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「三国志を抱く」は“三国志入門”として最適なオンラインゲーム。激動の“第1幕”をカットシーンと共に紹介
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印刷2013/09/03 00:00

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「三国志を抱く」は“三国志入門”として最適なオンラインゲーム。激動の“第1幕”をカットシーンと共に紹介

 ネクソンがサービス中の「三国志を抱く」PC/Android)は,PCブラウザ/タブレット/スマートフォンに対応する。こういったマルチプラットフォーム対応のMMORPGは珍しい存在だが,本作にはそれとは別にもう一つ,ほかにはない見どころがある。それはこれまでプレイレポートなどで述べてきたように,ゲーム内のストーリーが小説「三国志演義」に忠実に作られているということだ。
 ただストーリーが原作重視なだけではなく,演出にも非常に力が入っている。ゲームを進めていくと,要所要所で3Dグラフィックスのカットシーンが登場するのだが,そのボリュームが半端ではないのだ。その数なんと,三国志演義の第1巻に相当するゲーム内の“第1幕”だけでも,60本近い。カットシーン1つにつき,1分半〜2分ぐらいのボリュームがあるので,これを見るだけでも映画1本分ほどの長さになるのである。
 ここまで力が入っているので,三国志ファンはもちろん,ほかのゲームや映画などを通じて武将の名前ぐらいは知っているが,本編の流れはさっぱりという人でも,「三国志の入門書」という感じで楽しめるだろう。

三国志を抱く

 もちろん,ただ「三国志の話が楽しめる」と言うだけでは,その魅力は伝えきれないと思う。そこで今回は,ゲーム中のカットシーンを交えて第1幕のストーリーを紹介してみたい。記事の都合上,ストーリーのネタバレ(といっても,三国志演義そのままなのだが)を含む内容にはなってしまうが,原作を重視したストーリーがしっかり盛り込まれているということが確認できるはずだ。


“黄巾の乱”の勃発(1幕1〜4章)


 あらためて紹介すると,三国志演義は紀元200年前後の中国大陸で繰り広げられた,激動の時代をモチーフにした物語である。当時の漢王朝は粗悪な政治で乱れ,また度重なる飢饉により,民衆は困窮していた。そういった中,張角が率いる新興宗教の“太平道”が民衆の支持を急速に集め,中国大陸各地へと広がっていくことになる。そして,数十万もの規模に膨れ上がった太平道信者は“黄巾賊”と名乗って一斉に武装隆起し,“黄巾の乱”が勃発するのだ。


 黄巾の乱は漢王朝を脅かすほどの勢いで広がり,政府はこれに対し鎮圧軍を編成する。鎮圧軍に参加した大勢の人物・勢力の中には,本作の主人公である劉備の姿もあった。鎮圧軍の出陣にあたり,劉備・関羽・張飛の3人が義兄弟の契りを交わす“桃園の誓い”は,三国志全体を通じて最も有名なエピソードのひとつだろう。
 第1幕の序盤では,劉備は鎮圧軍の司令官たる劉焉の元,黄巾の乱の鎮圧に奮闘することになるのだ。



天下を乱す董卓(1幕5章〜6章)


 劉備達のほかにも,曹操,孫堅,皇甫嵩といった人物が活躍し,鎮圧軍は戦局を有利に進めていく。対する黄巾賊は,首領たる張角が病死してしまい,その腹心たる張宝,張梁も相次いで死亡。これらによって組織としては急速に衰退し,黄巾の乱は約1年で終結を迎える。

 しかし,黄巾の乱が起こった大本の原因,すなわち民衆の不安や漢王朝の衰退は,依然として変わらないままだ。漢王朝が力が失ったのをいいことに,各地の勢力は力をつけていく。そういった中で躍り出た人物が董卓である。

 首都の洛陽へと乗り込んだ董卓は,当時の皇帝の弟である劉協を擁立し,王位を奪う。皇帝の後ろ盾として絶大な権力を手にし,対抗勢力を皆殺しにしてしまう。さらに,三国時代随一の勇猛さで知られる呂布を言葉巧みに手なずけて,朝廷でやりたい放題を行なうようになるのだ。



反董卓連合軍の決起(1幕7〜8章)


 専制を強めていく董卓への非難の声は,各地の諸侯の間で日増しに強くなり,やがて“反董卓連合軍”が決起する。連合軍には盟主たる袁紹をはじめ,曹操,孫堅,袁術など名だたる諸侯が参加し,首都・洛陽から東側は,大半が董卓の敵という状態となった。

 不利と見た董卓は体制を立て直すべく,洛陽から遥か西方にある長安への遷都を敢行。しかし,連合軍は寄せ集めの軍隊で足並みが揃わず,董卓への追撃は思うように進まない。ついには孫堅や曹操らが見限り,やがて反董卓連合軍は空中分解してしまうのだ。各本拠地へと戻った諸侯は,それぞれ力を蓄えることに専念し,本格的に群雄割拠の時代へと突入していく。



呂布と貂蝉のロマンス(1幕9章〜10章)


 長く続くかと思われた董卓による専制だが,内部クーデターという意外な形で幕を降ろすことになる。その鍵となった人物が,董卓配下の武将の呂布と,その美貌で知られる貂蝉だ。

三国志を抱く 三国志を抱く

 呂布は貂蝉を見るなり一目惚れしてしまう。そして2人は相思相愛の仲となるが,貂蝉は無理やり董卓の元へと連れ去られてしまった。それを知った呂布が激怒し,董卓を殺害してしまうのだ。
 ただし,これらのシナリオは,貂蝉の父であり反董卓派の人物の王允によって仕組まれたもの。王允は娘の貂蝉をけしかけて,呂布と董卓の仲違いを狙ったというわけだ。

 第1幕のストーリーは,董卓が倒されたところで終了となる。この段階では各諸侯が頭角を現し始めているものの,彼等を治めべき漢王朝はボロボロの状態だ。そうして各勢力はお互い争うようになり,これが来るべき“三国時代”へとつながっていくのである。



 かなり端折った説明だが,第1幕(≒三国志演義の1巻)の大まかなストーリーはこのような感じで進んでいく。第1幕では主に黄巾賊と董卓が悪役に据えられていたが,このあとの第2幕では呂布,そして今後実装予定の第3幕では曹操と袁紹の「官渡の戦い」がメインテーマとして描かれることになる。

 近年は三国志を扱った作品が多いものの,原作のストーリーを把握するという意味では,どれも決定打に欠ける印象が,個人的にはある。昔ながらのファンであれば,皆こぞって吉川英治の小説や横山光輝の漫画などを読んだりしたものだが,最近の若い人には,そのような形で三国志演義に触れる機会は少ないのかもしれない。

 三国志を抱くは,そういった中で久々に登場した,三国志に対して真正面から取り組んだ作品である。実際にプレイすれば,本稿では紹介しきれない数々のエピソードも含めたストーリーもしっかり網羅されているので,そのうえでほかの三国志を扱った作品に触れれば,より深く理解できるだろう。本作は三国志を知るための最初のとっかかりとして,とても優れた題材だと思うので,興味を持った人はぜひプレイしてほしい。

「三国志を抱く」公式サイト

  • 関連タイトル:

    三国志を抱く

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