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ジェンソン氏は,大学卒業後に研修生としてEA DICEに参加し,そのまま9年間プロデューサー業に身を投じてきたというから,若いながらも実力と経歴は折り紙付き。この「Mirror's Edge Catalyst」においては,フロントウーマンとして海外メディアへの露出も高く,ゲーマー達の間でも知名度を上げている要注目の人物だ。
「Mirror's Edge Catalyst」は,2年前に開催されたE3 2013において制作発表が行われ,今年のE3 2015ではゲームプレイデモが公開されるとともに,欧米での発売予定日が2016年2月になることもアナウンスされた。
ただ,その全貌が明らかになっているとは言い難く,今回はまず,gamescom 2015でのトレイラーに登場した新しいキャラクターや見どころについて,ジェンソン氏に聞いてみたので,その模様をお届けしよう。
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4Gamer:
よろしくお願いします。さっそくですが,前作が大きなヒット作になったとは言い難いなか,その続編を作ることになった経緯を教えてください。
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前作は確かに大きな成功を収めたような作品ではないのですが,プレイしていただいたファンやメディアからの評価は高く,息の長いセールスを続けていました。
一人称視点のアクションアドベンチャーとしても,ほかにはない作風のゲームでしたし,「続編はないのか」と皆さんから聞かれることが多かったのです。また,我々としてもさらに良いものになるという可能性は感じていました。
4Gamer:
続編を望む声が多いなか,ナンバリングを付けなかったのには,何か意図があるのでしょうか。
ジェンソン:
我々自身は,「Mirror's Edge Catalyst」が単なる“リブート”ではなく,“リバース”(Rebirth,生まれ変わり)であると思っています。さらに良いものにするには,単に前作を焼き直すのではなく,良い部分を煮詰めながらも,新しい部分をうまく取り入れることが必要だからです。とくに,キャラクターの背景をしっかりと練り込むことは,この作品のストーリーテリングの観点では重要であると考えました。
4Gamer:
E3 2015のトレイラーでは,主人公フェイス・コナーズの過去について触れられていましたが,本作は彼女の“オリジンストーリー”(その出自や動機を描く物語)が展開されるのですか。
ジェンソン:
詳しくはお話しできませんが,フェイスの過去についてもしっかりと描いています。
4Gamer:
大きな変化としては,移動周りのアクションが相当に洗練されている印象を受けましたが。
ジェンソン:
トラバーサル(移動)は,とくに気を使っている部分です。操作は前作と同じでも,キーバインドを変更するなどして使い勝手の良いものにしていますし,とにかくシームレスに移動できるよう配慮しました。
たとえば,前作では壁の出っ張りを掴むのにも,いちいち視点を動かして掴みたい部分を画面の中央に捉える必要がありましたが,本作ではその必要がなく,スムーズに移動できます。
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4Gamer:
カンフー映画を思わせるような戦闘も印象的でした。
ジェンソン:
戦闘については,手と足を駆使したマーシャルアーツに特化させたことで,“ランナー”としての彼女の特性が表現できるようになったと思います。
4Gamer:
格闘以外の攻撃手段は持ち合わせないと。
ジェンソン:
銃器を持てば,どうしても立ち止まって狙いを付けるような行動が必要になりますが,前作ではそれがどうもしっくりと来ませんでた。なので,本作では走りながらスライディングして,相手を蹴り上げてからパンチを食らわせるといった,コンバットとトラバーサルが一体化したアクションが楽しめます。
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4Gamer:
なるほど。今回のgamescom 2015で公開されたトレイラーには,ノア(Noah)という人物が登場しました。E3 2015のデモにはイカルス(Icarus)というキャラクターもいましたが,これらはフェイスとどう関わってくるのでしょうか。
ジェンソン:
ノアは,もともとフェイスが補導施設から解放されたときに,彼女を引き取ったメンターでして,ランナーのグループを率いるリーダーという役どころです。一方のイカルスも,ファイスにさまざまな助言を与えますが,イカルスとフェイスは同じ任務をあたえられた同業者であって,その内面では「俺が最高のランナーなのだ」というライバル心を燃やしているわけです。
4Gamer:
スプリンターセルの「サム・フィッシャー」のような,ナイトビジョン・ゴーグルを付けたキャラクターも登場しましたね。
ジェンソン:
彼については,まだお話しできないのですが,言えることは「熟練のランナー」であって,本作のストーリーにおいても非常に重要なキャラクターの1人だということです。
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4Gamer:
なかなか奥の深そうなストーリー展開になりそうですね。
ジェンソン:
はい。今回紹介したトレイラーは,それまではランナーとして生活していたフェイスに,ある大きな変化が訪れるという非常に重要なシーンを描いています。それ以降,フェイスがある意思を持って行動して社会を変えていくことになるのです。
4Gamer:
ファイス自身が,カタリスト(促進の働きをする者,の意味)になるわけですね。
ジェンソン:
そういうことです。もちろん,そうしたストーリーは,ゲームをプレイしてしっかりと楽しんでいただきたい部分ですね。
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4Gamer:
では最後になりますが,この「Mirror's Edge Catalyst」に用意されているというマルチプレイモードについて耳よりな情報があればお願いします。
ジェンソン:
今の段階でお話しできるのは,「Mirror's Edge Catalyst」には協力プレイではないマルチプレイモードが用意されるということです。プレイヤーの行動が,ほかのプレイヤーの世界に影響を与えると言えば,なんとなく想像できるでしょうか。それから,リーダーズボードを用意したスピードランも用意されています。“リバース”と呼ぶに相応しいゲームになっていますので,1人でも多くのプレイヤーに本作を楽しんでいただきたいです。
4Gamer:
ありがとうございました。
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