イベント
TSUTAYAの「Tポイント」や「Tカード」と連動したゲームプラットフォーム「TSUTAYA オンラインゲーム」の記者説明会をレポート
まずワンストップについては,TSUTAYAが書籍,DVD,CD,ゲームといった商材の販売やレンタル,買い取りを1つの実店舗で行える(ワンストップでできる)ことがユーザーの支持を得てきたと山内氏。同様に,TSUTAYAのインターネットサイトでも書籍や映像,音楽を取り扱ってきたが,そこに今回,オンラインゲームを取り入れようというわけである。
山内氏は,これらをまとめて「ゲームであるTの世界を起点として,生活を楽しむユーザーの姿が見えた」とし,「今後は,それをより拡大していきたい」「ゲームがもたらす視覚と聴覚に,触覚,味覚,嗅覚を加え,生活とゲームが一体となった五感で楽しむゲームプラットフォームを目指したい」と意気込みを見せた。
続いて登壇したTSUTAYA オンラインゲームのプラットフォーム&マーケティングプロデューサー 立山聡瑠氏は,今回の取り組みのベースにはTの世界があり,それをプラットフォームとして昇華させたと説明する。
TSUTAYA オンラインゲーム プラットフォーム&マーケティングプロデューサー 立山聡瑠氏 |
TSUTAYA オンラインゲームには,ミドルゲーマー向けの他社タイトルもラインナップされる |
O2Oによるリアル店舗との連動に関しては,Tカードの利用履歴が,TSUTAYA オンラインゲームの各ゲーム内にてさまざまなアクションとして反映されるという。立山氏はユーザーがショッピングやレンタルをすると,ゲーム内でレアカードや経験値が入手できたり,あるいは提携店舗で実施されているスタンプラリーを制覇するとゴールドがもらえたりするといった例を挙げた。
「PROJECT-TO」は,ファイブスターズゲームと共同開発している“お店屋さんごっこ”のゲームで,ユーザーのTカード利用履歴がゲーム内の仕入れに反映される。すなわちリアルの提携店舗でショッピングをすると,通常のゲームでは入手できない特別な商品を仕入れることが可能となり,ほかのユーザーとの差別化を図れるというわけだ。またゲーム内ではほかのユーザーの店に行って買い物をしたりできるようなソーシャル要素も用意されるとのことである。
対応プラットフォームはスマートフォンおよびPCで,サービス開始時期は2015年冬が予定されている。
「にゃんこプレジデンッ!」は,モバイルファクトリーと共同開発した,位置情報を使うなわばり争奪ゲームである。なわばりのスポットとなるのはTSUTAYAや提携店舗などで,それぞれの近辺でチェックインできるほか,それらの店舗を利用するとさらなる特典が付与される。対応プラットフォームはスマートフォンで,現在サービス中だ。
「メモリア・ナイツ」は,クリーク・アンド・リバーと共同開発しているディフェンスタイプのRPG。並行セカイの「ニホン」を舞台に,各地にある拠点「T-FRONT」を奪回していくという設定で,リアルの提携店舗を利用するとレアアイテムなどを入手できる。対応プラットフォームはスマートフォンおよびPCで,サービス開始時期は2015年7月を予定。
そして最後に,レッド・エンタテインメントと共同開発している「東京ハーレム」が紹介された。このタイトルは,キャラクターデザインにイラストレーターのゆーげん氏を起用するなど,上記の3本よりもエンターテイメント寄りの内容になるという。さらなる詳細については,今後の発表を待ちたい。プラットフォームはPCブラウザで,サービスインは2015年夏を予定。
記者説明会のエンディングで再び登壇した山内氏によれば,今後のTSUTAYA オンラインゲームではエンターテイメント系タイトルやミドルコアゲーマーに向けたタイトルなどを拡充していく予定もあるという。同プラットフォームの正式サービス開始は,2015年7月末を予定しているとのことなので,それまでに公開される新情報にも期待したい。
「TSUTAYA オンラインゲーム」公式サイト
- 関連タイトル:
TSUTAYA オンラインゲーム
- この記事のURL:
(C)T-MEDIA HOLDINGS Co.,ltd.