連載
魔王の城まで一直線。iOS向け「一本道RPG」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第294回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
4Gamer読者ならば,「JRPG」という言葉を一度は耳にしたことがあるかもしれない。文字通り日本産RPGを指す場合もあるが,分岐があまりない“一本道”のストーリーや,細身の美少年が大剣を振り回す現実味のないキャラクター設定など,日本産RPGのステレオタイプな部分を揶揄する意味で使われることもある。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」で紹介する「一本道RPG」は,そんな風潮を逆手に取ったネーミングのタイトル。スタートとなる王様の城からラストである魔王の城まで,本当に一本道でつながったステージでゲームが展開されるのだ。
なお,タイトルに「RPG」とあるものの,システムはアクションゲームに近く,RPG要素は,世界観などの設定を除けば,レベルアップや装備といったものくらいだ。
「一本道RPG」ダウンロードページ(App Store)
王国の姫が,国の城から徒歩数分に住んでいる魔王にさらわれてしまう。どんな魔物でも一撃で倒せる「ゆうしゃのつるぎ」を手に,勇者は姫の救出に向かう……というのが本作のプロローグだ。いろいろと突っ込みたいところをグッとこらえ,プレイを始めよう。。
勇者は自動的に前方へ走ってくれるので,プレイヤーが行う操作は主に端末を左右に傾けての移動となる。道中のところどころにモンスターが登場するので,端末を傾けて体当たりで攻撃していこう。モンスターは基本的に一撃で倒せるが,勇者も相応のダメージをくらう。HPがゼロになったらミスとなる。HP自体は時間経過にともなって少しずつ回復していくものの,モンスターを倒して減る量のほうが多いので,残りHPを確認しつつ,モンスターを倒すか,回復に専念するかを決めよう。
また,「やくそう」を持っていれば,画面を上方向にスワイプすることで,HPを回復できる。
モンスターを倒すたびに一定の経験値がもらえ,画面上部の「EX」という青色のゲージが増加していく。このゲージがいっぱいになるとレベルアップとなり,勇者のHP上限が増加し,さらに全回復。残りHPが少ないけれど,もう少しでレベルが上がる……というときは,積極的にモンスターを倒していくといいだろう。
フィールドの最後にはボスのいる城を突破することになる。「ゆうしゃのつるぎ」の威力は絶大で,ボスさえ一撃で倒せるが,さすがに通常の敵とは比べものにならないダメージを受ける。HPには余裕をもって臨みたい。ボスを倒せば,つぎのフィールドへと進むことになる。
道中には宝箱が配置されており,ここからやくそうやせいすいが入手できる。また,「ゴーレム」が守る宝箱には,勇者の防御力をアップさせる「防具」が入っているので,ぜひとも逃さずに取りたいとろだ。ゴーレムは通常のモンスターよりもやや攻撃力が高いので,挑む際は残りHPに注意しておきたい。
こうして旅を続けていくと,やがて魔王の待つ城に到着する。ザコであろうとボスであろうと一撃で倒せることは説明したが,魔王も例外ではなく,それなりのHPさえあれば簡単に倒せてしまう。魔王撃破後は姫を救出してエンディングとなり,最後にはハイスコアが表示される。
1回のプレイにかかる時間自体は短いものの,ハイスコアを狙うなどして何度でも楽しめる本作。倒したモンスターの数やコンティニュー回数などがスコアとして計上されるようなので,ノーコンティニューでどれだけモンスターを倒せるか,ぜひ挑戦してみてほしい。
また,「ドラゴンクエスト」をプレイしたことがある人ならば,エンディングの演出にニヤリとできるはず。そちらにも注目していただきたい。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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