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ハロー!Steam広場 第264回:ロボットのコックをプログラムして調理を自動化していくオープンエンド型パズルゲーム「Neon Noodles」
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印刷2019/12/13 12:00

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ハロー!Steam広場 第264回:ロボットのコックをプログラムして調理を自動化していくオープンエンド型パズルゲーム「Neon Noodles」

画像集 No.001のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第264回:ロボットのコックをプログラムして調理を自動化していくオープンエンド型パズルゲーム「Neon Noodles」
「すちーむ」ってなぁに?というよい子のみんな集まれー! 「ハロー! Steam広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamで公開されている気になるタイトルを,筆者が独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,ジルのミニスカDLCが出たら,ゾンビサイドでスカートをめくってみたいと本気で願って来年の4月を待つ上級Steamerにジョブチェンジできるかも。

 ハロー!Steam広場 第264回は,サイバーパンクの世界感を持ったオープンエンド型パズルゲーム「Neon Noodles」を紹介しよう。プレイヤーは,食品工場「ネオンヌードル」の管理者となり,ロボット達をプログラムして料理を自動で生産できる体制を整えていく。

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画像集 No.002のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第264回:ロボットのコックをプログラムして調理を自動化していくオープンエンド型パズルゲーム「Neon Noodles」

ロボットのコックをプログラムして調理を自動化していくオープンエンド型パズルゲーム「Neon Noodles」


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 アーリーアクセスとは,開発途中のゲームを購入して,デバッガー兼プレイヤーとして参加できる,Steamの販売形態の1つだ。今回は「SHENZHEN I/O」第136回)や「Opus Magnum」第181回)といった,Zachtronicsのオープンエンド型パズルゲームに触発されて制作を始めたという,Vivid Helixの「Neon Noodles」を紹介しよう。

画像集 No.012のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第264回:ロボットのコックをプログラムして調理を自動化していくオープンエンド型パズルゲーム「Neon Noodles」

 本作の舞台となるのはサイバーパンク世界のとある食品工場「ネオンヌードル」で,プレイヤーはそこの管理者である。この工場ではロボット達が調理人となり,プレイヤーの組んだプログラムどおりに動いて料理を大量に生産している。なお,本作の副題「Cyberpunk Kitchen Automation」は,なぜかわからないが,妙にそそられる単語の組み合わせだ。

ゲーム自体は日本語化されていないが,ゲーム内に登場するネオンの看板はすべて日本語になっており,いかにもな――というより,いろいろとやっちゃってるサイバーパンク感を醸し出している
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 ゲームはステージ式になっており,ステージごとに作る料理が異なる。まず最初にプレイヤーがすることはキッチンの設計だ。工場のスペースにはマス目のタイルが敷かれており,ここに食材や調理法が記された1マスサイズの“チップ”を配置していく。このチップにロボットがアクセスすると,それに対応したアクションを行うわけだ。

 例えば,置かれている肉のチップにアクセスすると,ロボットはそこから肉を取り出す。これを切りたい場合は,「切る」という行動のチップまで移動して,そこに肉を置けばいい。プレイヤーが[W/A/S/D]キー(もしくはマウス)を使ってロボットを動かし,その行動を記録するのが,本作ではプログラミングにあたるものとなっているわけだ。

キッチンの設計が基盤づくりで,ロボットの動きを記録することがプログラミングとなる
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 キッチンが完成したらプログラムを再生し,エラーを起こさず5ループ――要するに5品の料理ができればステージクリアである。正直なところ,指定された料理を作るだけで良いのであれば,鼻をほじりながらでも余裕だ。しかし,Zachtronicsと同様で,「最適化」を考え始めた途端,沼に沈み始める。

ロボットを複数体使うと,ループ中に作業が重なってエラーが出ることも
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 1つの料理で例を挙げると長くなるので一部を抜粋するが,例えば「肉」と「切る」というチップを単純に横に並べて,肉を切るまでの工程を数えてみる。すると,「正面のチップから肉を取る」→「右を向く」→「一歩進む」→「上を向く」→「切るチップに肉を置いて切る」の5工程となる。
 ではチップをロボの上下に配置したらどうなるだろうか。「正面のチップから肉を取る」「右を向く」「下を向く」「切るチップに肉を置いて切る」となり,1工程少ない4工程で作業が終わる。下を向く前に右を向いているのは,180度の反転ができないからだ。

 そんな面倒なことを考えなくてもステージはクリアできるわけだが,クリア時に「プログラムのサイクル回数」「プログラムのサイズ」「使用したチップの数」が個別にスコア化され,強制的にリーダーボードで比較されるのだが,これが困り者で,自分よりも圧倒的に少ない工程でクリアしているプレイヤーが何人も見つかっちゃうわけだ。追い打ちをかけるように「ステージやり直し」のボタンがやたら目に付く場所にあるものだから,底なし沼とわかっていても飛び込むしかない。

こうやって比較されると「あなたは凡人です」と言われている気がして,ついムキになってしまう
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 開発者が「It's a zach-like!」と謳っているとおり,本作のプレイフィールは「SHENZHEN I/O」や「Opus Magnum」といったZachtronicsの作品に似ており,プログラムが完走したときの達成感や,リーダーボードによって煽られる競争性といったツボもしっかりと押さえられている。
 一方でメインメニューがなく,現状では一度クリアしたステージに戻れないために,クリアしたステージをあらためて最適化していくというゲームの醍醐味の1つが味わえない。ここは(沼にハマった)多くのプレイヤーが早めに改善してもらいたいと思っているところだろう。

 本作はデモ版も公開されているので,興味のある人はぜひ試してみてほしい。



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    Steam

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