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自我に目覚めたアンドロイドは人類の敵か味方か。「Detroit:Become Human」体験版プレイレポート
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印刷2018/04/28 00:00

プレイレポート

自我に目覚めたアンドロイドは人類の敵か味方か。「Detroit:Become Human」体験版プレイレポート

 ソニー・インタラクティブエンタテインメントは,同社が2018年5月25日に発売を予定しているPlayStation 4用ソフト「Detroit: Become Human」の体験版を配信中だ。
 ジャンルとして「オープンシナリオ・アドベンチャー」と銘打たれた本作は,「HEAVY RAIN -心の軋むとき-」PlayStation 4 / PlayStation 3)や「BEYOND: Two Souls」PlayStation 4 / PlayStation 3)など,骨太のアドベンチャーゲームの開発で知られるフランスのデベロッパ,Quantic Dreamの最新作であり,また「機械が自我を持ったとき,それを生命と認めるべきか」といったシリアスなテーマを描いていることでも注目を集める一作となっている。

Detroit: Become Human

「Detroit: Become Human」公式サイト

「Detroit: Become Human」体験版配信ページ(PlayStation Store)


 今作ではプラットフォームがPlayStation 4に移り,リアルで美しいグラフィックスにさらに磨きかかかった一方,シナリオ面ではプレイヤーの選択や行動そのものが,展開や結末に大きな影響を与えるとされている。
 また,普通に生活しているだけでもAI(人工知能)やロボットブームを肌で感じるようになった現在,そう遠くない時代にできるであろう「人間と見まごうまでに完成度が高まったアンドロイド」が主人公達である,というポイントも見逃せないだろう。

 今回は前述のとおり,配信中の体験版を早速プレイしてみたので,簡単にゲーム内容を紹介しつつ,そのインプレッションをお届けしたい。

Detroit: Become Human Detroit: Become Human


アンドロイドに人間の仕事を奪われる

西暦2038年のデトロイト


 本作の舞台は2038年のアメリカ合衆国デトロイト,いわゆる「近未来」と言われる時代だ。現代のプレイヤーから見て約20年後の未来では,「人間のようなロボット」はすでに夢物語ではなく,社会のあらゆるところに進出している。
 単純労働どころか,育児や犯罪捜査といった場面にまでアンドロイドは活躍するようになっており,その見た目も顔の一部に発光部があったり,内部が機械で赤い血の代わりに青色の液体が体内を循環しているといった点を除けば,人間と見分けるのは非常に難しい。
 急速に普及したアンドロイドは,すでに「いなければ社会が成り立たない」といったレベルで浸透しているようで,都市のあらゆるところで見かけるようになっているようだ。

表情に乏しく右のこめかみに発光部分があるといった点を除けば,アンドロイドは極めて人間に近い。遠目に見ると分からないレベルだ
Detroit: Become Human

 今回体験版でプレイできたのは,東京ゲームショウ2017に出展されていた試遊バージョン(関連記事)と同じく,物語の冒頭部分にあたる「人質」というチャプター。あるアンドロイドが暴走し,所有者となる家族と駆けつけた警官を殺害したうえ子供を人質に取って,マンションの屋上に立てこもっているという状況だ。
 このような反社会的行動をおこなうアンドロイドは「変異体」と呼ばれ,当然ながら処分や廃棄の対象となる。そしてプレイヤーは犯人との交渉と捜査を行うアンドロイド「コナー」となり,この変異体が起こした事態を収拾すべく活動していくことになるのだ。

同じアンドロイドが事件を起こしていることもあってか,コナーに対する風当たりは強い。この難局を自力で切り抜けなくてはいけないようだ
Detroit: Become Human Detroit: Become Human

 コナーがマンションの一室にたどり着くと現場は騒然としており,慌ただしく特殊部隊の隊員が動き回っている。さっそく現場の責任者から話を聞こうとするが,コナーはアンドロイドであり,かつ犯人もアンドロイドであるせいか,対応は冷たくほとんど情報が得られない。といったわけで現場を直接捜査し,現状を把握したうえで,犯人との交渉にあたることとなる。

Detroit: Become Human Detroit: Become Human
Detroit: Become Human Detroit: Become Human

 現場となったマンションは自由に移動できるようになっており,凶器となった銃のケースや被害者の部屋,そして被害者の遺体などに近づけば,手がかりを得られるようになっている。重要な証拠には複数の手がかりが残されており,すべてを発見することで,より詳しい情報,具体的には犯行の前後の状況などが「再現シミュレーション」で再生されるようになる。
 この再現シミュレーションは任意で何度でも再生や巻き戻しができるほか,視点も自由に変更可能だ。つまり時間を変更したり,そのままでは見えない角度に視点を移動させることで,新たな手がかりを発見することができ,より詳しく当時の状況を知ることができる。
 場合によっては,そのままでは見つけられない新たな物証を入手可能で,後の展開に大きな影響を与えることもあるのだ。

表示方法はワイヤーフレームに近いが,犯行前後の状況がリアルタイムで再現される。再生,巻き戻し,視点変更が自由に可能で,ここから新たなヒントを発見できる
Detroit: Become Human Detroit: Become Human

 また,例え重要度が高くなくても,現状をより詳しく知ることができる証拠ならば,発見するだけで捜査の成功率を上げることができる。もっとも現場には捜査に何の影響もないハズレ的なオブジェクトもあるのだが,できる範囲でいろいろと回っておくと,後の交渉が楽になる感じだ。


捜査の成果が,交渉の成否を大きく左右

口先三寸か実力行使か


 室内で捜査を続けていると銃声が鳴り響き,警戒中の特殊部隊の一人が撃たれる事態に。周囲の話によると,すでに何人もやられているようだ。状況はリアルタイムで変化するようで,さらに室内の捜査を続けたかったのだが,事態は一刻を争うようで,情報収集が不完全なまま屋上の犯人と対峙することになった。

証拠を探すことに必死になっていたが,ここは犯人がたてこもっている現場。行動や時間によって状況が刻一刻と変わるのだ
Detroit: Become Human Detroit: Become Human

 犯人の前に出ると交渉モードに入り,リアルタイムでコナーを操作しながら,事前に集めた情報を活用して犯人に人質解放を求めていく。犯人は激しく興奮しているようで,動揺させるような言動を選ぶと,説得の成功率が下がっていく。逆に事前に集めた情報を元に的を射た発言をすると,犯人は冷静さを取り戻して成功率は上がっていくという流れだ。
 ただ一触即発な状況であるのは変わらず,人質もコナーもいつ撃たれてもおかしくないので,気を抜くことはできない。

Detroit: Become Human Detroit: Become Human
変異体を安心させるには穏便な選択肢を選ぶしかないが,結果的にそれは嘘をつくことにつながる。銃で何人も射殺したアンドロイドが無事でいられる可能性は低い
Detroit: Become Human

 丸腰なので離れては何もできないこともあり,とにかく人質に手が届く場所まで近づくと,交渉のしかたがまずかったのか犯人を完全に説得させることができず,人質もろとも飛び降りてしまった。反射的にコナーは人質に駆け寄り助け出すが,自分は体勢を崩して犯人と一緒にマンションの下の地面へ。初プレイでは人質は助かったものの,自分も死んでしまうという,ちょっと情けない結果に。

「人質の少女を助ける」というミッションは成功したものの,犯人もろとも屋上から地面に叩き付けられることに。フローチャートによると死んでしまったようだ
Detroit: Become Human Detroit: Become Human

 ただ本作には「フローチャート」機能が存在しており,どんな証拠を発見し,どんな選択をしたかを簡単にチェックできるようになっている。これを見ると,内容までは分からないが,まだまだ多くのオブジェクトを見逃していたことが分かった。また今回の経験も役立つと思うので,引き続き捜査パートから始めることに。

フローチャート画面では,プレイ中に何を見つけて何を選んだかが表示される。思い通りにならなかったら,これを眺めて再度挑戦してみよう
Detroit: Become Human

 前回見つけた証拠を手早く回収しつつ,まだ探し終わっていない場所に行ってみると,手つかずの証拠がまだ残っていた。「なぜ事件を起こしたのか」という,動機に関わる重要な部分だ。また,先ほどタイムアップで捜査が打ち切られた場所には,被害者となった警官の拳銃が落ちていた。見つけた時点で法律的には所有が認められていない旨の表示が出るが,選択によっては回収することも可能で,交渉の切り札にもなり得るようだ。
 とはいえ,コナーはアンドロイドであり,しかも捜査機関に所属する身だ。なぜ本来できないはずの行為が,「自ら選択する」ことによってできてしまうのか,しかも変異体となったアンドロイドも,自らの意思で保管されていた銃を持ち出し犯行に至っている。今回のチャプターではただの選択の一つに過ぎなかったが,何となく「引っかかる」演出であり,今後の展開に影響があるのかも……と感じる一幕だった。

殺人の原因らしき情報と,被害者の警官の持ち物だった拳銃を見つけることができた。どちらも強力な証拠で交渉に大いに役立ちそうだが,拳銃を含む武器の所持はアンドロイドには認められていない
Detroit: Become Human Detroit: Become Human

 拳銃を使うかどうかは別として,新たに得た証拠を元により穏便な選択肢を選んでいくと,今回は犯人の説得に成功し,安全に少女を救うことができた。これで安心と思いきや,犯人のアンドロイドは特殊部隊によって容赦なく破壊されてしまう。人間の犯人ならば逮捕や裁判という過程を経る必要があるが,機械であるアンドロイドの場合は違う,ということなのだろうか。
 任務は達成したものの,犯人が発した「嘘をついたな」という言葉を背に,無言で立ち去るコナーを見ながら2回目のプレイは終了したのだった。

前回の経験を生かし,無事に生還できたコナー。だが,いずれにしてもあまり後味は良くない結果だ
Detroit: Become Human Detroit: Become Human


短時間でも濃密なプレイ体験が可能

海外ドラマ好きならハートをわしづかみにされそう


 上記のプレイでは2回とも人質の救出には成功し,とりあえずはミッション成功となっているが,選択によっては「自分も人質も犯人も全員死ぬ」といったバッドエンド的な展開も存在している。この場合はもちろんやり直すしかない……と思いきや,作品としてはプレイヤーキャラクターが死んでもストーリーは続き,製品版でプレイ可能な3人全員が死亡してもエンディングを迎えるのだという(関連記事)。
 今回の「人質」というチャプターのみでも多数の選択肢があったが,それに加えキャラクターの生死自体もストーリーの分岐に影響するようで,展開のバリエーションは相当なものになりそうだ。

Detroit: Become Human Detroit: Become Human
本作には「CASUAL」と「EXPERIENCED」の難易度が用意されており,難度の高いEXPERIENCEDではオブジェクトへのアクション方法が異なるほか,ヒントとなるガイドが表示されなかったりする。操作とインタフェース以外の違いでは,キャラがより死にやすくなるとのこと
Detroit: Become Human

 今回の体験版のプレイ時間自体は正味15〜20分程度だったが,その中でも前述の拳銃のようなアイテムの有無でその後に実行可能な手段は大きく変わったり,あるいは警官同士の話をよく聞くと屋上に別の生存者がいることが分かり,実際に周囲を確認すると虫の息で横たわっている警官がいたりと,プレイを重ねてようやく気付けるようなことも多かった。そして警官を見つけた後は,彼を助けるかどうかも選択肢に含まれるようになったりと,単に「コマンドの中から選ぶ」以外の選択も想像以上に多そうに感じた。当然「負傷者に気がつかず,結果的に見捨てた」というのも選択になるのだろう。

Detroit: Become Human

 捜査パートにおける証拠探しも,単に物証に近づいてボタンを押すといった単調なものにとどまらず,犯行の前後を自由に再生して隠された新しい証拠を発見したりと,3D空間を存分に生かした未来的でスタイリッシュなものになっているのも印象的。グラフィックスも素晴らしく,美しくも無機質な2038年のデトロイトや,錯乱して凶行に走るアンドロイド,そしてそんなアンドロイドに怒り恐怖する人間などが,非常にリアリティと説得力のある形で描かれている。
 少し陳腐な表現になってしまうが,まさに海外ドラマをコントローラを使って追体験しているような感じだ。もちろん,実際にどう話を進めるかはプレイヤーの選択にかかっている。

Detroit: Become Human Detroit: Become Human

 前述のとおり,今回の体験版ではごく序盤をプレイできただけだが,それでも想像以上に多かった分岐に驚き,物語としても今後の展開が非常に気になってしまった。最序盤に人質どころか,主人公さえあっさり死んでしまう流れからどうストーリーが紡がれていくのだろうか。
 また,今回プレイしたコナーでは主に捜査に特化した特殊能力を使って話を進めていったが,ほかのキャラではどういった感じになるのかも,非常に興味をそそられるところだ。
 Detroit: Become Humanの体験版は,PlayStation Storeから無料でダウンロード可能だ。製品版の発売日は5月25日とまだ少し先だが,本稿を読んで興味がわいた人は,ぜひ体験版をダウンロードして触ってみてほしい。

Detroit: Become Human

「Detroit: Become Human」公式サイト

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