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映画「バイオハザードV:リトリビューション」監督のポール・W・S・アンダーソン氏にインタビュー。“終わりの始まり”となる今作の見どころを聞いてきた
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印刷2012/09/28 00:00

芸能

映画「バイオハザードV:リトリビューション」監督のポール・W・S・アンダーソン氏にインタビュー。“終わりの始まり”となる今作の見どころを聞いてきた

映画「バイオハザードV:リトリビューション」監督のポール・W・S・アンダーソン氏
バイオハザード6
 カプコンの「バイオハザード」シリーズを原案とした実写映画の最新作,3D映画「バイオハザードV:リトリビューション」が,丸の内ピカデリーほか全国の映画館で公開中だ。
 本作品で主人公のアリスを演じるのは,ハリウッド屈指のアクション女優として知られるミラ・ジョヴォヴィッチさん。また,レオン・S・ケネディやエイダ・ウォンといったゲーム版のシリーズでお馴染みのキャラクター達が初めて登場する点も,バイオファンにとっては注目のポイントだろう。
 前作「バイオハザードIV アフターライフ」のラストシーンから続く形で始まる本作品では,シリーズ完結が表明されている次回作「6」に向けて,“終わりの始まり”となる物語が衝撃的な展開で描かれていく。

 今回4Gamerでは,前作をはるかに上回るスケールで制作された「V」について,監督・脚本を担当した,ポール・W・S・アンダーソン氏にインタビューをさせてもらった。その模様をお伝えしよう。

「バイオハザードV:リトリビューション」公式サイト

バイオハザード6


4Gamer:
 本日はよろしくお願いします。まずはシリーズ5作めとなった「バイオハザードV:リトリビューション」の見どころから教えてください。

ポール・W・S・アンダーソン氏(以下,アンダーソン氏):
 まずはサプライズを期待してください。映画「バイオハザード」はシリーズものですから,5作目ともなると,皆さんは「同じではない新しいもの」を期待されていると思います。
 その1つの仕掛けとして,「V」のアリスは超人的な力を失いながらも,今までと同じようにゾンビと対峙しなければなりません。これまでの“バトルアリス”にはない危うさ,さらなる恐怖感やスリルを味わえる点が,サプライズになっていると思います。

4Gamer:
 バトルアリスでなくなったからといって,アクションシーンの迫力が失われるわけではないんですよね。

アンダーソン氏:
 もちろんです。「V」では製作費を増やし,今までに見たことがないような大がかりなアクションシーンになっているので,そこも見どころの1つです。
 もう1つ注目してほしいのは,キャラクターです。レオンやエイダといったゲームでおなじみのキャラクターが初めて映画に登場しますし,これまでの映画のシリーズ作品に登場したキャラクター達も再登場するなど,映画「バイオハザード」史上最高にスケール感のある映画となっています。
 新たに登場するオリジナルのキャラクターを含めて盛りだくさんの内容になっているので,そのあたりも楽しんでもらえると嬉しいですね。

4Gamer:
 「V」では東京,ニューヨーク,モスクワといった舞台が登場しますが,複数の都市を登場させることにしたのはなぜですか?

アンダーソン氏:
 とにかくスケール感の大きい映画にしたかったからです。終末を迎えた世界をさらにグローバルな形で見せたかったので,映画を見る人が場所をすぐにイメージできる都市を選んでいます。その条件で,ニューヨークのタイムズスクウェア,ワシントンDCのホワイトハウス,モスクワの赤の広場,そして渋谷のスクランブル交差点などをロケーションに選びました。
 どの都市も,現実の世界で人の多い場所ですよね。それが「バイオハザード」の世界ではまったく人気がない……それって怖くないですか?

4Gamer:
 確かに不気味ですね。ところで,今作ではエイダやレオンなどゲームでお馴染みのキャラクターが初めて登場するというのも,ゲームファンにとっては注目のポイントだと思います。このタイミングで2人を登場させたというのは?

アンダーソン氏:
 まず,ファンの皆さんの要望に応えたいというのが理由の1つですね。 カプコンからも話を聞いていて,ユーザーの人達が映画に何を期待しているのか,どのキャラクターやどのストーリーが人気なのかをよく把握しています。
 また,ミラがTwitterで,バイオの映画の中でどんなキャラクター,クリーチャーが見たいかといった話をして,100万人のフォロワー達の声を聞いています。そういった方々の意見を聞くと,やはりレオンとエイダが見たいという意見が多かったので,今回の「V」では,それに応えたというのはあります。
 この2人は,私自身もすごく好きなんですよ。惹かれあっている雰囲気を感じさせるけど,お互いに信用できないところがあって,でもお互いに気持ちが通じあっているところがあるというのは,すごくテンションのある組み合わせで,最高ですよね。
 実際に映画の中でも,ヘリの中にエイダとレオンが一緒にいるシーンがあるんですけど,レオンがエイダの太ももに手をかけると,エイダがその手をすっと払うというやりとりがあるんです。2人の関係をうまく表現できたかなと思います(笑)。

4Gamer:
 ゲームでも同じようなやり取りが生まれそうだと思いました(笑)。エイダとレオンの俳優は,どのようなポイントでキャスティングしたのでしょうか。

アンダーソン氏:
 エイダについては,ビジュアルとその名前からして,やはり選ぶのは中国系の女優になりますよね。英語が話せて,自分でスタントをこなせて,美しく認知度が高い人となると,正直なところ,それほど多くの候補者がいるわけではありませんでした。
 そこで,もともと出演作も知っていたリー・ビンビンを起用したんです。オファーした際,彼女もやりたいと言ってくれたのですが,彼女自身の仕事が忙しくて,スケジュールの調整に苦労しました(笑)。彼女の話す声や仕草,ルックス,どこをとってもエイダそのものだったので,出演が叶って良かったですね。

バイオハザード6

4Gamer:
 レオンはどうでしょう。

アンダーソン氏:
 レオンのキャスティングは難しかったですね。レオンのような外見と屈強さを併せ持つ俳優は,やはりなかなかいないんです。演技力のある方を探してたくさんのオーディションをしたのですが,なかなか見つけられず,ようやくヨハン・アーブの起用が決まりました。ヨハンは,実写の肉体的にレオンに近い俳優だと思っています。
 ただ,レオンに関しては,髪型のせいで撮影中一番テイクが多かったんです。CGのキャラクターなら激しいアクションをさせても髪型が気になることはありませんよね。でも実写だと,振り返って銃を撃ったりすると,髪の毛が顔を隠してしまったり口に入ったりと乱れてしまい,なかなかいい絵が撮れないんですよ(笑)。

バイオハザード6

4Gamer:
 監督としては,前作「バイオハザードIV アフターライフ」や「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」で3D立体視での経験を積んだうえでの制作となりました。今回の「V」では,3D立体視での撮影で,以前の経験があったからこそ生まれたポイントなどはありますか?

アンダーソン氏:
 3D立体視は映画制作に革新をもたらしたと思っていますし,私自身大好きです。以前「アバター」のラフカットを見たときから,これからの映画は3Dでなければありえないと感じさせられたし,CMの仕事でも3D立体視の機材を使って撮影したこともあります。
 僕の撮影現場は,状況に応じて臨機応変にスピーディーに撮っていく,ロックンロールなスタイルなんです。
 でも,以前の3Dカメラはとても大きく,広角レンズが取り付けられなかったり,録画用のハードウェアとケーブルでつながっているので一定以上の距離を移動できなかったり,そのハードウェアもテントにエアコンを入れて冷却しなければならなかったりと,制約も多かったんです。

4Gamer:
 3D立体視対応の撮影機材では,思い通りの絵作りがしにくかったんですね。

アンダーソン氏:
 でも機材が進化し,カメラが小型化されたりコードがなくなったりしたおかげで,手持ちでの撮影や車への搭載など,できることの幅が広がりました。それもあって,「V」ではカーチェイスの映像が3Dで実現したんです。
 撮りたいアクションを実現できましたし,今までの作品よりも,さらに動的で躍動感あふれる3D立体視の映像になったと思います。「バイオハザードIV」と「三銃士」で3D撮影を熟知したスタッフによる作品ですから,「V」は2012年最高の3D映画になったと自負しています。


4Gamer:
 映画「バイオハザード」シリーズでいえば,第1作が日本で公開されてから10年が経ちました。これまでのシリーズの中で,とくに印象に残っている思い出を教えてください。

アンダーソン氏:
 思い出はいっぱいあるからなぁ……。ミラの成長を見られたというのは,大きな思い出かもしれません。彼女は,第1作で赤いドレスをまとい記憶を失ってしまった「不思議の国のアリス」のような少女から,今は母親でもある1人の美しい大人の女性に成長しました。それは,アリスの成長を反映しているところでもあるかもしれませんね。

4Gamer:
 やはり,初期の作品は思い入れの強い部分があると。

アンダーソン氏:
 第1作はシリーズの始まりでもありますし,ミラと出会った作品でもあるから,自分にとって,プライベートも含めて思い入れは強いですね。そういった面だと,第1作のさまざまなキャラクターが出演している「V」も,また特別な作品です。
 その中でも,レインを演じているミシェル・ロドリゲスは,10年前と見た目がまったく変わっていないんですよ。まるで冷凍保存されていたのではないかと思うほどでした(笑)。
 あと,第1作でレーザーで角切りにされたコリン・サーモンであったり,カルロス役のオデット・フェールであったりと,彼らが戻ってきて第1作の思い出を再び感じられるのが「V」なんです。

4Gamer:
 確かに,彼らを作中で見ても,10年経ったことをあまり感じませんでした。

アンダーソン氏:
 第1作の思い出といえば,もう1つあるんですよ。
 最初の頃,ミラとアクションの打ち合わせをしていたときなんですが,「こんな感じ?」とミラが実際にアクションをしたときに,思いきり顔を殴られてしまったんです。同じ週に,撮影監督もミラの近くに寄りすぎて殴られてしまったので,それ以降,本気で殴られるから,打ち合わせのときにミラに近寄ってはいけないと学びました(笑)。
 撮影監督と僕は,1か月くらい目に黒いアザを作ったまま撮影していましたよ(笑)。

4Gamer:
 (笑)
 「V」の公開前から,次の「6」がシリーズ完結作となることが明らかにされていますが,どのような作品にするか,考えていることはありますか?

アンダーソン氏:
 映画は1本1本が勝負ですし,映画の作り手として,今回の「V」にすべてのアイデアとエネルギーを注ぎ込んで制作したので,実は「6」のことについて,まだあまり考えていません。もし,幸運なことに僕が「6」の映画を制作できるのであれば,壮大なスケールのクライマックスが待っていると思ってください。
 僕もゲームは大好きですから,「6」でもゲームの影響は受けると思います。たまたまなんですが,「バイオハザード6」体験版のレオン篇に地下鉄のシーンがありますよね。映画の「V」にも地下鉄のシーンがありますから,すでに「バイオハザード6」が映画に反映されているといっても過言ではありません(笑)。

4Gamer:
 では最後に,読者に向けてメッセージをお願いします。

アンダーソン氏:
 「バイオハザードV:リトリビューション」は,ゲームをプレイしたことがない人,「バイオハザード」シリーズの映画を見たことがない人でも楽しめる作品を目指して作りました。ですので,以前の作品の流れを気にしなくてもいい内容になっているはずです。映画シリーズの“終わりの始まり”となる「V」のクライマックスにぜひ期待してください。

4Gamer:
 映画「バイオハザード6」の実現も期待しています。

アンダーソン氏:
 皆さんがそういう熱い思いを映画の「V」に向けてくれたら,「6」の制作も叶うと思いますよ(笑)。

4Gamer:
 ありがとうございました。


バイオハザード6

「バイオハザードV:リトリビューション」公式サイト


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