BenQ ZOWIE，3360センサー搭載の新型マウス「EC1-B」「EC2-B」を世界市場で発表

　台湾時間2017年10月27日，BenQ ZOWIEは，ゲーマー向けワイヤードマウスの新製品「EC1-B」「EC2-B」を世界市場に向けて発表した。

サイズ違いの2モデル展開となるEC-Bシリーズ。「1」が手の大きな人向け，「2」が小さな人向けとなる

　その外観，そして本体サイズは従来製品であるEC-Aシリーズと変わらず，いわゆる「IntelliMouse Explorer 3.0」（以下，IE 3.0）クローンな右手用形状の5ボタン仕様というのも同じだが，それだけに，搭載する光学センサーが，PixArt Imaging製の「ADNS-3310」から，同社製の最新世代モデルである「PMW3360」へ変更になっている点は，大きな違いとして紹介することができるだろう。

　また，DPI設定は400/800/1600/3200の4段階，そしてポーリングレート（＝USBレポートレート）設定は125/500/1000Hzの3段階から切り換えられる仕様は従来製品と完全に同じながら，以下のとおり，使い勝手に関するアップデートが入った点も押さえておきたい。

・EC-Aシリーズ

• DPI切り替えボタン：本体底面に搭載
• DPIインジケータ：スクロールホイール部に埋め込み
• Dポーリングレート切り替えボタン：なし（※決められたサイドボタンを押下しながらPCにケーブルを差すことで変更する仕様）
• DポーリングレートインジケータLED：なし

・EC-Bシリーズ

• DPI切り替えボタン：本体底面に搭載
• DPIインジケータ：本体底面に搭載
• Dポーリングレート切り替えボタン：本体底面に搭載
• DポーリングレートインジケータLED：本体底面に搭載

　付け加えるなら，従来は本体手前側（＝マウス後方側）と奥側（＝左右メインボタン側）に大きなソールが1枚ずつという仕様だったのが，新世代ECでは本体の四隅に小型のものを1枚ずつ搭載する仕様に変わったのと，ケーブル抜きの公称本体重量が順に94g，90gと，従来比でいずれも3g軽くなったのも，見逃せない仕様変更と紹介できそうである。

EC1-B（左）とEC2-B（右）の底面。ボタンが増えたり，LEDインジケータが新設されたり，ソールの大きさと数が変わったりと，アップデート要素は少なくない

　形状には定評あるECシリーズがセンサーと使い勝手をブラッシュアップして再登場したこと，それ自体は素直に歓迎したい。いまのところ，国内どころか世界市場における具体的な発売スケジュールも価格も明らかになっていないので，続報に期待だ。

●EC1-B，EC2-Bの主なスペック

• 基本仕様：光学センサー搭載ワイヤードタイプ
• 搭載センサー：PixArt Imaging製「PMW3360」
• ボタン数：5（左右メイン，センタークリック機能付きスクロールホイール，左サイド×2）
• メインボタン耐久性：未公開
• 最大トラッキング速度：未公開
• 最大加速度：未公開
• 画像処理能力：未公開
• フレームレート：未公開
• トラッキング解像度：400/800/1600/3200DPI
• ポーリングレート（USBレポートレート）：125/500/1000Hz
• オンボードフラッシュメモリ：なし
• データ転送フォーマット：未公開
• リフトオフディスタンス：未公開
• LEDイルミネーション：非搭載（※本体底面にLEDインジケータは搭載）
• 公称本体サイズ：【EC1-B】64〜69（W）×128（D）×43（H）mm，【EC2-B】61〜64（W）×120（D）×40（H）mm
• 公称重量：【EC1-B】94g，【EC2-B】90g
• マウスソール：未公開
• ケーブル長：2m
• 発売予定時期：未公開
• 保証期間：未公開

BenQ ZOWIEのEC1-B製品情報ページ（英語）

BenQ ZOWIEのEC2-B製品情報ページ（英語）

BenQ ZOWIEのEC1-B＆EC2-Bプレスリリース（英語）