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  • 発売日:2014/09/02
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「MIRROR WAR」の大型アップデート「Part.1後半部」について,韓国の開発元にインタビュー
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印刷2015/03/23 18:27

インタビュー

「MIRROR WAR」の大型アップデート「Part.1後半部」について,韓国の開発元にインタビュー

画像集 No.012のサムネイル画像 / 「MIRROR WAR」の大型アップデート「Part.1後半部」について,韓国の開発元にインタビュー
 L&K Logic Koreaがサービス中のオンラインシューティングRPG「MIRROR WAR 〜Reincarnation of Holiness〜」では,2015年3月26日から大型アップデート「Part.1後半部」の実装が予定されている。3月12日に掲載した記事でもお伝えしているとおり,最初のアップデートではレベルキャップの開放や,ブラックソーサリー(ウィッチ)の新職業「エンチャンター」が実装される。

 今回4Gamerでは,同社CEOのNam Taek-Won(ナム・テクワォン)氏と開発/グラフィックス総括のCho Hyun(チョウ・ヒョン)氏にインタビューを実施し,アップデートの内容を中心に話を聞いてきた。

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4Gamer:
 本日はよろしくお願いします。まずは自己紹介をお願いします。

ナム・テクワォン氏(以下,ナム氏):
 L&KのCEOを務めており,MIRROR WARではシナリオ執筆を担当しているナム・テクワォンです。

チョウ・ヒョン氏(以下,チョウ氏):
 MIRROR WARの開発/グラフィックス総括のチョウ・ヒョンです。

4Gamer:
 ナム氏が4Gamerに登場するのは,かなり久しぶりですね。近況をおうかがいしてもよろしいですか。

画像集 No.005のサムネイル画像 / 「MIRROR WAR」の大型アップデート「Part.1後半部」について,韓国の開発元にインタビュー
ナム・テクワォン氏
ナム氏:
 昨年からずっとそうであったように,2015年に入っても継続してゲームを開発しています。昨年はシナリオの作業に没頭していましたが,最近はアイテムのデザインに集中しています。
 会社としては,サービス中のゲームの運営および新作の準備などで忙しくしています。「RED STONE」が正式サービス開始10周年を迎え,さらにMIRROR WARの運営移管も実施しました。実は,ほぼ同時期にRED STONEのグローバルサービスも弊社が運営する形に切り替えましたので,韓国での表現を借りて言えば「仕事運が当たった」状態です。
 また,現在準備中の新作は今夏にリリースを予定しているため,しばらくはタイトなスケジュールが続くでしょう。

4Gamer:
 本当にお忙しそうですね。
 さて,先ほどおっしゃったように,日本では2015年1月9日にMIRROR WARの運営がL&Kに移管されましたが,その理由を教えてください。

ナム氏:
 韓国の開発会社が直接日本向けにサービスすることは,非常に異例だと思いますが,日本には熱心なプレイヤーが多くいらっしゃるため,今回の決定に至りました。日本国内でサービスを運営する会社と比較すると,物足りない部分が出てくるかと思いますが,最善を尽くしています。楽しくプレイしてもらえるとありがたいです。

チョウ氏:
 私を含む開発チームのメンバーも感慨無量です。プレイヤーの皆さんには,Twitterや掲示板を通じてご意見をいただければと思います。なるべく積極的に取り入れたいと考えています。

ナム氏:
 MIRROR WARは,かなりマニアックなゲームです。私はシューティングゲームに対する愛着が格別に大きいのですが,それはゲームを始めた頃,日本で開発された名作シューティングゲームが韓国でもひっきりなしに紹介されていたからです。私のような特別な思いを持っている人は日本にも多くおられるでしょう。
 これからも積極的にプレイヤーのフィードバックを取り入れながら,「もうやめろ!」と言われるまでは頑張るつもりです(笑)。

4Gamer:
 MIRROR WARは,昨年8月にオープンβテストが実施され,同年9月に正式サービスがスタートしています。これまでの運営期間を経て,日本のプレイヤーの特徴や傾向をどのように捉えているのでしょうか。

ナム氏:
 やはり最初に予想したとおり,ゲームのストーリーに集中する傾向が強いようです。なかには「シューティングゲームがやるべきこと,やってはいけないこと」を細かくまとめて提示してくれた人もいらっしゃいました。そうしたプレイヤーの皆さんからのご指摘は,ありがたく参考にしています。
 また,韓国のプレイヤーに比べて,日本のプレイヤーはもっと幅広くゲームをプレイしているようです。たとえば,コスチュームの着せ替えやゲームのスクリーンショットを自分なりにアレンジして楽しむ様子はとても印象的でした。
 普段からさまざまなスタイルのゲームをプレイしている人が多かったためか,MIRROR WARのようにユニークなジャンルであっても,とくに違和感なく受け入れてもらえたことは良かったです。

4Gamer:
 なるほど。
 それでは,3月26日にスタートする大型アップデート「Part.1後半部」の内容を教えていただけますか。

ナム氏:
 私が細かい実務に関与するとスタッフがかなり疲れてしまうので,企画段階のみ確認するようにしています(笑)。したがって,この質問にはチョウが回答してくれます。

画像集 No.003のサムネイル画像 / 「MIRROR WAR」の大型アップデート「Part.1後半部」について,韓国の開発元にインタビュー
チョウ・ヒョン氏
チョウ氏:
 しっかりとお答えします(笑)。今回のアップデートでは,街が38か所,ステージはリべレーションチームが133,ブラックソーサリーが124,イーヴルフォースが117も追加されます。そのほか,クエストが370余り,アイテムが約600種類といったさまざまな内容を予定しています。
 また,レベルキャップを40まで開放します。「レベル10しか開放しないの?」と思われるかもしれませんが,レベル1から30までのコンテンツを大幅に追加しています。

4Gamer:
 今回の大型アップデートを準備するにあたり,難しかったことはありましたか。

チョウ氏:
 アップデートのボリュームがあまりにも大きいということもありますが,とくに職業別の個性がはっきりとしていたため,一つ一つの開発に結構な時間がかかりました。

ナム氏:
 量が多すぎましたね(笑)。

チョウ氏:
 ほとんどのことは,やり尽くしたのではないでしょうか。もしファンタジーもののMMORPGを作ることになっても,今なら簡単にできそうな気がします(笑)。

ナム氏:
 モード(リべレーションチームの街)は,もう4回くらい作り直したんだよね?

チョウ氏:
 細かい直しも含めると7回です。

ナム氏:
 7回も(笑)。

チョウ氏:
 アート関係の協力会社の人には「MIRROR WARは,いつになったら開発が終わるんですか?」と聞かれるほど,より良いクオリティを追求するために努力しています。

4Gamer:
 その成果もあってか,各陣営で異なるシナリオが非常に高く評価されているようです。今回のアップデートで追加されるシナリオは,どのような展開になるのでしょうか。

画像集 No.006のサムネイル画像 / 「MIRROR WAR」の大型アップデート「Part.1後半部」について,韓国の開発元にインタビュー
ナム氏:
 プレイする楽しさを奪ってしまうので,詳しくはお答えできませんが,ただ一つ,新しい勢力が登場するということをお伝えします。カーリィ水晶鉱山のステージのように,3陣営が一か所に集まるという内容です。
 また,「Part.1後半部」の3陣営をすべてプレイすると,以降のストーリー展開が予想できる構成になっています。シナリオの続きが気になる人は,ぜひほかの陣営もプレイすることをお勧めします。

4Gamer:
 それでは,とくにお気に入りのシナリオがあれば教えてください。

ナム氏:
 最も力を入れて執筆したのはリベレーションチームのシナリオですが,あまりプレイヤーの反応は良くなかったようです(笑)。むしろ,気楽に執筆したイーヴルフォースのシナリオが,「一番面白い」と評価されていて意外でした。
 イーヴルフォースのシナリオは「生命体はすべて殺し,アンデッド化せよ」という簡単明瞭なメッセージであることに比べて,リベレーションチームのシナリオは登場人物が多く,それぞれの描写や葛藤を細かく描いています。リベレーションチームはドラマチックな展開を好むプレイヤー向けで,イーヴルフォースはドラマより現代的なシンプルさを求める人に合っていると思います。
 もう一つのブラックソーサリーは,リベレーションチームほどではないものの,それなりに争いが起きることもあれば,シンプルな展開もあります。ただし,「Part.1後半部」では急展開を見せますので楽しみにしていてください。

4Gamer:
 なるほど。
 またアップデートの話に戻りますが,今回公開された新職業「エンチャンター」は日本のプレイヤーにも関心が高いと思います。どのような特徴を持っているのでしょうか。

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ナム氏:
 「ウィッチ」から転職可能なエンチャンターは2.5次職業なので,スキルが10種類ほど多いという特徴があります。主に呪い系のスキルを使うウィッチに対し,エンチャンターは敵を弱体化させたり,味方を強化したりする能力を発展させた職業です。また,メイン攻撃に追加オプションが付与されている点も特徴と言えます。

4Gamer:
 レベルキャップが40まで開放されますが,レベル40で楽しめる代表的なコンテンツを紹介してください。

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チョウ氏:
 まずは,一人でもプレイ可能な「属性ステージ」からご説明しましょう。属性ステージは火・水・闇の属性を持つモンスターで構成されており,レベル40のステージというだけにレイドステージ並みの高難度です。敵の属性に応じた装備をして攻略することが重要なポイントになります。
 また,「キャンドリングアカデミー」というレイドステージも追加されます。これは既存のレイドステージと同様,連続してボスが登場するというものです。いかに操作が上手であっても,正しい攻略法を熟知していないとクリアは至難の業でしょう。
 もちろん難度が高いぶん,属性ステージとキャンドリングアカデミーでは,貴重なアイテムのドロップ率を高めに設定しています。

ナム氏:
 キャンドリングアカデミーは属性ステージとは異なり,ボス戦に特化したパーティ型レイドダンジョンです。それぞれのボスには最適な攻略パターンがありますので,ちゃんと把握できなければ,いくらチャレンジしても簡単にはクリアできないはずです。「暗記型ステージ」とでも言ったところでしょうか(笑)。

4Gamer:
 そのほかのアップデートの内容についてはいかがですか。

チョウ氏:
 主なコンテンツは先日公開したロードマップで発表していますが,まだ詳細を明かしていない「マント」についてご説明しますね。マントのシステムが実装されると,ステージでマントおよびその材料を獲得することが可能になります。そう簡単には手に入りませんが,華麗なマントを装備できるようになるというわけです。
 それから,キャンドリングアカデミー以外にもレイドステージを開発しています。

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開発中の新規レイドステージの最終ボス

4Gamer:
 分かりました。
 最後に,MIRROR WARを楽しんでいるプレイヤーに向けてメッセージをお願いします。

ナム氏:
 繰り返しになりますが,韓国の開発会社が日本向けに直接サービスを行うことは異例でしょう。我々は全力を尽くしますので,引き続きMIRROR WARをプレイしてもらい,たくさんの声援をお願いしたいです。
 また,今回の大型アップデートで開放するレベルは10のみですが,追加するコンテンツのボリュームは膨大な内容を用意しています。サービス開始以来,最大のアップデートとなりますので,この機会に多くの人にMIRROR WARを楽しんでいただければ幸いです。そして,シューティングゲームの元祖である日本の実力をいかんなく発揮してください。

チョウ氏:
 多大な時間をかけて一生懸命開発しましたので,そのぶん,皆さんに楽しんでもらえたら嬉しいですね。

4Gamer:
 どうもありがとうございました。

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