フランスのデベロッパであるLarian Studiosは,E3 2012の自社ブースにて,人気RPGシリーズの第3作となる「Divinity: Original Sin」(
PC /
Mac)のデモを初公開した。
2009年にリリースされた前作「
Divinity II: Ego Draconis」は,同社のXbox 360参入タイトルだったこともあり,完全3D化されたリッチなアクションRPGに仕上がっていたが,このDivinity: Original Sinではゲームエンジンを一新。グラフィックスの美しい色合いはそのままに,「Ultima VII」にもっとも近いとファンから評価された「
Divine Divinity」へと回帰したような,クォータービュー/ターン制RPGに生まれ変わっている。
その理由として,プロデューサーのデイビッド・ウォルグレーブ(David Walgrave)氏は,「シリーズのファンであるPCゲーマーの声に耳を傾けた結果」だと話す。また,アイテム収集や数字の確認に終始するようなゲームではなく,
「テーブルトークRPGを気の合う仲間と遊ぶような感覚」を強調した作品を復活させたい,という願いもあるそうだ。
今回のデモでは,主人公である戦士と,その仲間のメイジを,2人のプレイヤーがそれぞれ操作してCo-opを楽しむという内容になっていた。クエストは,爆弾を背負ったインプが女性の住む家に立てこもっているという設定で,この女性を解放して,ストーリーを進展させるための手がかりを得ることが目的だ。
クエストの解決方法は何通りかあるようだが,今回は,メイジの魔法でインプを氷漬けにし,戦士が女性を救出したあとに,インプを爆死させるという手順が披露された。女性が死んでしまった場合でも,その死体から鍵を探し出すことでクエストを進められるようだ。
ちなみに,プレイヤーの行動によっては,NPCがプレイヤーキャラクターと恋に落ちることもあるとか。しかし今回のデモでは,女性の見ている前でリンゴを盗んだことがきっかけとなり,女性を殺めてしまうという結果に行き着いた。
Co-opモードのほかのプレイヤー,もしくはソロの場合のパーティメンバーとの連携プレイは,本作においてとくに重要らしい。メイジが電撃系の魔法で雑魚キャラクターを粉砕し,蘇生を行う敵のメイジを倒すために戦士が突撃する……といった連係は,比較的分かりやすい例といえるだろう。
また,本作では気象や環境をバトルに利用することができ,その例として,水たまりに足を踏み入れたロボットを,電撃魔法で感電させて動きを止めるシーンが公開された。
なお,このゲームの開発にも利用されているレベルエディタが,製品版の発売(2013年第2四半期)にあわせてリリースされる予定とのこと。ちょっと練習すれば,プログラミング知識のないプレイヤーでも,かなり凝った内容のクエストを制作できるそうなので,シリーズファンにとっては最高のプレゼントとなりそうだ。