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Zenfone 3シリーズはカメラと映像補正,サウンドに新機能を投入。ASUS本社で新型スマートフォンのポイントを聞いてきた
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印刷2016/06/07 00:00

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Zenfone 3シリーズはカメラと映像補正,サウンドに新機能を投入。ASUS本社で新型スマートフォンのポイントを聞いてきた

台北市の北側,北投区にあるASUS本社オフィス
Zen
 COMPUTEX TAIPEI 2016開催期間中の2016年6月1日,ASUSTeK Computer(以下,ASUS)は,台北市内にある本社において記者説明会を開催し,Androidスマートフォンの新作となるZenfone 3シリーズが搭載する新機能の説明を行った。

 今回概要が明らかになったのは,カメラ関連機能「PixelMaster 3.0」と,映像補正機能「VisualMaster 3.0」,そしてサウンド機能「SonicMaster 3.0」の3点。製品によって対応する機能に違いはあるものの,Zenfone 3シリーズの差別化要因として,ASUSが強くアピールしているものだが,本稿ではその要点をお伝えしたい。なお,「Zenfone 3とは何か」については発表会レポート記事をチェックしてもらえればと思う。

5.7インチ液晶パネル搭載の「Zenfone 3 Deluxe」(左)と,6.8インチ液晶パネル搭載の大画面スマートフォン「Zenfone 3 Ultra」(右)。これらは30日のプレスカンファレンスで撮影したものだ
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[COMPUTEX]ハイスペックなUltrabookやSurface風2-in-1,そしてZenfone新作など。ASUSの「非ゲーム系」新製品を総ざらい



PixelMaster 3.0


 まずはPixelMaster 3.0からだが,先にカメラの仕様を確認しておこう。

Zenfone 3
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 Zenfone 3シリーズにおける上位2モデル,「Zenfone 3 Deluxe」と「Zenfone 3 Ultra」はいずれも,有効画素数2300万画素のソニー製CMOSセンサー「IMX318」に,6枚構成で焦点距離が35mm判換算28mm,開放F値2.0というレンズを組み合わせて搭載する。一方,下位モデルの「Zenfone 3」だと,レンズは上位モデルと同じながら,センサーが有効画素数1600万画素のソニー製CMOSモデル「IMX298」に変わっている。
 3製品とも,レンズを保護するカバーにサファイアガラスを採用することで,画質の劣化を抑えつつ,傷が付きにくくできているという。

PixelMaster 3.0における3つのポイント
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 そして本題となるPixelMaster 3.0は,オートフォーカス(以下,AF)の高速化と,画質の強化,手ブレ補正機能の強化という3点が新要素だとASUSは訴求している。

 Zenfoneシリーズでは,「Zenfone 2 Laser」以降でAF用のレーザーセンサーを搭載して,暗所におけるAF性能の強化を実現しているが,Zenfone 3シリーズでは,AF速度を最速0.03秒にまで高速化。さらに,従来はレーザーの到達距離が40cmと短く,近場にしか適用できなかったのだが,これを1.2mにまで延ばしたことで,被写体までの距離が一定量ある暗所での利便性が大きく向上しているという。

レーザーAFは到達距離が前世代比3倍の1.2mに強化された
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 画質の強化周りでは,センサーの各画素間に溝(trench)を設けて画素間隔を開ける「Deep Trench Isolation」(DTI)の採用が,大きな効果を生んだという。隣り合う画素の色が混ざる「混色」,そしてノイズの低減を実現することで,画質を引き上げているそうだ。

DTIの原理を説明したスライド
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 また,背面のデュアルフラッシュ用センサーを用いることで周囲の環境光を解析することで,より正しい色を再現できるようにもなっているという。これにより,人物を撮影したとき,被写体の肌色を今までよりも忠実に再現できるようになったそうだ。

 さらに静止画のHDR撮影では,プレビュー時にもHDR表示が可能な「リアルタイムHDR」機能に対応している。

Zenfone 3(左)とiPhone(右,種類は不明)のカメラアプリによる画質比較
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 手ブレ補正機能は,レンズの一部を動かして手ブレをキャンセルする光学式を採用した。いわゆる角度ブレ(ピッチ/ヨー)とシフトブレ(X/Y軸)という4軸の手ブレに対応しており,シャッター速度4段分の手ブレ補正効果を実現したという。
 なお,動画撮影時は電子式手ブレ補正機能のみとなり,こちらは角度ブレと回転ブレの3軸対応となる。

光学式手ブレ補正機能を搭載。ピッチ/ヨー軸とX/Y軸の手ブレを補正できる
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 電子式手ブレ補正機能などいくつかの機能は,Zenfone 3シリーズが採用したソニー製センサーが持つ機能である。また,画像処理には搭載するSoC(System-on-a-Chip)であるQualcommのSnapdragonシリーズに統合されたが内蔵する画像処理プロセッサを利用していたりはするので,PixelMaster 3.0というのは,センサーやプロセッサの持つ機能をベースとするマーケティングキーワードという見方は可能だ。
 ただ,「色再現性やAF速度の向上,手ブレ補正の強化などは,ASUSが積み重ねてきた,使い勝手と画質の改善によって実現できたものだ。これらの努力によって,Zenfoneシリーズにおける写真品質は向上を続けている」と,ASUSのカメラ機能担当者は主張していた。
 その実力を国内で試す機会が早く訪れることを期待したい。


VisualMaster 3.0


SoCに加えて,映像処理用プロセッサであるTru2Life+を搭載するのがZenfone 3シリーズの特徴となっている
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 VisualMaster 3.0は,ディスプレイによる映像表示を強化する機能だ。とくに,独自の映像処理プロセッサで実装した「Tru2Life+」は,映像のコントラストを2倍に高めてシャープネスをより鮮明にし,映像のブレを低減できるとして,ASUSは「4Kテレビが搭載するのと同じレベルの画像プロセッサ」と強く打ち出している。
 Snapdragon内蔵GPUによる映像処理機能とは別に,Tru2Life+を搭載したことで,より柔軟な表示設定が可能になったほか,消費電力的にも有利になっているそうだ。

 Tru2Life+は,画像に対してリアルタイムにHDR処理を施したり,シャープネスを最適化したりする「Hyper Resolution」,環境光センサーとの組み合わせによる画面輝度の最適化,そしてASUSが「Blur-Free Motion」と呼ぶブレやカク付きの補正機能を搭載している。
 たとえばBlur-Free Motionでは,動き補償や動きベクトル検出のフレーム間予測(MEMC)を利用して映像のフレームを補完することで,ブレのない映像を表示できるそうだ。

リアルタイムHDRによって,画像のコントラストを向上する機能の説明
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映像処理機能を利用して,屋外での視認性向上も実現できる
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動き予測によってフレームを補完して,ブレのない映像を表示することも可能だ

 ASUSの担当者は,「VisualMaster 3.0で実装したMEMC技術は,ゲームでの利用にも効果的」としており,Tru2Life+と大型ディスプレイを採用したZenfone 3 Ultraはゲーマー向けだとアピールしていた。

 ちなみにこの発言からも想像できるとおり,Tru2Life+を搭載するのはZenfone 3 Ultraのみだ。Zenfone 3 Deluxeは既存のZenfoneシリーズと同じく,ソフトウェアによる映像表示強化機能「Tru2Life」に対応するという。また,Zenfone 3はどちらも採用していない。


SonicMaster 3.0


SonicMaster 3.0の主な機能
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 最後に紹介するのが,サウンド技術のSonicMaster 3.0である。この機能は,2基のスピーカーによる「サウンドボリューム」,バーチャルサラウンド機能などの「サウンドエフェクト」,そしてハイレゾ出力対応の「サウンドクオリティ」という3つの要素から成り立っている。

 サウンドボリューム関連でASUSがアピールしていたのは,新しい「DUAL Five-Magnet Speakers」だ。ASUSはもともと,磁気回路に5つのマグネットを採用したスピーカーユニットを採用していたが,Zenfone 3シリーズの世代で薄型化と,音圧レベルの向上を実現したという。Zenfone 3 Ultraではこの新しいスピーカーユニットを2基,Zenfone 3 DeluxeとZenfone 3は1基搭載しているそうだ。

新しいDUAL Five-Magnet Speakersの採用により,音圧が上がり,より低域まで再生できるようになり,バスの全高調波歪も改善しているという
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DTS Headphone:Xによる7.1chサラウンドを実現
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 Zenfone 3シリーズは,いわゆるハイレゾ再生にも対応しており,CDよりも高音質なハイレゾサウンドを求めるユーザーニーズの高まりにも対応できるとASUSはアピールしている。。
 また,DTS Headphone:Xによる7.1chのバーチャルサラウンド出力に対応しており,ヘッドフォンによる高品質なサラウンドサウンド再生を実現したという。ASUSによれば,SoundMaster 3.0によるスピーカーの改善とDTS Headphone:X対応により,スピーカー出力時,ヘッドフォン出力時のどちらでも,ゲームに最適な音を得られるとのことだ。

左から,ZenBook 3,Zenfone 3 Ultra,iPad Pro(12インチ)の3台でサウンドを比較するデモ。最大音量では,Zenfone 3 UltraがiPad Proよりも音が大きく,しかも音割れすることなく再生できていた。ZenBook 3はキーボード部分に内蔵したステレオスピーカーによる再生だが,より大きなスピーカーを搭載するため,こちらも大音量化を実現しているという
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 いずれの製品も,日本市場での展開は今のところ発表されていないが,Zenfoneシリーズが好調な昨今,日本への投入も期待できるだろう。ゲーマーにも楽しみな新スマートフォンとなりそうだ。

ASUSのCOMPUTEX TAIPEI 2016特設ページ(英語)

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