連載
車内でイライラする人に。Android向け電車運転シミュレーション「あなたも電車の運転士 part2」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第287回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
毎日休むことなく走り続け,我々の生活を支え続けてくれている電車。日本の電車の正確さや安全性は世界でも類を見ないと言われているが,それを支えている存在のひとつに運転士が挙げられるだろう。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」で紹介する「あなたも電車の運転士 part2」は,そんな運転士の仕事を体験できるシミュレーターだ。
「あなたも電車の運転士 part2」ダウンロードページ
電車の運転というと,自動車のアクセルに相当する「マスコン」と,ブレーキの2つを操作する方法を思い浮かべる人もいるかもしれないが,本作では,変速機を2つの矢印ボタンで操作するだけでいい。
変速機の弾数は「-8」から「4」までの13段階で,これを2つのボタンで上下させれば,電車が加減速できるという仕組みだ。0は現状速度を維持し,プラスでは数字に応じて加速,マイナスでは減速(ブレーキ)となる。
そして本作最大のウリとなっているのが,CGではなく実際の路線で撮影されたムービーが運転席からの風景として取り込まれていること。画質もかなり良く,プレイ時のリアルさは言うまでもない。
さて,操作方法は簡単だと紹介したが,本作の難度はかなりのもの。各駅では指定の位置から3メートル以内に停車せねばならず,高評価を得るためには1メートル以上の誤差は許されない。1度-8のブレーキで減速しつつ,徐々にブレーキを緩やかにして指定位置で止まるという,乗客の乗り心地まで配慮した運転を心がけねばならないのだ。
ゲームは3つの駅に停車すれば終了となるが,3メートル以上のオーバーラン,あるいは制限時間を60秒以上オーバーすると即座にゲームオーバーとなる。難度の高さに加えてこの容赦ない設定のおかげで,本物の運転士気分が味わえるというわけだ。
リアルなうえ,非常に歯ごたえのある作品なので,最高評価を目指してじっくり挑戦してみてほしい。そうしてプレイし続けているうち,運転士という仕事の難しさや,責任の重さが分かってくるはず。ちょっとしたダイヤの乱れなどに腹を立てていた自分が恥ずかしくなるかもしれない。
著者紹介:カイゼルちくわ
ゲーム攻略記事を中心に活動するフリーライター。ゲーセンに寝泊まりしたいくらいのシューティング&ガンシューティング好きだが,家に帰ればパソコンのFPS(ファーストパーソンシューティング)も遊びたがる。アクションゲームとかわいいキャラにも目がない。
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