ウルティマシリーズ最新作，「Ultima Forever: Quest for the Avatar」の制作が発表。基本料金無料で，2012年内のサービス開始を予定

　Electronic ArtsとBioWareは，ゲーム史に輝く「ウルティマ」シリーズの最新作「Ultima Forever: Quest for the Avatar」の制作を発表し，公式サイトをオープンした。Ultima Forever: Quest for the Avatarは基本プレイ料金無料のRPGとしてサービスされる予定になっており，対応機種はPCおよびiPad。2012年内のリリースが予定されている。

「Ultima Forever: Quest for the Avatar」公式サイト

　“ロード・ブリティッシュ”として知られるリチャード・ギャリオット（Richard Garriott）氏が生み出したウルティマシリーズは，1981年にリリースされた「Ultima I: The First Age of Darkness」から1999年の「Ultima IX: Ascension」まで続き，それ以外にも「Ultima Underworld」シリーズや「Ultima Online」などの傑作が存在している。
　中でも，1985年の第4作「Ultima IV: Quest for the Avatar」はRPGの金字塔として知られており，導入された「徳」のシステムは，その後のRPGジャンルに大きな影響を与えている。後期の作品では，技術面でも見るべきものが多い。

　そんなウルティマシリーズの最新作となるUltima Forever: Quest for the Avatarだが，現時点ではあまり詳しいことは発表されていない。公式サイトによれば，プレイヤーは「Lady British」の挑戦を受けてブリタニアを旅することになり，クラスとしてはFighterとMageが用意されているようだ。サブタイトルがシリーズ第4作と同じであること，水晶を覗き込む占い師のアートが公開されていることなどから，Ultima IVを現代的にリメイクしたものになるのかも知れない。
　また本作は，Free-to-Playであるだけでなく，PCとiPadのクロスプラットフォームを実現しており，異なるプラットフォームの仲間とともにクエストを楽しむCo-opモードが搭載される模様だ。ショップにどのようなアイテムが用意されるのか，プレミアムサービスなどはあるのかといったことも気になるが，このあたりは今後の情報待ちだろう。


　Ultima Forever: Quest for the Avatarを開発するのは，2009年にBioWareに統合された旧EA Mythicで，現在，Ultima Onlineの運営/管理を行っているグループとのこと。公式サイトでは，βテスターの登録もできるので，気になる人はチェックしよう。

「Ultima Forever: Quest for the Avatar」公式サイト