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[COMPUTEX]10キーロールオーバー対応のゲーマー向けノートPCがMSIから間もなく登場。「Afterburner」はついにビデオキャプチャ機能を搭載
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印刷2011/06/02 11:22

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[COMPUTEX]10キーロールオーバー対応のゲーマー向けノートPCがMSIから間もなく登場。「Afterburner」はついにビデオキャプチャ機能を搭載

MSIブース
画像集#001のサムネイル/[COMPUTEX]10キーロールオーバー対応のゲーマー向けノートPCがMSIから間もなく登場。「Afterburner」はついにビデオキャプチャ機能を搭載
 MSIは,COMPUTEX TAIPEI 2011で,メイン会場の1つであるTWTC Nangangにブースを出展。ゲーマー向けノートPCシリーズ「G Series」に属する新モデル「GT780R」を公開した。価格は未定ながら,6月中にも国内発売のスケジュールが固まる見込みだ。
 「Intel X79 Express」「AMD A75」およびAMD 9シリーズのチップセットを搭載したマザーボードに関しては5月31日の記事を参照してもらうとして,本稿では,GT780Rをはじめとした“チップセット以外”のポイントをまとめてみたい。


10キーロールオーバーに対応し

ノングレア液晶パネルを採用したGT780R


GT780R
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 GT780Rが持つ最大の特徴は,SteelSeriesとの協業により開発した,10キーロールオーバー対応のキーボードを搭載する点にある。「ゲーマー向けが謳われていても,キーボードだけは安価な単体製品と変わらず,組み合わせによっては入力が受け付けられないため,動きの激しいアクションゲームには不向き」というのが,ノートPCの宿命だったわけだが,GT780Rではついにこの問題から解放されるわけだ。
 MSIの担当者は「複数キーのロールオーバー対応が世界初というわけではない」と述べていたが,国内登場となれば,国内初の10キーロールオーバー対応製品になると言っていいのではなかろうか。

キーボードは10キーロールオーバー対応で,流行りのアイソレート型。10キー部も用意される
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キーボード部の脇には「Keyboard by SteelSeries」のシールが貼られている。写真でその右下に見えるボタンはタッチパッドの有効/無効切り替え用。マウスの利用時はワンタッチでタッチパッドを無効化可能だ
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 なお,写真からも想像できるとおり,キーボードにはバックライトが用意されており,「斜めから見ても色が分かる」くらいの強さで光る。バックライトは3ブロックに分かれており,[W/A/S/D]キーのある左端のブロックだけ光らせたり,3ブロックでそれぞれ色を分けたり,ゆっくり明滅させたりといったカスタマイズが可能だ。

キーボードのバックライト設定ツール
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 また,液晶ディスプレイ部にグレア(光沢)パネルではなく,ノングレア(非光沢)加工された1920×1080ドットの液晶パネルを採用する点も紹介しておく必要があるだろう。
 蛍光灯などが映り込んでしまい,ゲーム中,鬱陶しいことこのうえないグレアパネルを嫌うゲーマーは多いにもかかわらず,ゲーマー向けノートPCのほとんどは見栄えの良さからグレアパネルを選ぶ傾向にある。そういった“流行”に逆らってきたのは,地味ながら重要なポイントと言っていい。

天板はヘアライン加工されたアルミ
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画像集#008のサムネイル/[COMPUTEX]10キーロールオーバー対応のゲーマー向けノートPCがMSIから間もなく登場。「Afterburner」はついにビデオキャプチャ機能を搭載
 なお,MSIは投入先の市場によって最終スペックを変更するため,あくまでも参考となるが,展示機は「GeForce GTX 560M」を搭載し,Sandy Bridge世代のCPUと組み合わせられている。メモリスロットを4基搭載して最大容量16GBに対応するのと,2.5インチドライブを2台搭載し,RAID 0構成が可能なのも,刺さる人には刺さりそうだ。

インタフェース群。左側面にはサウンド入出力とUSB 2.0×3,カードリーダーを搭載。奥側にHDMI&D-Sub 15ピンのグラフィックス出力とeSATA,右側面にUSB 2.0×2と光学ドライブを用意している
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Afterburnerがビデオキャプチャ機能に

Android端末との連携機能を搭載


画像集#011のサムネイル/[COMPUTEX]10キーロールオーバー対応のゲーマー向けノートPCがMSIから間もなく登場。「Afterburner」はついにビデオキャプチャ機能を搭載
 自作派のPCゲーマーにとって重要な話となりそうなのが,MSIとRivaTunerの協業によるグラフィックスカード用オーバークロックツール「Afterburner」のアップデートである。
 MSIによれば,ビデオキャプチャ機能「Predator」と,Android端末との連携機能がAfterburnerのバージョン2.2.0で実装されるとのこと。

Predatorの設定メニュー。ムービーは非圧縮AVIのほか,MotionJPEG,RivaTuner独自の「RivaTuner Video V1」形式で保存できる
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このキャプチャツールはゲーム以外も動画でキャプチャできるとして,3画面デスクトップの動画キャプチャが実演された
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 まず,Predatorビデオキャプチャ機能だが,これはRivaTunerの技術をベースとしたものとなっている。MSIのBill Chen氏によると,Afterburnerに追加された「Video Capture」タブから,ビデオフォーマットや画質,フレームレート,解像度,ホットキーなどの設定が可能で,「マルチスレッド処理の設定も行える。これにより,ゲーム中のキャプチャにおいても,ゲームへの負の影響を最小限に抑えられる」(Chen氏)とのことだ。


最新版のAfterburnerではサーバー機能が追加される
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 続いてAndroidとの連携機能。こちらは,Afterburner側で新たに用意された簡易サーバー機能を使って,Android端末からAfterburnerを制御したり,モニタリングしたりしようというものである。機能的にはASUSTeK Computerの「ROG Connect」に似ているが,対応グラフィックスカードであればどれでも利用できるというのが,Afterburner側の訴求ポイントだ。

Androidスマートフォン側から利用できるAndroidアプリ。iOS用も現在開発中だそうだ
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Android版のモニタリング機能画面(左)。もちろん,PC側のAfterburnerと同期して動く(右)
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 ちなみにアプリはapkファイルとしてAfterburnerの公式サイトで提供される予定となっている。

 4Gamer読者には釈迦に説法だと思われるが,MSIはAfterburnerにおいて「自社製品でしか動作しない」といったロックはかけていないため,動作保証がないのを覚悟すれば,MSI製品以外でも基本的には利用可能。得てして「一度出したらそれっきり」になりがちなメーカー公式ツールのなかにあって,早くも定番の座についたAfterburnerがこうした進化してきたのは歓迎できそうである。

このほかMSIでは,「世界初のPCI Express Gen.3対応」を謳う「Intel Z68 Express」マザーボード「Z68A-GD80(G3)」を展示していた。発売は未定。「Intelのガイドラインに沿って開発することで,『Ivy Bridge』世代のCPUを搭載したときのみ,Gen.2比2倍の帯域幅で動作する」(MSI)とのことだ。ただ,シルク印刷だとPCI Express 2.0のままだった
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「国内では企業向けとして展開中」(エスエスアイコンピュータージャパンの石岡宣慶氏)という10.1インチタブレット群。Tegra 2搭載でAndroid 2.2ベースの「Windpad 100A」(左上)や,BrazosプラットフォームでWindows 7ベースの「Windpad 110W」(右上),開発コードネーム「Cedarview」こと32nmプロセス世代のNetbook向けAtomを搭載したWindows 7機「Windpad 120W」(左下)が展示されていた。なお,Cedarviewの動作クロックは1.86GHz(右下)
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