連載
可愛い猫をひたすら愛でる。iOS向けタップゲーム「ぬこたっち」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第208回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
突然だが,筆者は大がつくほどの猫好きである。世の中の人は猫好きか犬好きに分かれると思うが,筆者は断然猫好きだ(大事なので2回言った)。猫のクールさやツンデレっぷり,ふてぶてしさなど,さまざまな魅力を語るには本稿では短すぎるが,同じ思いを持つ猫好きの方も相当数いるのではないだろうか。
というわけで,本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,そんな猫をただひたすらタッチしまくるという「ぬこたっち」を紹介しよう。
「ぬこたっち」ダウンロードページ(App Store)
ゲームを起動すると,画面には日本の日常風景が表示される。その風景のところどころに猫たちがくつろいでいるので,彼らをタップしていこう。画面上部には制限時間となるタイムゲージ,その下にはライフ(のようなもの),右にはタッチした猫の数がそれぞれ表示されている。時間の経過によってタイムゲージは減少していき,ゲージがゼロになる前に画面内の猫すべてをタッチできればステージクリア。次のステージへと進むことができる。ステージと説明したが,本作にワールドの概念はなく,別の背景に切り替わるだけだ。どんな背景が登場するかはランダムとなっている。
背景には民家や,ベンチ,道路といったものが描かれており,これにちょこんと乗っかるように猫たちが表示される。猫たちの登場位置もすべてランダムで,「この背景のときにはここにいる」といったようなことはない。とはいえ,猫の居場所はすべて一画面内に収まっているので,あまり深く考えずにタッチしていけばいいだろう。
猫たちは毛繕いしていたり,伸びをしていたり,寝ていたりと,思い思いの時間を過ごしており,これがまた可愛くてたまらない。また,猫をタッチすると「ニャン」「マ〜オ」と実に愛くるしい鳴き声を披露してくれる。
ゲームとはいえ,思う存分猫を愛でられる……と思いきや,タイムゲージの減少はかなり早く,実時間に換算すると猶予は2〜3秒しかない。この短時間で猫を見つけ,タッチしていかないといけないため,背景や猫のアクションに目をやる余裕はない。猫を愛でるゲームのくせに,じっくり愛でられないという何とももどかしい内容なのだ。
と悲壮感たっぷりに書いてしまったが,安心してほしい。バージョン2.1から「ながめる」モードが加わり,この問題も解消された。このモードは通常モードと変わらずランダムで背景・猫の位置が表示されるが,ゲームオーバーはない。好きなだけ猫をタッチしたり愛でたりできるという,まさに猫好きの猫好きによる猫好きのためのゲームモードなのだ。
「ながめる」モード中は一定時間で背景と登場する猫が変わるほか,画面上にある早送りマークをタップすれば,別の背景に任意で変更可能。また,隣にある一時停止マークを押せば現在の背景と猫を固定できるので,お気に入りのシチュエーションが出て来たらこれを押し,延々と眺めるなりタッチするなりして楽しもう。
シンプルなルールとゲーム性なので,難度は低め。ただしステージを進むにつれてタイムゲージの減少速度が上がるため,猫同士が離れていたり,押しづらい位置にいたりした場合,あっさりとゲームオーバーになってしまう。ある程度の運を味方につけるのも,ハイスコアを出す秘訣かもしれない。
とはいえ,とにかく愛くるしい猫たちに癒されることは間違いなしなので,ぜひマタタビを与えられた猫のごとくプレイしていただきたい。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」記事一覧
- 関連タイトル:
ぬこたっち
- この記事のURL:
キーワード
(C)2012 funcreates