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ハドソンが贈る,Wii専用ジャパニーズホラーアドベンチャー「CALLING 〜黒き着信〜」とは?
「CALLING 〜黒き着信〜」公式サイト
あらすじは以下のとおり。人々の間で噂される謎のサイト「黒のページ」。普段,真っ黒な背景にカウンターしか置かれていないそのページは,ときおりチャットルームにつながり,そこに入った者は生と死の狭間の世界に取り込まれ,永遠に彷徨い続けると言われている。そんな黒のページを見つけてしまった主人公は,そこで世にも恐ろしい体験をすることになってしまう……。
何人もの人間を飲み込んだ「境界」と呼ばれるその世界には,ごく普通の家や学校,病院といった場所が登場する。これは,取り込まれた人々の記憶が生み出したものらしいが,プレイヤーはそれらの場所でさまざまな謎を解き明かし,無事に生還を目指さねばならない。境界の住人,つまり霊との接触が増えると,境界との同化が進み,やがて死んでしまう。どうやら,残された時間もあまり長くないようだ……。
神楽 凜(かぐらりん):物語の重要人物。物静かだが,行動力がある。霊感も強く,特殊な能力を持っているようだ |
涼谷しんいち(すずたにしんいち):序盤に登場。アニメ好きでオカルト好き。事件に巻き込まれた彼がたどる運命は…… |
ゲームでは携帯電話が重要になる。ときおり謎の声が語りかけてきたり,あるいは手に入れた番号に電話をかけたりという使い方のほか,携帯電話の録音機能を使って,その場所に残る「思念」の言葉を聞いたり,あるいはヒントとなる写真付きメールが届いたりするというから,境界はなかなか現代的だ。さらに「転移」という仕掛けも特徴の一つで,これは,通常の状態ではつながっていないマップでも,その場所にある携帯電話に発信することで,テレポート(のようなもの)が可能になるというもの。
そんな携帯電話の役割は,もちろんWiiリモコンが務めることになる。突然,リモコンに着信が入るので,ボタンを押して耳を当てる――なんとなく奇妙なイメージを思い浮かべてしまうが,リモコンを携帯電話に見立てたユーザーインタフェースは個性的で,「自分だけに聞こえる」という感覚的臨場感は非常に面白そう(かつ怖そう)だ。
ポインタを懐中電灯の明かりとして真っ暗な室内を探索したり,リモコンを振るうことで襲ってくる霊を撃退したりと,Wiiならではの使用法がいろいろと考えられている。
昨年末からウワサに挙がっていたタイトルだが,なかなか公式発表されなくてシビれを切らしていたという人も多いだろう。発売日については現在のところ発表されていないが,ハドソンが打ち出す新機軸一杯の本作は,2009年の注目作の一つになりそうだ。続報をお楽しみに。
ちなみに公式サイトでは,ちょっとびっくりする仕掛けがあったりするので,ぜひスピーカーはオンにしてから見に行こう(音量には注意)。ただし気の弱い人は,あらかじめ覚悟してからのほうがいいかも。
※ゲーム画面はすべて開発中のものです。
- 関連タイトル:
CALLING 〜黒き着信〜
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