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「LORD of VERMILION III」をがっちりプレイ。スーパーレアを含む新カード情報と合わせて,その模様をレポート
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印刷2013/03/09 17:08

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「LORD of VERMILION III」をがっちりプレイ。スーパーレアを含む新カード情報と合わせて,その模様をレポート

 現在,東京のゲームセンター,池袋GIGOでは,スクウェア・エニックスが2013年夏の稼働開始を予定しているアーケードカードゲーム,「LORD of VERMILION III」(以下,「LoV III」)のロケーションテストが行われている。

画像集#001のサムネイル/「LORD of VERMILION III」をがっちりプレイ。スーパーレアを含む新カード情報と合わせて,その模様をレポート

「LORD of VERMILION III」公式サイト


 シリーズ初のタッチパネル搭載や,4on.4の新対戦形式の導入レバー操作の廃止カード資産総入れ替えと,新情報が出るたびにファンを驚かせてきたLoV IIIに,自分の手で触れられることもあって,ロケテ会場はかなりの賑わいを見せていた。

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 そんな中,閉店後の池袋GIGO5階フロアで,2時間ほど本作をプレイする機会を得たので,ロケテスト版LoV IIIのプレイレポートをお届けしたい。ただし今回の情報はすべてロケテスト版についてのものであり,製品版では変更が加えられている可能性がある。この点は,あらかじめご了承いただきたい。

 ちなみに,本作の基本システムについても簡単に解説するが,以前掲載した記事にも,詳しいゲーム内容が書かれている。ムービーなども用意されているので,本作の基本システムをあまりよく知らないという人は,以下のリンクから関連記事をチェックしてほしい。

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デッキビルドの自由度は
「LORD of VERMILION」シリーズ中最高


 今回の体験プレイをするにあたって,本作に登場する種族「魔種」「人獣」「神族」「海種」「不死」から,各3枚ずつの使い魔カードが手渡された。最初の数回は,ゲームのルールをつかむためにスターターデッキを使っての対戦を行ったが,その後は用意された使い魔カードを使ってプレイした。

(左)スターターパック。カードはすべて一新され,タイトーのダウンロードサービス,NESiCAxLiveに対応している。(右)さまざまな種類の使い魔カードが用意された。レアリティはC(コモン),UC(アンコモン),R(レア),SR(スーパーレア),UR(アルティメットレア)の5種類で,今回はSRまで確認
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LoV IIIにおける使い魔カード。左上に表示されているのが,召喚時に必要なコスト(マナ)だ
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 前作では,各使い魔カードごとにコストが設定されており,デッキのコストには上限が存在したが,今回はその制約が撤廃されている。そのため,主人公カードを含む,どんなカードでも制限なくデッキ(最大8枚)に組み込めるようになった。

 ただし本作では,強力なカードほど召喚時に多くのコスト(マナ)が必要になる。マナはゲームの時間経過で手に入るほか,「マナタワー」を占領して集めることになるので,ある程度はコストのバランスを考える必要があるだろう。また,デッキに組み込まれた種族が少なければ少ないほど初期マナにボーナスが入るので,デッキに入れる種族の比率も重要な要素の一つになっている。

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「マナ」は,ステージに用意された施設,「マナタワー」を占領し,その周辺をタッチすることで収集できる。高コストの使い魔ばかりでデッキを組むと,ずっとこの画面を眺め続けることに……
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一部のアビリティを持つユニットは,召喚時と同じコストを支払うことで「覚醒」,または覚醒状態からの「超覚醒」を行える。能力値が大幅に強化され,マップでもドンと大きく表示されるようになる

 これらのシステムによって,本作ではデッキビルドの自由度が広がった。おかげで,ゲーム開始前から「低コストでマナを溜めて中盤以降に攻勢を……」「いや,むしろ,ここは最初からビートダウンを狙って……」と,筐体前で頭を抱えて唸ることになったが,この“悩ましい感”もLoVシリーズの醍醐味といえるだろう。

 以下に,今回用意されたカードのおおまかなテータスなどを掲載するので,どのようなデッキが組めるのか考えてほしい。そうすることで,本作の“デッキビルドの妙”が分かるはずだ。

画像集#008のサムネイル/「LORD of VERMILION III」をがっちりプレイ。スーパーレアを含む新カード情報と合わせて,その模様をレポート

●「魔種」
・C 10コスト「イボス」 アタッカー ATK 10/DEF 10
 周囲の使い魔のATKを上昇させる(+25程度)アーツを10コストで使用できる。

・C 10コスト「シュウ」 マジシャン ATK 10/DEF 10
 アルカナストーンを素早く攻撃できるアビリティを,召喚時から常時発動している。

・C 10コスト「ビルビーゲル」 マジシャン ATK 10/DEF 10
 シュウと同じく,アルカナストーンの制圧に便利なアビリティ「ストーンアタック」を持つ。


●「人獣」
・SR 90コスト「ヨルムンガルド」 アタッカー ATK 140/DEF 120
 コスト比の能力値の高さと,覚醒するたびに上がるステータスが特徴の大型ユニット。

・C 20コスト「ジェヴォーダン」 ディフェンダー ATK 20/DEF 40
 召喚直後はマナの回収スピードをアップさせられ,覚醒すればDEFが上がるので,戦闘でも使える万能ユニット。

・C 10コスト「ロロ」 アタッカー ATK 5/DEF 15
 戦闘には参加しづらいが,最低コストユニットながらアビリティ「マナヘイスト」でマナの回収速度を上げられる。


●「神族」
・SR 70コスト「イージス」 ディフェンダー ATK 60/DEF 160
 高い防御力を持つディフェンダー。自身を回復するアーツや,防衛に適したアビリティなどを持つ,防御の要。

・C 40コスト「デュランダル」 アタッカー ATK 80/DEF 60
 コストに対しての能力値が高く,さらに覚醒時に発動するアビリティで,ステータスをアップできる。

・C 20コスト「プロメテウス」 アタッカー ATK 30/DEF 30
 召喚直後の能力はないが,素のステータスがやや高い。覚醒後は,マナの回収などを助けてくれる。


●「海種」
・C 10コスト「深きものども」 マジシャン ATK 10/DEF 10
 自分のタイプを参照して,同タイプのエキドナなどの召喚コストを下げるアビリティを持つ,サポート系使い魔。

・C 20コスト「エキドナ」 アタッカー ATK 30/DEF 30
 アビリティ「ドライブサポート」で,味方の戦闘を支援できる中堅使い魔。

・R 40コスト「フィンガル」 マジシャン ATK 75/DEF 65
 超覚醒時に発動する「ATKウィーク」で,攻撃した相手のATKを下げられる。敵を一網打尽にできる強力なアビリティだ。


●「不死」
・C 10コスト「エリザベート」 ディフェンダー ATK 10/DEF 10
 召喚時に発動する「デッドマナ」は,自身の死滅時にマナを発生させるというもの。常に戦闘させればアドバンテージを握れる。

・C 30コスト「カリガリ博士」 ディフェンダー ATK 70/DEF 70
 テキストが一切ない,いわゆるバニラカード。ただし,素の能力値はコスト比で最高クラスだ。

・R 30コスト「武則天」 ディフェンダー ATK 30/DEF 70
 ステータスは低めだが,超覚醒時にアビリティ「ストーンアタック」が発動する。高いDEFとストーンアタックの組み合わせが強力。


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「RTSらしさ」と「LoVらしさ」を兼ね備えた
新しいアクションカードゲーム


 これまでのLoVシリーズをプレイしている人なら,「アーツ」(特殊技)を発動するのが筐体左側に縦に並んだ3つのボタンの下から2番めだったり,「アルティメットスペル」のボタンが一番上だったりなど,ボタンの配置に少し違和感を覚えるかもしれないが,しばらくプレイすれば慣れるはず。

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モード選択画面では,前作で主人公達の指南役を務めた「ドゥクス」のようなシルエットの女性が登場。ストーリー中では登場するかどうかは分からないが,ぜひ登場してほしい。登場してください
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使い魔本体か,もしくは画面下に表示されている使い魔カードのアイコンをタッチすると,選択が行える。複数の使い魔を同時選択するときは,2本の指で操作する
フィールド上で施設の破壊や制圧が発生した際には,それを行ったユニットが表示される
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 ゲームの基本的な流れは,まず戦闘力が低いユニットでマナタワーを制圧し,戦闘に必要なマナを収集。ある程度マナが溜まったら,戦闘能力が高いユニットを召喚(または覚醒)し,敵陣に設置された「アルカナストーン」の制圧に向かうといった具合になる。

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プレイヤーのジョブや,覚醒時に発動するアビリティは武器によって変化するとのこと。前作同様,主人公カードは死滅しても5秒で復活するので,頼りがいのあるユニットとなるだろう
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 シリーズのプレイヤーである筆者としては,「スマッシュアタック」をバンバン出して,敵陣をペンペン草すら生えない状態にしてやろうと思っていたが,今回は,そう簡単にはいかなかった。確かに使い魔同士の戦闘では,スマッシュアタックを活用することで戦闘を有利に運べるが,これは能力や数で大きく劣る状況を覆せるほどのものではないからだ。また,筆者がタッチスクリーンの操作にまだ慣れていないこともあり,操作だけでもてんてこ舞い。正直,なかなかスマッシュまでは手が回らなかった。

 まずは,使い魔の行動パターンを変更できるディフェンスゾーンとアタックゾーンの入れ替えを的確に行い,数的な不利が出ないような立ち回ることを心がけるべきだろう。

プレイスクリーンに引かれているラインの上が「アタックゾーン」,下が「ディフェンスゾーン」だ。使い魔を配置するゾーンによって,使い魔の行動が変化する。ちなみに,ディフェンスゾーンに入っているとマナの収集ができないので注意
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今回選べたアルティメットスペルは「リザレクション」「キュアオール」「リターンゲート」「クイックドライブ」「パワーライズ」の5種類で,前作のような成長要素はない。ただし,時間が経過するごとに「Lv」が上昇し(最大3),効果が大きくなっていく
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必死にマジシャンのスマッシュを出そうとしている筆者。その間に別部隊が攻撃されて,大惨事になった
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 本作のリザルトは,チームの勝敗ではなく,獲得したポイントによる個人のランクで格付けが行われる。自分より下の順位のプレイヤー数に応じ,いわゆる「称号」(正確な名称は不明)が手に入る仕組みで,ポイントは基本的に,チームに貢献することで手に入る。

 ロケテストの今後の予定だが,開催中の池袋GIGOに続き,3月14日から3月17日までの4日間,東京のタイトーステーション 秋葉原店で,さらに3月21日〜24日,大阪のラウンドワンスタジアム 千日前店で行われる予定になっている。詳しくは公式サイトを参照してほしい。

(左)勝敗のリザルト画面。「攻撃」や「制圧」「妨害」といったゲーム中の行動によってポイントが加算され,ポイントが高いほど順位が高くなる。チームの勝敗に関わらず,上位入賞が狙えるシステムだ。(右)一定以上のポイントになるだけで,称号が手に入ることもあるようだ
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