アパートに隠された二つの過去とは？　DS用アドベンチャー「ラストウィンドウ 真夜中の約束」が2010年1月14日発売

　任天堂は，DS用アドベンチャー「ラストウィンドウ 真夜中の約束」を2010年1月14日に発売すると発表した。価格は4800円（税込）。

　本作は，「ウィッシュルーム　天使の記憶」のホテル・ダスクでの出来事から1年後，元刑事の主人公「カイル・ハイド」が住む，取り壊しを前にした古いアパートが舞台となるアドベンチャーゲームだ。
　カイルは謎の人物から，アパートに隠された13年前の過去に絡む「レッドスターを探せ」という依頼を受けるのだが，アパートを探索するうちに，13年前の過去と，謎に包まれた父親の死の真実とが重なり合っていくという。


　プレイヤーは，アパートを探索しつつ住人達に聞き込みを行い，会話に登場する選択肢から適切なものを選び取り，新たな情報を得ていくことになる。間違った選択肢を選ぶと，相手に不快感を与えてしまい情報が聞き出せなくなってゲームオーバーになることも。相手の顔色をうかがいながら，うまく情報を引き出さなくてはならない。

　このように探索を続け，真相へと近づいていく歩みは，小説「ラストウィンドウ」として綴られ，本編とは別に小説という形で読めるという。情景描写や，カイルの信条，アパート住人のさまざまなエピソードなどが確認できるなど，本編とは違った視点でストーリーを追えるとのことだ。
　なお，本編で行き詰まったときは，各章の最後にある“袋とじ”の中身を見ることで，次章の進め方や，謎を解決する糸口が読めるようになっている。

取り壊しを前にした古いアパートで、
２つの過去が結びつく――
『ウィッシュルーム天使の記憶』のホテル・ダスクの出来事から１年。
新しい舞台は1980年、ロサンゼルスにあるケイプウェスト・アパートメント。
一ヶ月後に取り壊しが迫ったアパートに住む元刑事に、
謎の人物から、「レッドスターを探せ」という突然の依頼が舞い込む…

カイル・ハイド
３４才。４年前までニューヨーク市警の刑事だったが、警察を裏切った同僚を撃ったことを契機に刑事を辞めた。現在は、レッドクラウン商会のセールスマン。頑固でクールだが、何かに夢中になると我を忘れるところがある。

独特な味わいがあり、情緒が漂う世界観。

＜アパートを探索し、２つの過去を紐解いていく＞
アパートの隠された13年前の過去に絡むという「レッドスター」とは何なのか。そして謎に包まれた、父親の死の真実とは。アパートを探索する中で、２つの過去がゆっくりと重なってゆきます。

タッチペンを使った移動や探索。

じっくりと考えながら解いていく謎解きも。

様々な秘密を持つ住人達。
アパートを探索する中で、複雑な人間関係が浮かびあがります。


＜会話の駆け引きで真相に迫る＞
主人公は探索の中で、住人達に聞き込みを行います。相手の心理を探りながら会話を続け、重要な情報を引き出していきます。

会話の最中には、次の話題につながる選択肢が出現します。

適切な選択肢を選ぶことよって、新たな情報を得ることができます。

不審を感じた時には、さらに追及することも。新情報を聞き出せる可能性がある一方、面倒ごとに巻き込まれてしまうこともあるので、時にはあえて聞き流すことも必要となります。


選んだ問いかけによって不快感を与えてしまうと、相手が心を閉ざしてしまい、先へと進むことができなくなります（ゲームオーバー）。顔色を伺いながら慎重に選択肢を選びます。


＜真相への歩みが、小説となって記される＞
ゲームを進めていくことで完成していく小説『ラストウィンドウ』。主人公の足取りを本編とは異なる小説の形で読むことができます。細やかな情景描写や、時々のカイルの心情、アパートの住人の様々なエピソードなどが描かれ、ゲーム本編とは違った視点でストーリーを追うことができます。


袋とじ（ゲームヒント）
本編で行き詰った時に見れば役に立つ秘密のメモ。各章の最後に付属し、次章の進め方や謎を解決するための糸口をそれとなく読むことができるようになっています。



○商品名　　：ラストウィンドウ 真夜中の約束
○発売日　　：２０１０年１月１４日
○価格　　　：4,800円（税込み）
○ジャンル　：アドベンチャー
○ＣＥＲＯ　：B（12歳以上対象）
○プレイ人数：１人
○権利表記　：（c）2010 Nintendo Developed by CING
DS振動カートリッジ対応（DS、DSliteのみ）