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印刷2013/06/02 00:01

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第4世代Coreプロセッサ「Haswell」,デスクトップPC向けモデルのスペックを整理してみる

「Unlocked」版の製品ボックス。Unlocked版の詳細は後ほど
画像集#007のサムネイル/第4世代Coreプロセッサ「Haswell」,デスクトップPC向けモデルのスペックを整理してみる
 開発コードネーム「Haswell」(ハスウェルもしくはハズウェル)と呼ばれてきた第4世代Coreプロセッサの正式発表は6月4日が予定されているが,秋葉原ではデスクトップPC向け製品の深夜販売も始まっていたりと(関連記事),ほぼ解禁,といった状況だ。
 そして,これに合わせてIntelは,販売の始まったデスクトップPC向けモデルを中心とする計15製品の主な製品スペックを明らかにした。ここでは,その概要をまとめてみることにしよう。


LGA1150パッケージで登場した

デスクトップPC向けHaswell


 Intelは2012年の第3世代Coreプロセッサ,開発コードネームでいう「Ivy Bridge」(アイヴィブリッジ)のタイミングで,3次元トライゲート・トランジスタを用いる22mnプロセス技術を導入した。Haswellは,そんなIvy Bridgeと同じプロセス技術を用いつつ,拡張を加えてきたモデルとなっている。

クアッドコア版Haswellのブロック図。トランジスタ数14億というのはIvy Bridgeと同じ。一方,ダイサイズはクアッドコア版Ivy Bridgeの160mm2からクアッドコア版Haswellで177mm2へと大きくなっている
画像集#002のサムネイル/第4世代Coreプロセッサ「Haswell」,デスクトップPC向けモデルのスペックを整理してみる

 そのアーキテクチャは別記事で解説しているので,ここでは冒頭で紹介したとおり,ラインナップを整理していきたい。

 6月2日時点でスペックが明らかになっているデスクトップPC向けHaswellは表1&2のとおりだ。4コア8スレッド対応のCore i7が5モデル,4コア4スレッドもしくは2コア4スレッド対応のCore i5が7モデルとなっている。
 Core i5ではこのほかにも「Core i5-4430」「Core i5-4430S」という製品が用意されているようなのだが,原稿執筆時点では詳細が分からない。2製品のスペックは,Intelの製品情報データベース「ark.intel.com」に掲載されるのを待つ必要があるだろう。

※1000個ロット時単価は,OEMとなるPCメーカーがIntelへ発注したときの単価であり,店頭売価とは異なる
HDG:HD Graphics,WiDi:Wireless Display,QSV:Quick Sync Video,VT:Virtualization Technology
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 「末尾のアルファベットが異なる一方,4桁型番は同じ」という製品が多いが,このあたりはIvy Bridge時代と変わっていないと述べていいだろう。「K」型番の「Core i7-4770K」は「Unlocked」仕様で,動作倍率を定格比で大幅に引き上げることができる(※Unlockedでない製品でも,“定格+α”程度の倍率引き上げはサポートされる見込み)。
 「S」「T」が省電力版で,「T」型番のほうがより低消費電力を志向しているというのも,Ivy Bridge世代から変わらずだ。

Unlocked版では強力なオーバークロック機能がサポートされるとのこと。チューニングできる項目はIvy Bridgeを上回るとされる
画像集#003のサムネイル/第4世代Coreプロセッサ「Haswell」,デスクトップPC向けモデルのスペックを整理してみる

 統合型グラフィックス機能(※上の表では「iGPU」と表記してある)は「Intel HD Graphics 4600」で統一されている。Intelは5月2日に,Haswell世代の統合型グラフィックス機能上位モデルで新しい製品ブランド「Intel Iris Graphics」を用いると発表しているが(関連記事),ご覧のとおり,今回明らかになったデスクトップPC向けモデルで,採用製品は用意されない。
 デスクトップPCを使う4Gamer読者のほとんどは単体グラフィックスカードを別途用意するはずなので,大きな問題にはならないと思われるが,一応は押さえておきたいポイントと言えそうだ。

 ちなみにメモリコントローラはDDR3-1600もしくはDDR3-1333対応,共有L3キャッシュ容量は4〜8MB,PCI ExpressコントローラはGen.3(3.0)対応で,このあたりもIvy Bridgeから変わらずである。

CPUパッケージはLGA1150となった
画像集#006のサムネイル/第4世代Coreプロセッサ「Haswell」,デスクトップPC向けモデルのスペックを整理してみる
 一方,大きく変わったのはCPUパッケージで,Haswellでは「LGA1150」と呼ばれるLGA(Land Grid Array)タイプとなっている。端的に述べると,Ivy Bridgeや,“その前”の「Sandy Bridge」(サンディブリッジ)こと第2世代Coreプロセッサが採用していたLGA1155パッケージとは物理的な互換性がない。換言すると,HaswellをデスクトップPCで使うには,LGA1150に対応したIntel 8シリーズチップセット搭載マザーボードを用意する必要がある。
 Intel 8シリーズチップセットについては後述したい。


ノートPC向けHaswellでは

3製品のスペックが明らかに


 ノートPC向けでは,「Core i7-4930MX」「Core i7-4900MQ」「Core i7-4800MQ」の製品スペックが判明した。具体的には表3のとおりだ。また,「Core i7-4702HQ」「Core i7-4702MQ」「Core i7-4700HQ」「Core i7-4700MQ」という4製品の存在も明らかになっている。
 ノートPC向けプロセッサの場合,「X」が付いた製品はUnlocked仕様のExtreme Editionというのが最近の流れだが,Core i7-4930MXがUnlocked仕様なのかどうかは,原稿執筆時点ではまだ分からない。

画像集#010のサムネイル/第4世代Coreプロセッサ「Haswell」,デスクトップPC向けモデルのスペックを整理してみる


Intel 8シリーズチップセットは

合計8製品が投入される


 前述のとおり,Haswellの対応チップセットとしては,Intel 8シリーズが用意されている。
 具体的なラインナップは以下のとおりだ。

●デスクトップPC向けIntel 8シリーズ
  • Intel Z87 Express
  • Intel H87 Express
  • Intel Q87 Express
  • Intel Q85 Express
  • Intel B85 Express

●ノートPC向けIntel 8シリーズ
  • Intel HM87 Express
  • Intel HM86 Express
  • Intel QM87 Express

デスクトップ向けIntel Z87 Expressのブロック図。プロセッサとチップセットを結ぶ独自のインタフェースDMI(Direct Media Interface)は,Ivy Bridge世代と同じDMI 2.0のままで,帯域幅も変わらない。なお,デジタルディスプレイ出力はHaswell世代でプロセッサ側に移されたが,チップセット側に残されたアナログVGA出力のためにIntel FDI(Flexible Display Interface)が用意されている
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 「Z」「H」が(ゲーマーを含む)一般ユーザー向け,「Q」「B」がビジネスユーザー向けとなっている。「M」は「Mobile」の意味だ。
 「Haswell対応」という部分を除くと,Intel 8シリーズチップセットが持つ最大の特徴は,PCI Express Gen.2(2.0)レーン数とSerial ATA 6Gbpsポート数,USB 3.0ポート数を,OEMメーカー(≒マザーボードメーカー)がある程度自由にカスタマイズできる「Intel Flexible I/O」のサポートということになりそうである。

 Intel Flexible I/Oは,チップセットが持つ複数のシリアルレーンを「Configuration Register」(コンフィグレーションレジスタ)の設定によって任意の用途に割り振れるというもので,たとえばマザーボードベンダーが自社製品の特徴を出すためにUSBポートを大幅に増やした――その代わりに残る2要素の数が減った――製品を投入できるようになる。
 また,Intel Flexible I/Oのサポートに合わせ,これまで2ポートの制限があったSerial ATA 6Gbpsポート数が最大6に拡大されたのもトピックといえるだろう。

Intel 8シリーズとIntel 7シリーズの比較。PCI Expressions 2.0(5GT/s),Serial ATA 6Gppsは最大6ポート,USBは最大14ポートに拡張され,Intel Flexible I/Oによって可変となった。PCやマザーボードによって,チップセットでサポートされるレーンやポートの数が変わるので,この点は注意が必要
画像集#004のサムネイル/第4世代Coreプロセッサ「Haswell」,デスクトップPC向けモデルのスペックを整理してみる

 なお4Gamerでは,「Core i7-4770K」および「Core i7-4670K」のレビューを,販売解禁に合わせて掲載済みだ。前述のとおりアーキテクチャ解説も別途行っているので,そちらもチェックしてもらえればと思う。
 また,4日になれば,Ultrabook向けなど,残るHaswell世代のプロセッサも発表されるだろう。そちらも詳細が明らかになり次第お伝えしたい。

「Core i7-4770K」「Core i5-4670K」レビュー。デスクトップPC向けHaswellはゲームで速いのか

「Haswell」って何だ? 第4世代Coreプロセッサが採用するアーキテクチャのポイントを一気に押さえよう


ark.intel.com(英語)

Intel日本語公式Webサイト

  • 関連タイトル:

    Core i7・i5・i3-4000番台(Haswell)

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