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“聴く”だけではなく“歌って”&“触れた”ライブ「消滅都市 LIVE EXPERIENCE vol.1」をレポート。「消滅都市0.」に続くソウマの物語を音楽と体感
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印刷2018/11/26 21:59

イベント

“聴く”だけではなく“歌って”&“触れた”ライブ「消滅都市 LIVE EXPERIENCE vol.1」をレポート。「消滅都市0.」に続くソウマの物語を音楽と体感

 WFSは2018年11月25日,スマートフォン向けアクションRPG「消滅都市2」)のライブイベント「消滅都市 LIVE EXPERIENCE vol.1」を都内で開催した。本稿では昼の部をもとにレポートしよう。

※「消滅都市2」は11月25日に「消滅都市0.」iOS / Android)へとリニューアル(関連記事)。

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「消滅都市0.」ダウンロードページ

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 本イベントは「ライブを通じて物語を体験する」をコンセプトとして実施。ソウマ役・朝井彩加さんの語り,LOST BOYS(加藤浩義氏,川越康弘氏)のDJプレイ,エミ・エヴァンスさんとSAK.さんの歌唱,松原まりさんによるバイオリン演奏に加え,ニコファーレの360度LEDに映し出された「消滅都市」のロゴやさまざまな「タマシイ」などがサウンドと併せてファンを盛り上げた。

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 ライブ開演直前には,ソウマから「『Stay with Me』を一緒に歌ってほしい」と「『You and Me』が流れたら隣の人と手を繋いで振りをしてほしい」とファンにお願いが。SAK.さんもステージに現れ,歌詞の「stay with me forever」を一緒に歌ったり,互いに手をつないで上下に振ったりし,始めこそ照れていた様子のファンもすぐに打ち解け合う。

SAK.さんはソウマに紹介されてステージに登場した際「ソウマにSAK.さんって呼ばれた……超嬉しいんだけど!」と喜びを露わにしていた
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 この場で語られたのは,ライブ当日にアップデートを迎えた「消滅都市0.」に続く,ソウマの物語だ。ソウマの「ただいま」に「おかえり」と応える“姉ちゃん”のユキ。父は仕事が忙しく帰ってこないため,家族と仲の良いクラスメイトをうらましく思う……などは,少年として当たり前の感情だろう。「明日のライブも行けないのかな」という問いに「仕事が忙しいんだって」と応えるユキ。父への複雑な感情を覗かせつつ,ユキとの「良い感じに他人で家族」という距離感の生活を気に入っていたようだ。

ソウマ役 朝井彩加さん
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 続いてエミさんが現れ,暗闇に閉ざされていた視界が青に染まっていく。そんな中,切なく,美しく,静かに歌い上げたのは「消えゆく記憶と目覚めのまどろみ」だ。

エミ・エヴァンスさん
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 「明日のライブ楽しみだね」というソウマに「そうだね」と答えるユキ。「ちゃんと起きてよ,ギリギリになると嫌だから」というユキに,分かっていると言い返そうとして言葉に詰まるソウマ。彼は思い悩む――目覚めることができるのだろうか?
 眠りについて,ソウマは初めて夢を見ていたことに気づく。耳に届いたのは,聞き覚えのあるスクーターの音。どこであの音を聞いたのだろう。どこにいたのだろう。何をしていたのだろう。

 バイオリンの旋律とエミさんの繊細なボーカルが響く「The Sky's the Limit」から「I miss you baby」が流れると,会場からは大歓声が。ファンが手拍子やジャンプで会場を揺らせばプレイはさらに激しさを増し,トドメの「You and Me」でクライマックスのような熱気に包まれる。

松原まりさん
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LOST BOYSによるDJパートでは「Fragment」「Avalon」「Calling your name」「Satellite」「Reflection」「Wizard」などをセット。サウンドトラックなどでは味わえない,入り乱れながらもしっくりときてしまう繋ぎには思わず身震いしてしまうほど
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 ソウマは語る。ユキはタクヤと先へ進むのを選んだ。犠牲になるのはいつも自分。幸せになりたいだけだったのに,それは叶えられなくて。すべてが上手くいくかと思った瞬間,現実に裏切られる。深い闇の底に蹴落とされる。
 「世界の終わりと最後の言葉」が流れる中,ソウマは続ける。母もいない,父もいない,でもユキと強く生きていこうと願ったのに,彼女は先へ行ってしまった。頬が焼けるように熱い。腕が千切れて痛い。苦しむソウマにユキは言う。「あなたは戦えない。終わらせてあげるから」と。
 朦朧とする意識の中で,ソウマは思う。「終わらせてあげるなんて言われたくない。手を差し伸べられたくなんかない」。ただ対等に,手を取り合い,生きていたかった。幸せになりたかった。そしてソウマは探した。幸せに生きていける世界――姉と幸せに生きていける世界を。
 しかし,世界は赤く染まる。痛い。死にたくない。ユキを求めるソウマの声は届かない。ただユキと幸せになる。それだけで十分だと願うソウマは,世界を何度もやり直す。そして気付く。ささやかな幸せを手にするため,もう間違えない。しかし痛みが,苦しみが,ソウマを蝕んでいく。ソウマは考える。「“姉ちゃん”って,一体どんな人だっけ」。
 そしてたどり着いたのは,すべてがてが始まった世界――失われし世界。ついにソウマは光を見る。自分が幸せになれる世界はどこにもなかった……だから,すべてをやり直すのだ。

 「Green Light」に息ぴったりのコールを返し,再び「Neverland」「Reloaded」「Sign」などを交えたDJパートへ。「You and Me(Reprise)」で会場のテンションが最高潮になったところで,ソウマの物語も一つの結末へと加速していく。

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 「僕もそこに行きたい。誰かと手を繋ぎたい。手の温かさを感じたい」。それは「You and Me」で手を繋ぎ,会場でひとつになったファン――観測者へ直接向けられたかのような言葉。しかし,自分の冷たい手は世界を凍らせてしまう。二度目の消滅を生み出してしまう。ほんの一瞬,ユキと一緒にいられた時間を思い返しながら,ソウマは残酷な運命を呪う。深い海の底にいれば,誰も不幸にしない。絶望を感じなくていい。だから,ここを選んだ。
 「明日のライブ楽しみだね」というソウマに「そうだね」と答えるユキ。「ちゃんと起きてよ,ギリギリになると嫌だから」というユキ。言葉に詰まるのは,もう起きられないことを知っているから。ここで,ただどうしようもなく彼らが“家族”だったあの日の夢を見続けることだけが,唯一許されたこと。
 そんな空間に響く,小さな歌声。消えてしまいそうなほどかすかな声が,あっという間に大合唱へと広がる。「stay with me forever」の温かな歌声に,ソウマが再び口を開く。夢を見ているのに,どうしてほっといてくれないの。嫌だ。うんざりだ。「誰かが書いてるんだろ,僕を不幸にする物語を書いているんだろ!」と叫ぶソウマの下へSAK.さんが現れ,ソウマが語る“物語”を奪い取り,投げ捨てる。
 思わず目を見張るやり取りの中,SAK.さんの「皆の声を届けて!」という叫び,そして高らかに響く「Stay with Me」の歌声に,解き放たれたような大歓声が響き渡る。バイオリンが絡み合う「You and Me(Once Again)」も熱唱すると,いよいよライブもクライマックスへ。

いつのまにか朗読を“聴く”のではなく,自分もその一端を担っていたという大胆な演出。「魂の声をソウマに届けて!」というSAK.さんの言葉に,現実とゲームの垣根を超えた何かを感じた
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 「消滅都市0.」のPVでお馴染みとなった「Reach for the Sunlight」が流れると,会場の背景も夕暮れの海辺へと姿を変える。ダンサンブルな楽曲にエミさんの澄んだボーカルが乗る「What I Have Done」,SAKさんの力強いボーカルが魅せる「Black or White」と,新曲だらけのターンにファンのアップデートへの期待はさらに膨らんだことだろう。
 さらにエミさんがアップテンポな「Start New Things」,SAKさんの攻めのボイスが光る「Keep moving on」を歌い切ったところで,ソウマが静かに語り始める。うまくいかないことはたくさんある,暗闇で悲しんだり苦しんだりすることもある。だけど,生きていくと。
 「姉ちゃん,話したいことがたくさんあるんだ。数えきれないくらい,たくさん。だから,迎えに行くよ。姉ちゃん」。ソウマの言葉から,エミさんとSAK.さんの「Love Is the Way(Anniversary Remix)」が始まる。

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 SAK.さんの「ラスト2曲,いくよー!」の掛け声から,一気に「Love Sets Me Free」と「Love Is the Way」を叩きつけ,圧倒的な一体感の中で迎えたエンディング。シリーズディレクターの下田翔大氏も登場し,ファンへのお礼と感謝の言葉を述べて本イベントは終了した。

左から川越康弘氏,加藤浩義氏,エミ・エヴァンスさん,朝井彩加さん,SAK.さん,松原まりさん,下田翔大氏
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ライブグッズは後日Amazonでの販売も予定されているとのこと
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