるのだから油断は禁物だ。敵陣に切り込んで飛び道具を撃つ者を攻撃しつつ,ほかの敵が側面や後方から斬りかかってくるのをステップで回避し,攻撃をギリギリで払いのける「パリイ」で反撃の糸口を作り,敵のコンビネーションにガード不能技が混じっていたらローリングで避け……と,頭と指先をフル回転させる必要がある。

本作の敵は,空を飛んだり飛び道具を撃ってきたりとなかなかに厄介
ゴッド・オブ・ウォー

 とはいえ,「Normal」の難度であれば心が折れるほど難しいわけではないし,物陰からいきなり敵が出てきてキツイ一撃を食らわせてくるようなこともない。やられてしまうことも多いのだが,リトライに要する時間も短いうえ,体力も全回復する。また,ゲーム中に難度を下げることもできるので,トライ・アンド・エラーもさして苦にはならないだろう。

相手に攻撃を当ててレイジゲージを蓄積。MAXになったところで[L3]+[R3]で「スパルタン・レイジ」が発動。パワーアップするうえ,攻撃を当てると体力が回復していく。回復アイテムが少ない本作ではまさに切り札となる技で,瀕死の状態から形勢逆転できることも少なくない
ゴッド・オブ・ウォー

 筆者などはプレイを続けるうちに,新たな敵が出てくるのを心待ちにするようになった。ゲームをある程度進めると闘技場的な場所があり,「多数の敵の襲撃をしのぐ」「複数の敵を同時に倒す」などのお題付きバトルに加え,戦闘の練習ができるようになる。これなどはまさに待ち望んでいたコンテンツで,妻の遺灰のことなど忘れてしばらくハマり続けてしまったほど,バトルが楽しく感じられたのだ。

バトルマニア垂涎の闘技場。お題に沿った戦いが楽しめるのに加え,特殊攻撃「ルーンアタック」の練習も可能
ゴッド・オブ・ウォー
ゴッド・オブ・ウォー

 従来作の画面は見下ろし型だったが,今作ではクレイトスの背後からフィールドを見渡すものに変更されている。また,サブ武器やジャンプといった要素がなくなったのに加え,コンボのヒット数も表示されなくなった。つまり,これまでのシリーズにおける常識はひとまず忘れて構わないし,本作から遊ぶ人も安心して楽しめるようになっているというわけだ。
 デフォルトだとノーマルアタック(弱攻撃)は[R1],ヘビーアタック(強攻撃)が[R2]に割り振られているが,旧作を意識したボタン割り当ても可能だ。

 中盤までのクレイトスは,妻から贈られた大斧「リヴァイアサン」による直接攻撃と投てき,そして「素手」で戦う。リヴァイアサンを納刀するか投てきすると素手になるので,実質的には2モードの切り替えに遠隔攻撃が加わったというイメージだ。少し遊べばすぐに慣れるだろう。

隠し部屋にいる「ヴァルキュリア」は,攻撃範囲が非常に広いうえ,空も飛ぶ強敵。しかも,コンビネーションの中にガード不能攻撃を混ぜてくることもあり,柔軟に対応しないと勝てない
ゴッド・オブ・ウォー

 リヴァイアサンの直接攻撃は威力に優れるが,攻撃速度が遅く,敵の「スタンゲージ」増加量も少ない。素手は攻撃が速く,スタンゲージの増加も大きいが,威力自体は低め……と互いに補い合う関係になっている。
 敵に攻撃を当てて,スタンゲージをMAXにすると,その敵は気絶する。ここで[R3]を押せば,シリーズ名物である掴み攻撃が可能に。敵の身体を引き裂いたり,頭を踏みつぶしたり,武器を奪って突き刺したりといった迫力あるアクションが発動する。
 なお,今回見られた限りでは,いたずらにグロテスクというよりは,アクション映画的な表現の範疇。手こずらされた敵にキツいお仕置きを決めるのはなかなか爽快で,このあたりの「GOD OF WAR」的な楽しさは健在だ。

敵のスタンゲージをMAXにすると気絶するので,掴み技を掛けられるように
ゴッド・オブ・ウォー

掴み攻撃は,ゴーレムの心臓を引き抜いたり,ドラウグルの身体を引き裂いたりと迫力満点
ゴッド・オブ・ウォー
ゴッド・オブ・ウォー

 掴み攻撃の最中は無敵のようで,対多数の戦いが基本となる本作ではなかなかありがたい。しかし,状況によってはリヴァイアサンで素早く敵の数を減らしたほうが良いという場合もある。つまり,素手でスタンゲージを溜めるか,リヴァイアサンで威力を重視するか,という戦術性が生まれているというわけだ。ちなみに,スタンゲージは敵を後方から攻撃すると多く溜まる。これを意識すると立ち回りが変わってくるのも面白い。
 掴み攻撃はこれまでのシリーズだと「CSアタック」と呼ばれ,次々と表示されるボタンを,指示通りにタイミング良く入力しなければならない,いわゆる「QTE」(クイックタイムイベント)だったが,本作ではそうした要素はなくなっているようだ。映画的な演出が評価される一方,「煩雑である」「ミスなく決めないとボスを倒せないというのはやりすぎ」という見方もあったCSアタックだが,迫力はそのままに複雑な入力が不要になったというわけで,これもまたシリーズの新生を象徴している部分と言えるだろう。

掴み攻撃の中には[R1][R2]などで連打攻撃を加えるものも。かつてのCSアタックのように複雑な入力を要求されるものではない
ゴッド・オブ・ウォー

迫力あるフィニッシュは掴み攻撃ばかりではない。溜めヘビーアタック「ギロチン・クリーブ」のスキルを習得すれば,首をはねたり,胴を両断したりできる
ゴッド・オブ・ウォー
ゴッド・オブ・ウォー

 リヴァイアサンの投てきは,当たる場所によって敵のリアクションが変化する。具体的には,頭に当てるとヘッドショットとなって威力がアップし,足なら転ばせることが可能。投てきの利点を生かすなら,敵が遠くにいるうちにしっかりとエイミングしなければならず,近接攻撃とは感覚が変わるのが良いアクセントになっている。このあたりは,TPSのエッセンスが盛り込まれているように感じられた。

ゴッド・オブ・ウォー

 投げたリヴァイアサンは地面に落ちたり木に刺さったりする。[△]を押すと飛んで戻ってくるのだが,このときにも攻撃判定があるのがポイント。リヴァイアサンで狙撃したあと,ダッシュして素手で殴りつけ,別の敵が襲ってきたところでリヴァイアサンを回収し,戻ってくるリヴァイアサンをヒットさせる……というちょっとテクニカルな立ち回りもできるようで,うまく決まると自分に酔うことができる。

 バトルではアトレウスも活躍する。アトレウスは足手まといやお荷物ではなく立派なパートナー。死ぬことはないし,攻撃を受けてもダウンするだけで,しばらくすると戦線に復帰する。もちろんペナルティはないので,アトレウスを守ることを意識せずに暴れてOKだ。

ゲームが進むとアトレウスも成長し,積極的に攻撃するように
ゴッド・オブ・ウォー

 最初のうちはクレイトスが[□]で指示したときに矢を射ることしかできないが,ゲームが進むと積極的に攻撃に参加。自分で判断して行動し,敵の足を払ったり,羽交い締めで動きを止めたりしてチャンスを作ってくれる。羽交い締めされた敵を強攻撃で打ち上げると,アトレウスが空中で追い討ちしてくれるというスキルもあり,うまく決まるとこちらのテンションも上がる。
 また,アトレウスの攻撃は基本的にスタンゲージの増加量が多い。クレイトスが殴った相手に[□]で追い討ちを入れてスタンを取ったり,体力が少しだけ残った敵にトドメを刺してもらい,自分は別の敵に向かったりと,さまざまなコンビネーションが可能だ。
 また,敵のターゲットを取ってくれるため,アトレウスをおとりにして後ろからリヴァイアサンで狙うようなこともできる。操作の負担は最小限にしつつ,バトルのバリエーションが広がっていくため,プレイを進めるごとにアトレウスの存在感と成長を感じられた。

アトレウスは,敵を羽交い締めにして助けてくれる
ゴッド・オブ・ウォー

アトレウスが敵に捕まることもあるが,攻撃すれば解放できる
ゴッド・オブ・ウォー

 本作を奥深いものとしているのが,キャラクターの成長要素だ。具体的には,スキルや装備でクレイトスとアトレウスを強化できる。敵を倒すと「EXP」(経験値)が手に入り,これを消費することでスキルを得られる。スキルは「クレイトスが回避したときに追加入力すれば特殊な攻撃が発動する」「ダッシュ中に攻撃でタックルを出せる」などさまざまで,習得するたびにやれることが増えていくのが楽しい。

「カウンター・ブラスト」のスキルがあれば,飛び道具をギリギリでガードして,そのまま跳ね返すことができる
ゴッド・オブ・ウォー

 装備品は鍛冶屋で作成する。敵を倒したり,宝箱を開けると素材が手に入り,これを使って2人の新たな防具を作ったり,リヴァイアサンをパワーアップさせたりできる。防具の種類も,防御力を重視するものや,筋力が上がるものなどさまざまで,自分の好みに合わせたセッティングができる。
 もちろん防具を変えれば見た目も変化する。クレイトスといえば上半身裸がトレードマークだが,防具の中には西洋の重甲冑のようなものもあり,これまでとはひと味違うコーディネイトを楽しめる。
 また,アトレウスの防具の中には,回復アイテムを投げてくれるようになるものもあり,どの防具を選ぶかによってプレイスタイルも変化しそうだ。

強敵を倒すと,さまざまなアイテムが手に入る。鍛冶屋へ持っていけば装備品を作成したり,強化してもらえる
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重甲冑の戦士「トラベラー」を倒して素材を手に入れれば,良く似たデザインの胸当てを作れる
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敵を倒すと「護符」が手に入ることも。護符は防具のスロットに差し込み,パラメータを強化できる
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映画的でありつつゲームとしての楽しさも追求

これぞまさしく“新生”「ゴッド・オブ・ウォー」だ


 プレイを進めていくと冒険の舞台は広がっていく。巨大な湖に浮かぶ島々に加え,エルフの世界「アルフヘイム」や炎に包まれた「ムスペルヘイム」など,九つの異世界へ行けるようになる。そのそれぞれにサブクエストが用意されているため,すべてをこなそうとするとなかなかボリュームがあるという印象だ。

フィールド上は徒歩やカヌーで移動。思わずスクリーンショットを撮りたくなる絶景が広がる
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 フィールドのあちこちには宝箱が隠されている。周囲を見回すだけで見つかるものもあれば,特殊な仕掛けを解かなければならないものもあり,寄り道をして捜し物をするのも楽しい。謎解き時にはリヴァイアサンの投てきが必要な場面も多く,この新武器が戦闘と探索の両面で活躍するのが印象的だ。

フィールドのあちこちには宝箱がある。中には三つのルーンで封印されているタイプも。周囲に隠されたルーンを探し出し,一定時間内にリヴァイアサンの投てきをヒットさせなければならない
ゴッド・オブ・ウォー
ゴッド・オブ・ウォー

 映画のようなテーマと物語。実写のようなグラフィックス。そしてやりがいのあるバトル。映画的でありつつ,ゲームとしての楽しさも追求されており,「GOD OF WAR」のリブート作としては上々の出来映えであるように感じられた。とくにアトレウスの扱いにはかなり気を使っているという印象で,感情移入のできる物語や,足手まといにならないバトルなど,シナリオとシステムの両面から魅力が追求されているあたりは,ゲームならではの描き方と言えるだろう。

クレイトスの苛烈な性格は健在。普通の主人公ならホイホイと受注するサイドクエストだが,取り付く島もない
ゴッド・オブ・ウォー

クレイトスとアトレウスの会話はかなりのバリエーションがあるようだ。カヌーに乗っている時に,アトレウスが父に話をねだるのだが,現実的なクレイトスが話すのはオチも何もない簡潔な訓話ばかり。しかもこの訓話にけっこうな種類があるので聞いていて飽きない
ゴッド・オブ・ウォー

崖を登るさい,アトレウスがクレイトスの背にしがみつく描写が見ていて微笑ましい
ゴッド・オブ・ウォー

 「GOD OF WAR」といえば,容赦ない残虐描写やCSアタック,そしてクレイトスのキャラクター性で,1作にして独自のスタイルを作り上げたという経緯がある。それだけに変化を加えるのは難しかったはず。リブート作とはいえ,これまでの手法を踏襲するという選択肢もあったはずだが,これだけドラスティックに変えてきたクリエイターの勇気に拍手を贈りたい。

ゴッド・オブ・ウォー
クレイトスの息子であるため,神の血を引くアトレウスだが,冒険の中で変調を来す
ゴッド・オブ・ウォー
アトレウスを救うため,クレイトスは忌まわしい過去に向き合うことを決意する

「ゴッド・オブ・ウォー」公式サイト

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