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  • 日本マイクロソフト
  • Xbox Game Studios
  • 343 Industries
  • 発売日:2015/10/29
  • 価格:【パッケージ版】
    通常版:6900円(税抜)
    リミテッド エディション:9900円(税抜)
    リミテッド コレクターズ エディション:2万4900円(税抜)
    ※Amazon.co.jp限定
    【ダウンロード版】
    通常版:6400円(税抜)
    デラックス エディション:9400円(税抜)
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発売直前「Halo 5:Guardians」のキャンペーンモードをレビュー。直撮りプレイムービーで“新生Halo”のクオリティをチェックしよう
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印刷2015/10/28 14:30

レビュー

発売直前「Halo 5:Guardians」のキャンペーンモードをレビュー。直撮りプレイムービーで“新生Halo”のクオリティをチェックしよう

 日本マイクロソフトから2015年10月29日に発売が予定されているXbox One用ソフト「Halo 5:Guardians」。2012年に発売された「Halo 4」から約3年ぶりのナンバリング作品であり,最新世代機のXbox Oneでは初となるシリーズ最新作だ。もともとは「Oni」「Destiny」の開発元として知られるBungieによって生み出されたシリーズだが,「Halo 4」以降はMicrosoft傘下の343 Industriesに引き継がれている。

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 2001年に発売された第1作「Halo:Combat Evolved」以来,すべてのシリーズ作品をプレイしてきた筆者としては,「どれだけHaloを愛しているのか」を書き連ねたいところだが,それは別の機会に譲るとして,本稿では「Halo 5」のキャンペーンモードのレビューをお届けしよう。

「Halo 5:Guardians」公式サイト


 10月22日に掲載した記事でも解説しているとおり,本作のキャンペーンモードは対照的な立場にいる2人の主人公の視点から,「Halo 4」以降の物語が綴られていく。

 主人公の1人は,Haloシリーズの顔であり,唯一無二の英雄であるマスターチーフ。そしてもう1人は,本作からプレイアブルキャラクターとして初登場となるジェイムソン・ロックだ。2人の経歴を簡単に説明するなら,前者は人類だけでなく全銀河の生命体を救ったベテラン戦士で,後者は若きエリート強化兵である。

マスターチーフ(上)とジェイムソン・ロック(下)。境遇も立場もまったく異なる2人の主人公の視点から物語が描かれる
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スパルタンシリーズの生みの親であるハルゼイ博士の姿も
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 「Halo 5」の物語は,新たな脅威が銀河に迫るなか,チーフ率いるブルーチームが軍の命令を無視し,突如失踪する事件によって幕を開ける。そんな彼らを追跡し,場合によっては抹殺する任務を与えられたのが,ロックがリーダーを務めるファイアチーム オシリスだ。

 追われる身となったかつての英雄,それを追う優秀な兵士。それぞれの思惑のぶつかり合いを軸に,コヴナントやフォアランナーといった敵との戦いを通じて物語が進行していく。

コヴナントだけでなく,前作に引き続きフォアランナーも人類の敵として登場
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 さて,「Halo 5」にはさまざまな新要素が搭載されている。なかでも特筆したいのはキャラクターの移動や銃撃に関わるもので,Haloシリーズに大きな変革をもたらすことに成功している。

 「スマートリンク」は,左トリガー(LT)を引くと「ADS(Aim Down Sight)」のように視点が若干ズームし,離れた敵が狙いやすくなるシステムだ。さらに空中でスマートリンクを使うと,滞空時間が長くなる(緩やかにホバリングする)効果があり,そのまま空中で右スティックを押し込むと,地上の敵に対して「グラウンドパウンド」と呼ばれる落下攻撃を繰り出せる。


 移動における新要素としては,段差をよじ登る「クランバー」やダッシュ中にタックルを仕掛ける「スパルタンチャージ」,瞬間的にスラスターを噴射して急加速を可能にする「スラスターパック」といった高機動なアクションが挙げられ,従来のシリーズ作品と比べてゲームのテンポが大幅に向上している。


 作戦に同行する隊員に対して,ワンボタンで指示が出せるようになったのも大きな変更点といえるだろう。仲間を任意の場所に向かわせる,敵キャラクターやタレット,車両に対して攻撃を仕掛けさせるなど,あまり複雑な内容ではないものの,シンプルであるがゆえにパッと指示が出せるのはありがたい。

 とはいえ,隊員は必ず指示に従うわけではない。ほかに優先すべき対象がいると判断した場合は「○○○を先に排除する」といった感じで拒否されることもある。


 また,従来のシリーズ作品はキャンペーン(ソロプレイ)中に倒されると,直前のチェックポイントまで戻らなくてはならなかったが,「Halo 5」では一定時間以内であれば仲間に助け起こしてもらえるようになった。

仲間を救助している間は無防備になる。当然,リスクが大きいので,絶対に助かるわけではないことは肝に銘じておきたい
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 仲間を助けた側と助けられた側のキャラクターは,アーマーの耐久度が一定時間だけ上昇するので,即座に戦線復帰が可能だ。ゲームのテンポを損なわないための工夫といえるだろう。個人的にはサクサクと進みすぎて,少々物足りないと思わなくもないので,FPS慣れしているゲーマーなら高難度に設定したほうが遊びごたえがあると思う。

 ただし,キャラクターが即死するような攻撃を受けた場合はチェックポイントまで戻されてしまうので,「ワンチャンいけるっしょ!」などと過信していると痛い目に遭うかもしれない。もちろん経験談ですよ,ええ。

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 なお,今回は試せなかったのだが,キャンペーンモードは最大4人でのオンラインCo-op(協力プレイ)に対応している。しかも,シームレスに参加/離脱が可能で,チーフやロック以外の隊員をプレイすることになる。343 IndustriesのFrank O'Connor氏によると「操作するキャラクターによって,ストーリーの見え方が変わる」とのことなので(関連記事),発売後にじっくりと確認してみたい。

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 「Halo 5」のグラフィックスは,現在のFPSタイトルがターゲットとしている60fpsの描画を実現している。従来のナンバリング作品は30fpsまでだったので,その違いは目をみはるものがある。ヌルヌルと動くキャラクターや背景が美しいだけでなく,Haloシリーズらしく画面上には大量の敵が蠢き,「まさに戦争」という雰囲気が表現されている。

 ただ,既存のFPSタイトルと比べて突出しているかというと,決してそういうわけではない。そのあたりは,遊びやすさや快適性を重視し,グラフィックスの質とフレームレートのバランスを取っているといったところだろう。



 野心的な試みに満ちたキャンペーンのストーリーだが,個人的には唐突に訪れた物語の結末に戸惑ったというのが本音である。ただ,シリーズ伝統の隠し要素「スカル」や音声データの収集といった楽しみは健在で,夢中になってプレイしてしまったのも事実。“新しいHalo”を心置きなく楽しめたがゆえに,時間の流れが早く感じられたというところもあるだろう。あらゆるFPSファンに参戦してほしいと願う次第だ。

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 やや駆け足になってしまったが,以上が今回のレビューとなる。「あれ,肝心のマルチプレイは?」と思われるかもしれないが,残念ながら発売前に用意してもらったサーバーではうまくマッチングせず,ほとんど実戦を経験することができなかった。また,マルチプレイではゲームプレイだけでなく,サーバーやマッチングの状況も確認すべき要素であるため,こういった点を含めて発売後にあらためて紹介できればと思う。

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