紹介記事
「黒い砂漠」のダークナイトがすごく美人なので,自分好みにエディットしてみた。「キャラメイク&スクリーンショット選手権」にもエントリー
この新クラス,身の丈ほどもある太刀を振り回すパワフルなキャラクターなのだが,それよりなにより超が付く美人。顔は整ってるわ,出るところは出てるわ,足は長いわと,まさにモデル体型の鑑とも言える抜群のプロポーションの持ち主だ。これに抗える男子がいるだろうか,「いや,いない」と言い切ってしまってもいい。
つまり,ダークナイトをキャラメイクするのは男子として必然であり義務でもあるのだ。ということで,帆船製作に使う時間をちょっと脇に置いて,ダークナイトを作ってみることにした。ちなみに黒い砂漠はクラスと性別が固定なので,ダークナイトは女性キャラとなる。男性のダークナイトはいないのであしからず。
そういえば「黒い砂漠」のキャラメイクも超手ごわいんだった
さて,それではダークナイトをメイクしてみようかと思ったが,そこでようやく思い出した。「黒い砂漠」のキャラメイク機能が,かなり手ごわかったことを。
キャラメイクができるゲームは,オンライン,オフライン問わずに多々あり,それぞれ特徴を持っている。黒い砂漠のキャラメイクは「パーツの調整が細かくできる」ことが特徴と言える。
例えば顔は目が5か所(瞳や虹彩の調整は別扱いだ),唇は6か所にパーツが分かれていて,それぞれを細かく調整が可能だ。もちろん,腕や足,胸などといった体型も細かに調整できる。
しかし……自分の手で弄れる部分が多いのはうれしい限りだが,正直,こだわり始めるとキリがない。言うなれば沼だ。黒い砂漠はそれがひときわ深く,底なし沼と言ってもいいのではないだろうか。
自分の中のダークナイト像を再確認。ダークエルフにする? それともクリーチャー系が好み?
ちょっとキャラメイクに怖気づいてしまったので,心の準備をしつつどんなダークナイトを作るかのイメージを行うことにした。
ダークナイトが初めて公開されたのは,2016年の5月に開催されたオフラインイベント「Pmang祭」で,「ダークエルフ」という開発名だった。そのためか,筆者はこのクラスが「ダークエルフ」である,というイメージを払拭できずにいる。となれば,作るしかないだろう。そこで自分の中にあるダークエルフのイメージを掘り起こしてみると,以下のような要素が思い浮かんできた(編注:某戦記キャラの影響がかなりありますね……)。
・モデル体型で背が高い
・肌は褐色
・髪は白か銀髪
・胸が巨大
・超強気で見下し系のサディスト気質
このイメージをベースに,どこまで弄れるのかを基本方針として進めていくことにした。
しかし,その一方で肌のベースは褐色より黒のほうがいいのではないか。いや,いっそ青系にして悪魔とかクリーチャーっぽいのも面白いよな,耳が尖ってるし。などなど,キャラメイクに意識を寄せると,余計なイメージもたくさん湧いてくる。個人的には,このイメージを膨らませている過程が,キャラメイクで一番楽しい時期なのではないかと確信している。この先,たびたびこのような妄想があふれ出ることもあるが,生暖かく見守っていただければ幸いだ。
なお,具体的なイメージがあらかた決まったなら,それをネットで検索して,イメージに近いイラストや写真などを集めておくのも有効だ。現実とゲームは違うとはいえ,人体バランスの参考になるからだ。
理想のプロポーションはマウス一つでラクラク描き出す
ある程度のコンセプトも決まったところで,さっそくキャラメイクにいってみよう。まずは手ごろにメイクできる体型,つまりプロポーションからだ。
まずは身長の設定だ。先ほど身体の全パーツを最短にしたものと最長にしたものを紹介した。あれはあくまで極端な例で,実はバランスよく身長と体型をまとめて調整するスライダーがある。細かい調整はいらないという人は,これで好みの体型を設定するといい。
ダークナイトはデフォルトの時点で約7等身と,バランス上はほとんど完璧だ。ただ,そのまま使うというのは芸がない(編注:とくに芸は求められてないように思う)ので,胴と股関節部分を少し縦に伸ばし,ウエストをちょっとだけ縮めて身長を延ばした。
身長が決まった時点で,「一時保存」ボタンをクリックしておこう。現在のメイク状態が一時保存されるので,やり直しがしやすくなる。キャラメイクを進めながら適度にスクリーンショットを撮影し,以前のものと見比べて調整の良しあしを確認するというのもアリだ。
続けて,横幅(横に太くする)と深さ(縦に太くする)の調整を行った。ダークナイトの使う武器は,大ぶりの太刀だ。いくらファンタジーとはいえ,大きな刀を振るう以上,それなりの筋肉がなければならないと筆者は考えているので,腕と肩周りを少しボリュームアップ。
同時に,ダッシュ系移動スキルも多用するなら,足元も鍛えてるはずだよねと,こちらもボリュームアップを図ることにした。これらの部分は,片腕,片足を調整すると,同時に反対側の腕や足も自動で同じように調整してくれるので楽チンだ。
最後に肌の色の調整だが,これは「体」からではなく「顔」の「肌」で調整する。顔の調整時にはアバターを着込んだままなので「キャラクター行動」の「服装」で脱がしておいたほうがやりやすい。
肌の色はいろいろとそろっているが,赤とか青とか緑とか,そういった原色がないのが少々残念だ。青肌悪魔系キャラメイク終了のお知らせである。それについては別案を考えるとして,褐色系のダークエルフを作るならば,文句ないラインナップとなっている。どの色が自分のイメージに合うか,ひとつひとつ試していこう。マウスホイールで全身表示にしておくと,全体的なイメージをくみ取りやすい。
顔はキャラクターの命です。同時にプレイヤーの魂も削る作業です
体型の調整を終えたので,いよいよ顔のメイクに入っていこう。顔の要素は大きく分けて,髪型と顔の2つに分けられる。髪型は23タイプ,フェイスパターンは3つのタイプから選ぶことができる。それらをそのまま使用しても構わないが,そこからさらに調整も可能なので,自分にとってもっともイメージの近いタイプを選び,微調整を加えていくのがいい。
いろいろ悩んだ結果,エルフらしい尖った耳をアピールしつつ目隠れ属性もゲットできるこの髪型に決定。続いて髪の形を調整してく。髪の形は6つに分けられていて,これらを体型と同じようにマウスやスライドで長短やボリュームの増減と各部位の回転,髪の長さ,カールの有無や度合いなどで調整することができる。……と意気込んでみたのだが,この髪型の場合は調整できるところがほとんどなかった。
ここまでで,筆者が挙げたダークエルフの4項目はすべてクリアしている。しかし,ある意味でキャラメイクはここからが本番だ。
いよいよ,顔のメイクに入る。フェイスパターンはそれぞれタイプが異なるので,やはりこれも自分のイメージに近いものを選び,そこから調整を加えていこう。問題はここからだ。前述のとおり,黒い砂漠は顔の調整部分が非常に多い。ひとつやりすぎるだけで「なにこれ?」という結果になることもある。パーツごとにスライダーを大きく左右に振り,それがどんな結果をもたらすか確認したうえで,本調整に入ろう。ただし,正面からのみの調整では,横から見てみると,ヒドイことになっていることもしばしばある。確認の際には「調整部位表示」のチェックボックスを外すのも有効だ。
顔のなかでもっともハードルが高いのが目だ。瞳などは別項目で調整できるが,目の周辺のデザインは,どうしていいものか,いつも悩む。とりあえず「超強気で見下し系のサディスト気質」という筆者内のイメージというか設定があるので,それに沿うように調整を始めてみる。なお,顔の調整だけで実に3時間ほど経ってたりする。
結構時間がかかったが,ようやくキャラメイクが完了したので,一度カメラを引いて全体をチェックしてみる。このときにアバターも着せてみて,どうなるかを確認しよう。
気になったところを調整してみたが,おでこの長さは機能的に改善が不可能で,解消するには髪型を変更するしかなかったので諦めた。目は黄色を薄くすると目力が消え,没個性になってしまったので現状のままでいく,つまりこれで完成とすることにした。トータルで約8時間といったところだった。
せっかくだからクリーチャー系も欲しいよね?
作り始める前はダークエルフのほかに,青肌クリーチャー系のダークナイトも作ってみたいと考えていたが,作成の過程で原色に近い青は肌に使えないことが分かってしまった。いや,紫でも良かったけど,返す返すも残念でならない。
でも,普通じゃないのも作っておきたいので,ダークエルフ作成完了のテンションと経験が残っているうちに,クリーチャー系も目指してみた。
エルフは長命。でも背が低い。なら単純にロリ系かな思ったが,それだとクリーチャーっぽくない。ひとまずロリ系は悪くないので,それを基準に長命でも成長しないなら吸血鬼はどうだ,という考えに至った。となるとすごく不健康そうだよなーとなるので,肌の色パネルの左隅にある青系をチョイス。輝きもちょっと上げて「血を吸ってお肌ツヤツヤ」なことにしておく。
続いて髪型と色の選定に入る。肌が不健康色なので,その対比として髪はハッキリ見せたい。でも,赤とか金髪とかはちょっと……といろいろ試していくうちに思いのほか黒髪がしっくりきた。これと肌に合うように毛先は青を,髪の境目は緑を採用して調整を進めていくと,なんだか存在そのものが幽霊のような雰囲気になってくる。勢いってホント大事。
顔の調整が完了したので,全身を表示してバランスのチェック。吸血鬼というよりも,蛇女という感じがしてならない……。まぁどっちも人外だからいいかと,無理やり納得。
ついにダークナイト完成!? いえいえ,実践テストしてからまた調整です
ようやく2体のダークナイトのキャラメイクが完成したが,実はまだやらなければならないことがある。それは,実際にゲームの世界に降り立たせることだ。
というのも,キャラメイク画面の「天気」,つまりライティング設定は,これがゲームの中の昼や夜とは結構違う。そのためキャラメイク画面でいい感じの色味にしたつもりでも,ゲームの中では「あれ?」とか,「この繊細な色がまったく見えない!」とか,残念なことにもなるわけだ。こればかりはどうしようもないので,とりあえずログインしてみよう。その前に,キャラ作成情報を保存しておくのをお忘れなく。
新キャラクターでログインすると,闇の精霊によるチュートリアルがスタートするが,とりあえずそれは放っておいて,日当りのいいところでキャラクターのチェックを行う。
クロエルフ壱号の肌色は,このままでいくか,もう一段薄くするかどうかというところだ。左前髪の毛先の紫も綺麗に出ている。この紫は,最初に設定したときにイメージよりも一段濃い目の色を使っている。以前,髪にうっすら見える色をアクセントに使ったのだが,ゲーム内に入ってみると「ん? これは色が付いてる?」というぐらいの薄さになってしまった経験があった。今回はその経験が活きたというわけだ。
そして,もうひとりの蒼エルフ弐号は,肌の色はいい感じで病的だが,黒髪にさし色として入れた緑の影響がちょっと濃すぎる。黒くつややかな髪に,ほんの少しだけ緑が見えるイメージで作ったので,ここはちょっとやり直すことにする。
さて,実際にゲーム内でどのような感じかを確認できたので,リテイクすることにする。リテイクには2つの方法がある。1つはキャラクターを削除して,新たにキャラクターを作る方法。これには2つ欠点があり,再調整したものが納得できなかった場合,もう一度キャラクターを作らなければならないことと,キャラクターの削除に24時間かかることだ。
もう1つは,課金アイテムである「エステ利用券」を購入して,エステルームで調整することだ。実費がかかるとはいえ,調整後,すぐにゲーム内で確認でき,そのうえ再調整もすぐにできるため利便性は高い。どちらを選ぶかは,プレイヤー次第といったところだろう。
今回はたまたま,エステルームが自由に使用できる「プレミアムパッケージ(7日)」を持っていたので,それを使って再調整を行うことにした。
以上,筆者による綺麗なダークナイトのお姉さんを作ってみようレポートだが,正直なんだか違う気がしている。片方はなんかネコ科っぽくて怖いし,もう片方は病的で不気味だし,どこで間違ったんだ。
でも,愛着がないわけじゃない。長い時間かけてメイクしただけあって,これはこれでデザインは結構気に入っている。でも,ひと段落した瞬間,あのあたりをもう一度調整しなおしたいな……とか絶対に思うわけで,もうきりがない。
それに,キャラメイクを続けていると「何が正しいか分からなくなる」という危険なループに陥るので,適当なところで区切りをつけることも必要だ(ちなみに何が正しいか分からなくなるループに入った場合,ループの一番最初の状態が,一番良い状態であることが多い)。そもそも,さすがにこの名前でプレイするのはちょっとご勘弁なので,削除して新生させるときに,改めてまた調整を行うつもりだ。
ところで現在,ダークナイト実装を記念して「キャラメイク&スクリーンショット選手権」が開催されているのは,プレイヤーであればご存じだろう。この選手権には,メディア部門なるものが設定されている。こで今回,4Gamerからは筆者作成キャラをエントリーすることにした。
クロエルフ壱号と蒼エルフ弐号のどちらが良いか,編集さんと相談した結果,ダークナイトをベースに,ここまで作り込めるというのを見せたいということで,蒼エルフ弐号に決定。公式サイトで公開されている特設ページで投票してほしい。
「キャラメイク&スクリーンショット選手権」特設ページ
「黒い砂漠」公式サイト
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