ズー，陸上自衛隊の装備が美少女になる新作タイトル「りっく☆じあ〜す」の公式サイトを本日オープン。あの木更津 茜も参戦

　ズーは本日（2015年12月15日），新作タイトル「りっく☆じあ〜す」の公式サイトをオープンした。公式サイトによると，サービス開始予定は2016年2月24日で，プラットフォームはYahoo!MobageでのPCブラウザと楽天アプリ市場のAndroid。iOSも予定されているが，対応は後日とのことだ。

「りっく☆じあ〜す」公式サイト

（C）2015 ZOO CORPORATION
（C）Takashi Fujisawa

　「りっく☆じあ〜す」は，いわゆる擬人化美少女モノで，何が美少女に擬人化されるのかといえば，それは陸上自衛隊の装備だ。最新鋭の10式戦車をはじめ，AH-64D攻撃ヘリコプター，AH-1S対戦車ヘリコプターなどの現役装備が確認できる。これらの擬人化ユニットは「武器娘」と呼ばれるのだが，ここで誰もが心配になるのは，陸上自衛隊の正面装備の種類がそれほど多くないということだろう。

10式戦車

AH-64D

AH-1S

　だが安心してほしい。登場するのは必ずしも最新鋭装備ばかりではなく，1960年に配備された60式自走106mm無反動砲や，1944年に部隊配備が行われ，第二次世界大戦後に陸上自衛隊に供与されたM24軽戦車など，陸上自衛隊が以前使っていた兵器も確認できる。
　このほか，M4A3E8シャーマン，M42対空自走砲，4式自走105mm榴弾砲，99式155mm自走榴弾砲，MLRS，M270 MLRS，75式130mm自走多連装ロケット弾発射機など，新旧取り混ぜた武器娘が登場するとのことだ。

M24軽戦車

60式自走106mm無反動砲

　さらに，日本全国にある約160の陸上自衛隊駐屯地・分屯地の1個小隊を擬人化した「駐屯地娘」も用意されているので，数量的な不安は無用。駐屯地娘としては，木更津駐屯地の木更津 茜，市ヶ谷駐屯地の市ヶ谷 愛など，土地柄を反映した設定や制服で多数登場する予定だ。ちなみにここで，「おお，木更津 茜。じゃ，ほかの3人は？」と思ったあなたは通の人だ。諸般の事情で「痛コブラ」は終了したようだが，そんな木更津 茜が本作で再登場することになるわけだ。イラストを描いたのは，オリジナルと同じ藤沢 孝さん。

木更津 茜

市ヶ谷 愛

　武器娘と駐屯地娘，合わせて「陸自娘」（りくむす）と呼ばれるのだが，武器娘の一部と駐屯地娘はカスタマイズが可能になっている。まず，戦闘時には普通科部隊のユニットとして扱われる駐屯地娘だが，ゲーム開始直後こそ旧式装備を使用しているものの，ゲームを進めるにつれて，携帯式対戦車弾や車両，輸送ヘリコプターなどの新たな装備が手に入るので，それを装備することでカスタマイズできるのだ。
　例えば，駐屯地娘が車両を装備すれば機械化部隊となり，機動力がアップ。輸送ヘリを装備すれば地形に関係なく好きな場所に移動できるという感じで，さらにミサイルやロケットで攻撃力を強化させたり，装甲車両で防御力を強化させたりが可能とのこと。
　装備できるものとしては，89式5.56mm小銃，110mm個人携帯対戦車弾（パンツァーファウスト3），91式携帯地対空誘導弾，73式小型トラック（旧型），高機動車，軽装甲機動車，96式装輪装甲車などがある。


　また特定の武器娘（主として戦車だが）は，例えば解放した地域から装備を獲得したり，敵である「マグマ軍」の兵器を鹵獲（ろかく）して解体したり，保有する資材を活用して装備を開発したり，武器屋で購入したりなど，さまざまな方法でカスタマイズ可能とのこと。
　装備できるのは，戦車砲として61式52口径90mmライフル砲，54.6口径85mm戦車砲S-53，55口径120mm滑腔砲L55，試製135mm滑腔砲，またミサイルとしてAGM-114ヘルファイア対戦車ミサイル，96式多目的誘導弾システム，車載機銃としてM230A1 30mm機関砲などがあるという。

　ゲームの設定は，こんな感じだ。ある日ある時，地底から突然，知的生命体群が出現する。名前はマグマ軍で，これはマグマと共に活火山から湧き出てきたため，そう呼ばれるようになったのだが，マグマ軍は人類より遙かに長い歴史を持ち，地底からずっと人類を監視していたという。
　そして，人類が地下資源を貪り始めたことを「侵略」ととらえ，カムチャツカから千島列島を経由して地上に侵攻を開始したのだ。日本はマグマ軍の出口となる火山が多いため，あっという間に占領されてしまう。
　というわけで，プレイヤーは陸自娘達を操り，マグマ軍に占領された日本を救うのだ！　


　ゲームは，陸自娘の育成のほか，ユニット同士の戦闘もメインで，掲載したスクリーンショットからも分かるように，マップはヘックスを使ったボードゲームタイプのもの。ユニットをマップに配し，移動し，戦うという流れになるようだ。日本の各地域をもとにした600以上のマップが登場し，移動が容易な平地や道路で構成されたマップから，戦車の使用が望めない山岳地帯のマップまで，内容も多彩だ。サービス開始時には，「関東中部」が用意されるとのこと。


　上にもちょっと書いたように，マグマ軍のユニットを鹵獲したり修理したりして再利用が可能な「鹵獲」システムが採用されている。鹵獲するだけでなく，自分のキャラクターがマグマ軍に鹵獲されてしまうこともあるらしく，将棋のような，取ったり取られたりの駆け引きも楽しめるという。


　陸自娘やマグマ軍のユニットは，火力や装甲，射程など，細かいスペックにこだわり，実際の性能に基づいてデザインされている。もちろん，カスタマイズすれば自分だけのスペックの装備に仕上げられ，そうしたユニットを揃えたオリジナル部隊の作成も可能だそうだ。

　そんな「りっく☆じあ〜す」はもちろんフルボイス仕様で，伊藤かな恵さんや三森すずこさん，伊藤美来さんなどの人気声優10人以上が，陸自娘の声を担当しているとのこと。

しゃべる！木更津茜タイマーアプリ

　また12月29日〜31日に東京ビッグサイトで開催される「コミックマーケット89」への出展も発表されており，楽天アプリ市場ブースに「りっく☆じあ〜す」が登場する予定だ。楽天アプリ市場で限定配信される「しゃべる！木更津茜タイマーアプリ」をダウンロードして会場に行くと，先着300人に「りっく☆じあ〜す特製年越し蕎麦」がプレゼントされるとのこと。詳しくは，公式サイトをチェックしてほしい。木更津 茜かー。

「りっく☆じあ〜す」公式サイト

※掲載した画像は開発中のものです。