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「Xperia XZ1」&「Xperia XZ1 Compact」テストレポート。Snapdragon 835採用でパワーアップした2017年冬モデルを試す
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印刷2017/10/24 17:34

テストレポート

「Xperia XZ1」&「Xperia XZ1 Compact」テストレポート。Snapdragon 835採用でパワーアップした2017年冬モデルを試す

 NTTドコモの2017〜2018年冬春モデル新製品として,Xperiaブランドの新型スマートフォン2機種が発表された(関連記事)。1つは5.2インチサイズの「Xperia XZ1 SO-01K」(以下,Xperia XZ1)で,もう1つは4.6インチサイズの「Xperia XZ1 Compact SO-02K」(以下,XZ1 Compact)だ。発売はともに11月中旬を予定している。

Xperia XZ1。カラーバリエーションは左からMoonlight Blue,Venus Pink,Warm Silver,Black
Xperia

XZ1 Compact。カラーバリエーションは左からWhite Silver,Horizon Blue,Black,Twilight Pink
Xperia

会場には,2017年夏モデルで登場した「Xperia XZ Premium SO-04J」の新色「Rosso」も展示されており,注目を集めていた
Xperia
 詳細は後述するが,本体のサイズや重量,ディスプレイのサイズと解像度を除けば,両製品ともQualcomm製のハイエンドSoC「Snapdragon 835 Mobile Platform」(MSM8998,以下 Snapdragon 835)を採用するなど,スペックには共通点が多い。とくに,最近では数が少なくなった4インチ台でありながら,ハイスペックなXperia XZ1 Compactには注目が集まっていたように思う。
 そんなわけで,新しいXperiaの特徴と実力をチェックしてみよう。


違いはサイズだけと言ってもいいくらい共通点は多い


Xperia XZ1(上)とXZ1 Compact(下)
Xperia
 Xperia XZ1とXZ1 Compactの間に,サイズ以外の違いはあまりない。そこで,ここでは両機種を並行して見ていく。
 外観は,ここ最近のXperiaと大差のないもので,他社製スマートフォンが外見上の個性を押し出しているのに比べると,「いつものXperia」といった印象が強い。代わり映えがしないと言えなくもないが,逆に“Xperiaのリファレンスデザイン”っぽい安定感があるともいえ,安心して手に取りやすい雰囲気がある。
 数世代前のXperiaから機種変更しても,ハードウェアボタン類の位置を含めて大きな変化はないので,使い勝手が変わることなく,性能向上の恩恵を得られるだろう。スマートフォンは日用品の域に入りつつあるので,アプローチとしては1つの正解と言えようか。

 Xperia XZ1は,5.2インチサイズで解像度1080×1920ドットの「トリルミナス ディスプレイ for mobile」を採用しており,本体サイズは約73(W)×148(D)×7.4(H)mm,重量は約156gだ。
 一方のXZ1 Compactは,4.6インチサイズで解像度720×1280ドットのトリルミナス ディスプレイ for mobileを採用し,本体サイズは約65(W)×129(D)×9.3(H)mm,重量約143gとなる。
 サイズを見比べると分かるように,XZ1 Compactはやや分厚い。これは,同じSoCに対応する放熱設計を組み込むために加えて,両機種で同じバッテリー容量(約2700mAh)を確保するためとのこと。また,説明員は「小型端末は,薄くしすぎると逆に持ちにくくなるため,その点を考慮した着地点でもある」とも述べていた。

Xperia XZ1の前面(左):上下に幅の広いベゼルがあるのは,今や逆に珍しい。通話口と受話口はスピーカーを兼ねている
XZ1 Compactの前面(右):Xperia XZ1との違いは少ない。Xperia XZ1と見分けるポイントはベゼル上側のSonyロゴ右にある近接センサーの向き。横向きなのがXperia XZ1で,縦向きがXZ1 Compactだ
Xperia Xperia

Xperia XZ1の背面(左):アウトカメラはやや出っ張っている。中央にあるドコモロゴは目立つが,下にあるブランドロゴは目立ちにくい
XZ1 Compactの背面(右):厚みがあるためか,カメラ部分は出っ張っていない。ややドコモロゴが目立つが,レイアウトはXperia XZ1と大差ない印象だ
Xperia Xperia

Xperia XZ1の上側面(左):ヘッドセット端子とサブマイク孔がある。ヘッドセット端子は左側に寄っており,横画面時に邪魔になりにくい
XZ1 Compactの上側面(右):上下が逆だが,配置はXperia XZ1と同じで,ヘッドセット端子とサブマイク孔が並んでいる
Xperia Xperia

Xperia XZ1の下側面(左):USB Type-Cポートとメインマイク孔があるだけ
XZ1 Compactの下側面(右):USB Type-Cポートとメインマイク孔が並ぶ。ミドルクラス以上の端末は,ほとんどUSB Type-Cへ移行したようだ
Xperia Xperia

Xperia
Xperia XZ1の左側面:Nano SIM兼microSDカードスロットのカバーがある。ちらっと見えている樹脂製のラインは,アンテナ用の分割線だ
Xperia
XZ1 Compactの左側面:Nano SIM兼microSDカードスロットのカバーがある。アンテナ用の分割線がないのは,Xperia XZ1の筐体が金属製なのに対して,XZ1 Compactは樹脂製と異なるためだ

Xperia
Xperia XZ1の右側面:左から音量調整ボタンと指紋認証センサー内蔵の[電源/スリープ]ボタン,カメラのシャッターボタンという配置だ
Xperia
XZ1 Compactの右側面:Xperia XZ1と上下が逆なので,ボタンの並びも正反対に見えるが,左からシャッターボタン,[電源/スリープ]ボタン,音量調整ボタンという構成は変わらない

Xperia XZ1の両側面は丸みがあり,ゴツゴツと手に当たるような感触はない(左)。一方,XZ1 Compactの側面は角張っているが,エッジが丸められているため,手に刺さるような印象は受けない(右)
Xperia Xperia

 Xperia XZ1とXZ1 Compactのどちらも,プリインストールOSは最新のAndroid 8.0(Oreo)となった。Xperia独自の機能は最小限に抑えている印象だ。メーカーによるOSカスタマイズは,なるべく避けたそうで,「バッテリー管理とサウンド部分に手を加えている程度の,ほぼAndroid 8.0のままと言ってもいいほど」だと説明員は述べていた。
 一時期,メーカー独自機能をやたら推していたことを思うと,寂しいくらいの変化かもしれないが,Android OSがそれだけマシになった証とも言える。ゲーム用途やセキュリティという観点からすれば,邪魔な要素がないほうが快適かつ安全でもあるので,この点は評価していいだろう。

ドコモ固有の機能はあるが,ホーム画面や設定画面は素に近い(左)。サウンド関連の独自設定は健在だ(右)
Xperia Xperia

 スペックを見てみよう。
 Xperia XZ1とXZ1 Compactで共通する部分は,冒頭でも触れたSnapdragon 835の搭載とメインメモリ容量4GBというところ。内蔵ストレージ容量は異なっており,Xperia XZ1が容量64GB,XZ1 Compactは容量32GBだ。最大容量256GBのmicroSDXCカードに対応するのは,両機種とも共通である。

カメラを利用して,顔の3Dデータを作成する機能「3Dクリエーター」をアピールしていた。配信用のアイコンの素材になるかもしれない
Xperia
 カメラについても違いがあった。アウトカメラは,両製品とも約1920万画素のセンサーを採用しているが,インカメラは異なっており,Xperia XZ1が約1320万画素,XZ1 Compactは約800万画素となっている。カメラの評価が本題ではないので,軽くチェックしただけだが,2016年モデルの「Xperia XZ」で顕著だった,レンズの歪みは解消されているようだった。

 さて,それではベンチマークテストとゲームのプレイで,いつもの検証を行ってみよう。
 実行したのはいつものとおり,3Dグラフィックスベンチマークアプリ「3DMark」の「Sling Shot Extreme Unlimited」プリセットと,総合ベンチマークアプリ「PCMark for Android」の「Storage test」,CPUの動作クロックを見る「CPU-Z」,そして連打応答性を調べる「ぺしぺしIkina」だ。ゲームのテストは定番の「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」(以下,デレステ)。最近ではミリシタ派も増えていると思うが,グラフィックス処理で共通している部分が多いようで,負荷の傾向も似ているので,参考になるだろう。

 Sling Shot Extreme Unlimitedプリセットの結果は,Xperia XZ1が「3907」で,XZ1 Compactは「3944」と,XZ1 Compactがわずかに上回る結果になった。とはいえ,この程度の差は誤差レベルだろう。

Xperia XZ1(左)とXZ1 Compact(右)における3DMark Sling Shot Extreme Unlimitedの細目
Xperia Xperia

 Monitoring dataから温度変化を見ると,Xperia XZ1は,テスト進行とともに温度が上昇したのに対して,XZ1 Compactはほぼ変化ナシ。小型筐体ながら放熱設計は良好なようだ。また,チェック中に気がついたことだが,本体上部から熱を逃がす構造ではなく,背面全体から放熱しているようで,下部のほうが暖かいように感じた。

Xperia XZ1(左)とXZ1 Compact(右)における3DMark Sling Shot Extreme Unlimitedの「Monitoring data」グラフ
Xperia Xperia

 次にストレージ性能を計測するPCMark for AndroidのStorage testでは,Xperia XZ1が「6096」で,XZ1 Compactは「5619」となった。どちらも良好なスコアなのだが,誤差と言うにはやや大きい差が生じている。
 とはいえ,同時に操作してみた限りでは,アプリの起動時間に露骨な差がつくようなシーンは見受けられなかったので,あまり気にしないでいいだろう。

Xperia XZ1(左)とXZ1 Compact(右)におけるStorage testの細目
Xperia Xperia

 CPU-Zで見ところ,両機種とも挙動に差はなく,big側のCPUコアとLITTLE側のCPUコアともに300MHzであることが多かった。アプリのインストール時に,LITTLE側が1.5GHz程度まで上昇しているのが目に付いた程度で,big側はアプリ起動時やタスク切り替え時に,動作クロックを上げていただけのようだ。

Xperia XZ1(左)とXZ1 Compact(右)で,CPU-Zを用いて動作クロックを確認している様子。CPUの動作クロックは,300MHzから上がることが少ない。ちなみにGPUの動作クロックは相変わらず取得できないままだ
Xperia Xperia
Xperia Xperia

Xperia XZ1は,93〜96になるよう連打して「81」。飽和タイミングは後半に集中しており,ゲームへの影響は少ないだろう
Xperia
 さて,ぺしぺしIkinaだが,Xperia XZ1は,「81」と良好な結果を残したものの,XZ1 Compactは,ワーストケースで「54」という極めて低い結果が出た。ワーストケースの場合,数タップに1度は飽和が起きるほどだったが,常にこうなるというわけではなく,何度かリトライすると,「86」という良好な結果が出ることもあるという具合だ。
 個体差かと思ったのが,他の展示機でも同様であるし,充電の有無でも変化はない。感覚的には,フリック入力時にはまず気がつかない程度だが,横画面にフルキーホードを表示して早めに入力していると,取得漏れに気づきやすいといったところか。

XZ1 Compactは,反応の悪いときだと「54」と極端に低い結果となるが,調子のいいときは「86」と高い結果が出るといった具合で安定しない
Xperia Xperia

 話が前後するが,デレステのプレイテスト時にも,やはり画面中央付近の反応が鈍くなるときがあった。ただ,中央付近の反応が悪い状況でも,液晶パネルの外枠寄りは良好に取得できるという挙動を示すことも分かった。
 ぺしぺしIkinaが低負荷なアプリであることを考えると,処理負荷によるノイズや熱の影響とは考えにくいだろう。この問題は,平素からデレステで遊んでいるという説明員に伝えておいたので,ソフトウェア側で対処可能であれば,発売時点で解決されているかもしれない。とはいえ,気がかりな挙動であるのは事実なので,XZ1 Compactの購入を検討しているゲーマーは,店頭に実機が並ぶようになったら,入念にチェックすることをお勧めする。

 不安を感じる状況ではあるが,デレステのテストを進めていこう。
 筆者はテスト時の基準として「Yes! Party Time!!」でプレイしているが,3Dリッチのプレイでも,両機種とも取得漏れを起こすことなく良好なプレイフィールを得られた。
 「ディマー」をオンにした場合は,ときおりもたつくこともあったが,露骨に目立つほどではない。ただ,妙に処理が重いと言われる楓さんの「こいかぜ」くらいになると,気になる可能性はありそうだ。とはいえ,連続プレイでも挙動に気になる部分は出てこなかったので,無難に遊べるAndroid端末と考えていいだろう。

 XZ1 Compactでは,MVの解像度で高画質設定を選べないという違いがあるのと,物理的に横幅が狭いため,指の大きさによっては高難易度曲で苦労する可能性があるかもしれない。

左はXperia XZ1,右はXZ1 Compactの動作設定画面。XZ1 Compactは解像度を選択できない
Xperia Xperia

ステレオスピーカーの音質が良好だったのは,リズムゲームファンにはポイントかもしれない
Xperia



Xperia XZ1とXZ1 Compact,どちらを選ぶかで迷ったらサイズで選ぼう


Xperia
 まとめに入ろう。
 見た目とスペックがほぼ同じXperia XZ1とXZ1 Compact。もしどちらかを選ぶとなったら,やはり決める要素はサイズになるだろう。性能や機能面での違いがあまりないので,大画面を重視するならXperia XZ1となるし,手に収まる小型端末がいいのであればXZ1 Compactといった単純な理由で選んでもいいくらいだ。

 Xperia XZ1は,スペック的に見ても,実際の挙動や性能面で見ても,無難に選べる端末といった印象を受けた。これなら発売直後に飛びついても大丈夫だろう。一方,XZ1 Compactは複数の展示機で,タッチパネルの挙動に問題があったので,同製品を検討している人は,もう少し様子見してからをお勧めする。

●Xperia XZ1 SO-01Kの主なスペック
  • メーカー:ソニーモバイルコミュニケーションズ
  • OS:Android 8.0(Oreo)
  • ディスプレイパネル:5.2インチ液晶「トリルミナス ディスプレイ for mobile」,解像度1080×1920ドット
  • プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 835」(MSM8998,「Kryo 280」CPUコア×8(最大CPU動作クロック2.45GHz)+「Adreno 540」GPU)
  • メインメモリ容量:最大4GB
  • ストレージ:内蔵(64GB)+microSDXC(最大容量256GB)
  • アウトカメラ(メイン):有効画素数約1920万画素
  • フロントカメラ:有効画素数約1320万画素
  • バッテリー容量:2700mAh
  • 対応LTEバンド:未公開
  • 対応3Gバンド:未公開
  • SIMカードスロット:nanoSIM(nanoUIM)
  • 待受時間:約420時間(LTE)
  • 連続通話時間:約1170分
  • 無線LAN対応:IEEE 802.11ac
  • Bluetooth:5.0
  • USBポート:Type-C
  • 本体公称サイズ:約73(W)×148(D)×7.4(H)mm
  • 本体公称重量:約156g
  • 本体カラー:Moonlight Blue,Venus Pink,Warm Silver,Black
  • 主な対応サービス&機能:VoLTE,おサイフケータイ,防水(IPX5,8),防塵(IP6X),指紋認証,ワンセグ,フルセグ,ハイレゾ音楽再生

●Xperia XZ1 Compact SO-02Kの主なスペック
  • メーカー:ソニーモバイルコミュニケーションズ
  • OS:Android 8.0(Oreo)
  • ディスプレイパネル:4.6インチ液晶「トリルミナス ディスプレイ for mobile」,解像度720×1280ドット
  • プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 835」(MSM8998,「Kryo 280」CPUコア×8(最大CPU動作クロック2.45GHz)+「Adreno 540」GPU)
  • メインメモリ容量:最大4GB
  • ストレージ:内蔵(32GB)+microSDXC(最大容量256GB)
  • アウトカメラ(メイン):有効画素数約1920万画素
  • フロントカメラ:有効画素数約800万画素
  • バッテリー容量:2700mAh
  • 対応LTEバンド:未公開
  • 対応3Gバンド:未公開
  • SIMカードスロット:nanoSIM(nanoUIM)
  • 待受時間:約430時間(LTE)
  • 連続通話時間:約1290分
  • 無線LAN対応:IEEE 802.11ac
  • Bluetooth:5.0
  • USBポート:Type-C
  • 本体公称サイズ:約65(W)×129(D)×9.3(H)mm
  • 本体公称重量:約143g
  • 本体カラー:White Silver,Horizon Blue,Black,Twilight Pink
  • 主な対応サービス&機能:VoLTE,おサイフケータイ,防水(IPX5,8),防塵(IP6X),指紋認証,ワンセグ,ハイレゾ音楽再生

NTTドコモのXperia XZ1 SO-01K 製品情報ページ

NTTドコモのXperia XZ1 Compact SO-02K 製品情報ページ

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