4Gamer 女子部（仮）
イベント
2つの物語を描く「『あんさんぶるスターズ！エクストラ・ステージ』〜Destruction × Road〜」ゲネプロ公演＆囲み会見レポート
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「あんスタ！」を原作とした舞台シリーズは，ライブ公演を含め，これまでに6作が上演されてきました。原作のメインストーリーを綴った3部作のほか，イベントストーリーをもとに特定のユニットにスポットを当てた「エクストラ・ステージ」と銘打たれた作品があります。
舞台化7作めとなる今作は「エクストラ・ステージ」で，UNDEADをメインに，「追憶＊それぞれのクロスロード」と「出航！海上の海賊フェス」の2つのストーリーが描かれました。
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第一幕では，「追憶＊それぞれのクロスロード」で，1年前の夢ノ咲学院が描かれます。当時2年生だった蓮巳敬人が，生徒会長でありカリスマ的存在の朔間 零のちからを借りて学院を改革しようと計画する，夢ノ咲学院の歴史として非常に重要なストーリーです。
ここでは，信念と疑念，友情と決別，希望と絶望，異なる人間同士がともに生きていくうえで生じるさまざまなテーマが出てきます。筆者は原作ファンの1人ですが，これらのテーマは「現在」とは違うイメージのキャラクターが舞台上で演じられることにより，リアリティが生まれ，より説得力を増したように思いました。
とくに，話の中心の1人である敬人は，生身の人間の“弱さ”そのものを体現しているようであり，対する零は，神に例えられるほどの才能やカリスマ性から生まれる“孤独”に苦しめられており，非常に対照的です。
しかし一方で，晃牙やアドニス，颯馬や薫，千秋たちはこのストーリーのなかでそれぞれにかけがえのない出会いを果たしており，「クロスロード」の文字通り，人と人とが交差する物語だということをあらためて感じさせられました。
続く第二幕では舞台が現在に戻り，UNDEADと流星隊による海辺のライブの様子が描かれます。照りつける太陽の下で歌い踊る彼らはとても明るく笑顔に満ちていて，楽しい雰囲気でいっぱいです。けれどこのライブがただ楽しいだけで終わらないのは，「クロスロード」を描いたことで，今の彼らの輝きは，これまでの人々が築き上げてきたものの上に成り立っている，ということが伝わってくるからでしょう。
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たった1年前，ヒーローを目指しながらもどこかビクビクしていた千秋が，満面の笑顔で流星隊の仲間たちとはしゃいでいたり，零はUNDEAD，敬人は紅月とそれぞれの居場所で活躍していたりするのを見ると，この構成だからこそ “彼らがようやくたどり着いた答え”がいかに幸せなものであったかということが，より強く伝わってきます。
舞台全体を通し，UNDEADは初登場からかその存在感により磨きがかかったように感じられました。お馴染みの曲は「待ってました！」と言いたくなってしまうくらい，原作とも違う，「あんステ」ならではの魅力に溢れています。
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流星隊は，白く輝く揃いの海軍衣裳はとにかく格好良く，彼らの舞台オリジナル楽曲は本作のなかでも見どころでしょう。また先ほども述べた通り，この5人が揃っていることが，前半の千秋の活躍により，より胸に迫ってくるように感じられるのです。
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紅月は今回のキャストとしては初の舞台となりますが，安定の存在感を見せてくれました。小道具を使ったライブはさすがのひと言。そして忘れてはならない「デッドマンズ」！ 「あんスタ！」に登場するなかでも極めて“ロック”方向に振り切ったユニットですが，この舞台だけの登場ではもったいないなと思うほど，文句なしの格好良さでした。
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本作「『あんさんぶるスターズ！エクストラ・ステージ』〜Destruction × Road〜」は，9月29日までの公演となっています。大千秋楽のライブビューイングも決定しているので，ぜひ多くの方に，観劇していただきたいと思います。
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囲み会見をレポート
ゲネプロ公演後，全キャストによる囲み会見が行われました。
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――公演に向けた意気込みと見どころをお聞かせください。
小南光司さん（朔間 零役／以下，小南さん）：
ついにUNDEADメインの公演が来たかという感じです。稽古が始まる前からドキドキワクワクしていました。3年やらせていただける作品ですが，座長ができるとは思わず，夢のような気持ちです。流星隊や紅月のみんなとも力を合わせていけたらと思います。1年前も描かれ，キャラクターの人間性も深堀りされているのでぜひ注目して見ていただけたら。
赤澤遼太郎さん（大神晃牙役／以下，赤澤さん）：
一幕と二幕で時系列が異なるので，キャラクターの成長やどんな感じに変わっているかが見どころだと思います。お客様の推しキャラがどう変わっていくのかをぜひ見てください。精一杯頑張ります！（ガッツポーズ）はいっ！
奥谷知弘さん（羽風 薫役／以下，奥谷さん）：
薫個人として思うのは，今までの薫はすごく飄々としていたのですが，今回は人間らしさが表れているシーンが多いと思います。応援してくれるお客様にどう感じ取ってもらえるかが見どころです。最後まで誰1人欠けることなく，スタッフ・キャスト一丸となって大千秋楽まで走りきります。応援，拡散よろしくお願いします！
瑛（あきら）さん（乙狩アドニス役）：
見どころはやはりアドニスがオカリナを吹くシーンですね！ 練習したので，ぜひ見てほしいです。アドニスがどう朔間零と関わり，どうUNDEADになるかを見てほしいです。最後まで怪我なく，ストレッチしながら頑張ります！
佐伯 亮さん（守沢千秋役／以下，佐伯さん）：
1年前の千秋を演じさせていただくのですが，自分のなかでも試行錯誤し，研究して作っていきました。1年前に千秋が頑張っていたからこそ，二幕でのみんなにつながるんだっていう思いで戦っています。あと今回初めて，流星隊の舞台オリジナル曲があります。歌割りとフォーメーションがとにかくいいので，ぜひ見てほしいです。鳥肌が立つ瞬間が何度もありました。
堀 海登さん（深海奏汰役／以下，堀さん）：
「あんステ」史上，今回は一番キャストが少ないのですが，そのぶん熱量をもってがんばりますので，1人1人に注目していただけたらと思います。流星隊らしく，熱く楽しく，大千秋楽まで走り抜けたいと思っています！
小西成弥さん（南雲鉄虎役／以下，小西さん）：
一幕と二幕で空気が全然違うのですが，僕ら流星隊として二幕で色を変え，盛り上げていけたらなと思います。全力で頑張りますのでよろしくお願いします。
一ノ瀬 竜さん（高峯 翠役／以下，一ノ瀬さん）：
僕が一番好きなのは，一幕の守沢先輩です。歌ってるときの表情とか，僕と（深澤）大河くんと稽古場で一緒に泣きそうになってたっていう……（笑）。あと翠くんはゆるキャラのために全力で頑張るのでぜひ見てください。
深澤大河さん（仙石 忍役／以下，深澤さん）：
UNDEADと流星隊はエクストラ・ステージ初参戦です。海賊フェス専用の衣裳を作っていただいたので，海賊と海軍をぜひみなさんに見ていただきたいです。あと紅月は，「道具使いの紅月」と僕らは呼んでいるんですが……パフォーマンスも見どころです。
宮澤 佑さん（蓮巳敬人役／以下，宮澤さん）：
一幕と二幕で構成が全然違い，盛りだくさんな舞台になっています。一幕では，零役の小南くんとたくさん話をして2人の関係性を作ってきました。2年生の時の敬人は弱さや信念などがありますが，気合を入れて演じていきたいと思います。
武子直輝さん（鬼龍紅郎役／以下，武子さん）：
今作の3つのユニットは色が全然違います。UNDEADはクールで格好良くて，流星隊は楽しくて明るくて，紅月は美しさをもっていると思います。この3つが並ぶとどんな化学反応が起きるんだろうと思いましたが，いざみんなでやってみると，いいチームワークでいいバランスだなと思いました。この楽しさがみなさんに伝わればと思います。
神永圭佑さん（神崎颯馬役／以下，神永さん）：
「あんスタ！」の象徴ともいえる，男子高校生が成長してキラキラ輝くというのが，どのユニットにもあるなと思います。とくにUNDEADでは，どの曲かは言えないのですがめちゃくちゃ格好いいと思う曲があるので，ぜひ見てください。また今回は，原作で声を当てているキャラを演じさせていただき「本家」なんて言われますが，そこは意識せず，これまでのキャストが大事に作り上げてきた颯馬をしっかりと演じられたらと思います。
――お客様へのメッセージをひと言ずつお聞かせください。
赤澤さん：
劇場でお待ちしていまーす！
奥谷さん：
この夏を，暑い夏にしましょう！！
瑛さん：
待ちに待ったUNDEADのメイン公演，皆さん楽しみにしていてください！
佐伯さん：
流星隊は，勇気と元気と笑顔をみなさんにお届けすべく頑張りますので，応援よろしくお願いします！
堀さん：
一緒に，忘れられない夏の思い出を作りましょう！
小西さん：
最高の１か月にしましょう！見に来てねー！
一ノ瀬さん：
キ ャスト12人全員で，最高の夏をとおどけします！
深澤さん：
みなさんに元気をお届けしたいと思います！楽しんでください！
宮澤さん：
この舞台を観劇して，何か1つでも心に残ってくれたら嬉しいです。劇場でお待ちしています。
武子さん：
どんな暑さも吹き飛ばす，最高のステージをお届けします！
神永さん：
いざ，「すてらぼーる」と「銀河劇場」へ！（笑）
小南さん：
（振り返り，全員に）みんな，楽しむぞー！
一同：
おー！！
――本日はありがとうございました！
■公演概要
【タイトル】
『あんさんぶるスターズ！エクストラ・ステージ』〜Destruction × Road〜
【原作】
『あんさんぶるスターズ！』（Happy Elements K.K）
【脚本】
赤澤ムック
【演出】
宇治川まさなり
【音楽】
Arte Refact／角谷和俊
【作詞】
松井洋平
【日程】
大阪 梅田芸術劇場メインホール 8/22（木）〜8/23（金）
東京 品川プリンスホテル ステラボール 8/30(金)〜9/10(火)
天王洲 銀河劇場 9/14(土)〜9/29(日)
【キャスト】
朔間零 役：小南光司
大神晃牙 役：赤澤遼太郎
羽風薫 役：奥谷知弘
乙狩アドニス 役：瑛（あきら）
守沢千秋 役：佐伯亮
深海奏汰 役：堀海登
南雲鉄虎 役：小西成弥
高峯翠 役：一ノ瀬竜
仙石忍 役：深澤大河
蓮巳敬人 役：宮澤佑
鬼龍紅郎 役：武子直輝
神崎颯馬 役：神永圭佑
■ライブビューイング概要
『あんさんぶるスターズ！エクストラ・ステージ』
〜Destruction × Road〜大千秋楽ライブビューイング
【チケット】
・価格 ￥3,600（税込／全席指定）
※一部の映画館では特別シート等で別途料金が加算となります。
・チケット取扱い
＜チケットぴあ＞
URL：http://w.pia.jp/t/ensemble-lv/
・一般発売 9/7(土)11:00〜9/26（木）23：59
※シアターリストや注意事項等は公式サイトにてご確認ください。
チケットに関するお問合せ TEL：0570-02-9111 または（http://t.pia.jp/ ）
主催 マーベラス／Happy Elements K.K／フロンティアワークス
公式サイト https://www.marv.jp/special/ensemble_stage/ 公式Twitter ＠ensemble_stage
（C） 2016 Happy Elements K.K／あんステ製作委員会
（C） 2016 Happy Elements K.K／あんステ製作委員会
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