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「龍が如く6」で出演者オーディションが復活! 約100人のキャバ嬢役候補が開発陣との面接に挑んだ2次審査の模様をレポート
出演者募集は2015年12月12日から2016年1月31日まで行われ,応募者は実に1000人以上にもなったとのこと。今回の2次審査では,書類審査を通過した約100人が,本日(2016年3月5日)の東京会場と,6日の大阪会場で,開発陣との面接に挑むことになっている。本稿では東京会場の模様をレポートしよう。
オーディションの審査員を務めるのは,「龍が如く6」のチーフプロデューサーである横山昌義氏,プロデューサーの佐藤大輔氏,プロジェクトマネージャーの植村幸司氏。総監督の名越稔洋氏は,参加者の後方から審査を見守る形での参加となっていた。
面接は5人1組で行われ,参加者それぞれが審査員の前でアピールを行った。参加者は現役のモデル,声優,グラビアアイドル,ミュージシャンなど,エンターテイメント業界で活躍する人に加え,一般企業で働く会社員も。「合格のあかつきには,有給休暇を取ってイベントに出演したい」というアピールに,審査員から笑みがこぼれていた。
この2次審査には,モデル業のかたわら,東京女子プロレスでプロレスラーとして活躍する赤井沙希さんも参加していた。4Gamerでもおなじみ,DDTプロレスリングの男色ディーノ選手の勧めで応募したとのことで,その合否も気になるところだ。
今回の2次審査によって,参加者は約1/10程度まで絞られ,ファイナリストが決定。プレイヤーも参加できるWeb投票なども含めた最終審査によって,出演者が選ばれる予定だ。Web投票は3月下旬から4月上旬に行われる予定なので,楽しみにしていてほしい。
なお,この取材の最後に,名越氏,横山氏,佐藤氏への簡単な囲み取材も行われたので,そちらの内容もお届けしよう。
――まずは今回のオーディションの趣旨を聞かせてください。
名越稔洋氏(以下,名越氏):
今回「龍が如く」が新展開を迎えるにあたり,ゲームとして変えていくことが多い一方で,ファンサービスの一環として,改めてキャバ嬢オーディションをやらせていただきました。シリーズのファン層も若返っていますので,以前とはまた違うユーザーの支持をいただけるのではないかと考えました。
――今回1000人以上の応募があったそうですね。
名越氏:
実は募集をかけた時点で不安もありました。新しいファンが増えた一方で,古くからのファンもいて,過去に選ばれなかったからと応募しない方が多かったりすると盛り上がりませんからね。
実際に蓋を開けてみれば1000人以上応募があったと聞いて,大変嬉しく思っています。
――今回のオーディションの手応えはいかがですか?
名越氏:
女性として綺麗な方の数は毎回増えているのは,嬉しいと同時に不思議な気がしますね。ゲームファンでありながら,女性としても美しい方が多いのは,ある意味「龍が如く」らしいという気もしています。ゲームオタク的な方とは一線が異なるファン層を掴んでいるゲームだからこそのオーディションの様子が伝わったのではないでしょうか。あとはその場で脱ぐ方が多かったのも,今回の特徴ですね。ドキドキしました(笑)。
横山昌義氏(以下,横山氏):
僕はこれまで何度か審査をさせていただきましたが,今回はこれまで以上にクオリティが非常に高くて,どう選考していくか,今の段階から頭が痛いですね。だからこそ,見た目の綺麗さだけでなく,心の中のユニークさなども,大事になってくるのではないかと思っています。
佐藤大輔氏:
僕はオーディションを審査するのが初めてなんですが,個性豊かな方々がいらしていて,既に気になる方も何名がいらっしゃいます。
――オーディションされるときに,ある程度役にはまるような方を選ばれるのか,それとも女性本人の人柄を選ぶのか,どちらに重きを置いていますか?
横山氏:
今回に関しては後者ですね。何か役が決まっていて,それに当てはめるのではなく,あくまでもキャバクラ嬢という枠組みの中で,見栄えもよくて面白くて,ユーザーの方に触れていただきたい人にお会いしたいですね。
――女性ユーザー目線での選考基準などはあるのでしょうか?
名越氏:
いえ,それはないですね。もともとゲーム内容が男性向けですし,むしろ男性目線で選ぶほうが,女性ユーザーにもストレートに伝わると思うんです。
――水商売の経験があるかどうかを聞かれていましたが,それも選考基準になるんでしょうか?
名越氏:
個人的には(笑)。水商売自体が演技ですし,芝居経験があるという認識があって,実際に演じるとへたな女優さんよりうまかったりしますからね。
――今回はプラットフォームがPlayStation 4となりますが,キャバ嬢はどんな姿で表現されるのでしょうか。
横山氏:
グラフィックスに関しては過去作とはまったく違うもので,本人の再現度も上がると思います。ある意味女性にとっては怖い時代ですよね。スキャンすることで毛穴の一つまで見えてしまうぶん,生々しいアナログな部分も伝わりますので,かつてない臨場感は出ると思います。
――合格者の方のパーソナリティは,ゲームにどの程度反映されるんでしょうか?
横山氏:
実は今までのシリーズでも,キャバ嬢のシナリオを書くうえで,合格者の方に2時間程度のインタビューをしているんです。そこから抽出したエピソードはかなり反映させています。ただ,もちろん本人のままで面白いかどうかは人によるので,面白くなるように創作することもあります。
――オーディションでは,女性としてのボディパーツをアピールされている方もいましたが,体形的な部分はどう表現されますか?
横山氏:
胸推しやお尻推しの方もいて,作ろうと思えばもちろん再現はできます。ただあくまでゲームキャラクターなので,そこはゲームとしてのバランスを見てのエロティシズムを誘うようなキャラクターづくりをさせていただくことになると思います。
――オーディションを受けた方が,キャバ嬢以外の役に抜擢されるような可能性はありますか?
横山氏:
こちらのニーズがあって,本人にもその気があれば,可能性はあると思います。
――ありがとうございました。
- 関連タイトル:
龍が如く6 命の詩。
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