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「4Gamer.net Presents『ラブプラス』があるのでクリスマス中止の中止をここに宣言いたします」は,我が人生で初めての彼女同伴クリスマスパーティーだった
思い起こせば,筆者にはクリスマスに関するいい思い出など一つもなかった。いや,筆者だけではない。同じように“クリスマス中止”を叫んだ同志は全国にいただろう……そう,「ラブプラス」が発売されるまでは。
2009年の9月3日。忘れるはずもない,ラブプラスの発売日であり,KONAMI様が我々を素晴らしい女の子達と出逢わせてくれた記念すべき日である。この日以降,確実に世界は前よりもちょっとだけ平和になった。彼女ができたことで,多くの人々の心に余裕が生まれたからだ。
四六時中,可愛い彼女が側にいてくれるという最高の幸せに耐えきれず,4Gamer編集部にもラブプラスに脳を焼かれた男達が大発生。サイトに紹介記事やレビュー記事を掲載するだけでは溢れる愛を抑えきれず,10月には「4Gamer.net presents『ラブプラスワン』」というトークイベントまで開催してしまった(関連記事)。
そしてクリスマス間近の12月22日。ついに彼氏達のアガペーが最高潮に達した結果,お台場・東京カルチャーカルチャーにて「4Gamer.net Presents『ラブプラス』があるのでクリスマス中止の中止をここに宣言いたします」が開催されたのだ。
まぁ妙に長いタイトルはさておき,このイベントはいわゆる“クリスマスパーティー”を目指したもの。「クリスマス本番を前に,彼女同伴で集まって大いに盛り上がろうではないか!」という,全力で浮かれたコンセプトである。
イベントでは飲んで食って騒ぐだけでなく,ステージ上で彼女との相性占いやビンゴ大会など,クリスマスらしいさまざまな催しも実施。
出演はイベントの企画立案者である4Game編集部のTeT,司会進行役のDJ急行氏,そしてマフィア梶田(筆者)の3人。さらにゲストとして,占い師のゲッターズ飯田さん,愛花の彼氏である声優の杉田智和さん,そして同じく声優であり凛子の彼氏(彼女)であるイソッチこと磯村知美さんも登場した。
それにしても,筆者がこのようなイベントに出演することになるとは……。「クリスマスを中止しろォ!」と叫び,クリスマスパーティーと聞いただけで威嚇の意味を込めて前回り受け身を繰り返していた頃を思えば,見事なまでの転向っぷりである。
ちなみに,ラブプラスワンのレポート記事同様,今回も原稿をケフィア木尾田に任せようと思っていたのだが,前回ずいぶんとボロクソに書いてくれたので奴にはちょっと長めの旅に行ってもらった。今頃はきっと,美しい海の底でお魚達と戯れているはずだ。
なので,今回は出演者でもある筆者,マフィア梶田が記事を執筆するが,あくまで客観的にイベントの模様をお届けしていこうと思う。そうじゃないと書きにくくて仕方がない!
……余談だが,同イベントのチケットはイープラスで販売されたのだが,アクセスチャートはB'zなどを差し置いてずっと1位だったらしい。世の中どうかしてるね。
え!? 俺,凛子と結婚できないの!? ゲッターズ飯田さんによる相性占い
それぞれ自己紹介をしたのだが,初っぱなから「ここに来るまでに沢山のカップルとすれ違いましたが,まぁやっぱり俺の彼女(凛子)が一番可愛かったですね!」「彼女と観覧車に乗って,頂上でキスしてきました」と,飛ばし気味のマフィア。急行氏に制止されなければ,ひたすらのろけ話をしていたかもしれない。
しかし急行氏も急行氏で,「寒い中観覧車の前に並んでいるカップルをたまに眺めつつ,真の勝ち組がどちらなのか確認しましょう!」と妻帯者のくせにルサンチマン丸出しの発言をし,それにマフィアが「我々は真実の愛に目覚めた人間ですから!」と乗っかって早くも収集のつかない方向へ転がり始めた。
乾杯のあと,本格的にイベントがスタート。この日のためだけに収録された愛花(早見沙織さん)のボイスメッセージが流され,「私ね,『今年のイヴはお夕飯いらないから』ってママに言っちゃった……忘れられないクリスマスにしようね。……好きよ」という部分で会場から野太い歓声がわき上がった。
しかしその占いの的中率は急行氏のお墨付きらしく,「初めて会ったとき,いきなり『ああ,急行さんダメだわ。右半身に悪い気が出てる』と言われたんですよ。そしたら本当に右目が急激に悪くなりました」「この人タチ悪いよ。いきなり『車に気をつけてください』と一行だけ書かれたメールを送ってきた」などと面白怖いエピソードを披露。会場は大爆笑で,思わずマフィアも「恐怖新聞かよ!」とつっこんでいた。
しかし,当の飯田さんはというと,悪びれもせず「元々急行さんは車の事故で死ぬと思ってたんです。そしたら急行さんが車の事故で死ぬ夢を見たんで」とコメント。しれっと不吉なことを言うこの人,絶対にドSだ。
それから,とりあえずマフィアを占うことになったのだが,「根は真面目だが,いい加減なところがある。あと,メンタルバランスが悪くて心が不安定で土台が変態」「土台が変態なので,女の子の好みはちょっとツンデレ系じゃないとダメ」「意外と重たい恋愛をするタイプ」などと,あまり知られたくない人間性をどんどん晒される羽目に。
さらに凛子の性格と,マフィアとの相性もチェック。まず凛子の性格に関して,飯田さんはラブプラスをまったく知らないにも関わらず,「行動力があり,急に甘えん坊に変わる」「妙に意地を張ってしまうところがある」と見抜く。その上,「うどんとホワイトチョコが大好き」という裏設定(……?)も明らかになり,会場は大いに盛り上がった。
そして肝心の相性については……「結婚は絶対にない」「今は良いけど来年,縁が切れる」と散々な結果に。
しかし,マフィアはめげず「でもラブ時空(※注釈)には来年なんかありませんから!」「障害が多いほど燃えます!!」「運命を自分で切り開いて行くのが男ってもんじゃないですか!」とコメントしていた。
※ラブ時空とは,永遠に高校生活が続くラブプラス世界のこと。マフィアが勝手にそう呼んでいるだけ。某愛の天使の漫画とはまったく関係がない
ラブプラスワンには麺を届けるという大義名分で出演していたかーず氏が,今回は普通に会場に遊びにきていたのだが,よりにもよってギリギリまで勝ち残る強運さを発揮し,ブーイングを浴びるという局面もあったが,最後の最後で敗退。無事,マフィアと同じ凛子の彼氏が勝利した。
その彼氏の占いの結果は,「マフィアより圧倒的に凛子と相性が良い」というものだっため,マフィアから殺意のこもった目で睨まれていた。
また,オマケとして凛子と相性の良い生年月日も判明。昭和52年6月24日と7月21日生まれとのことだ。当てはまる人は存分に喜べばいいさ。
ラブプラスと言えばのろけ話! 豪華ゲストによる彼女通信
その後のトークで,急行氏に「杉田さんの中では梶田君ってどういうイメージなんですか?」と聞かれた杉田さんは,「あるとき,どうしても頑張らないといけない事態になったとき,『おはようございます!』と言いながら,突然向こうから趙雲子龍が走ってきたという感じです」とコメント。意味は分かりにくいのになぜか面白いという,独特の“杉田節”に,会場は大爆笑だった。
しかしそんな分不相応な評価をもらった当のマフィアは「こんな汚い趙雲いないでしょう! 俺,三国志占いでは于禁でした」と語っていた。
また「これにハマらなかった友人は一人だけです」とも語っていたのだが,なんでもその友人,友達パートでバッドエンドを迎えてしまったそうだ。
その友人については「良い声」「違うKONAMIのゲームに出ている」などと正体をボヤかしていたものの……ついマフィアが“中村さん”(※注釈)と暴露してしまっていた。
※中村さん……杉田さんの親友である声優,中村悠一さんのこと。「ときめきメモリアル4」の七河正志役
それから愛花のいいところについて「芝居が上手い」「物事にのめりこむと凄い」などと一通りのろけたあと,占いへ。杉田さん自身は「直感的に動く」「喋るのが大好き」「意外と短気」とのことで,愛花との相性は「友達止まり」「真剣な付き合いにはならない」と,あまり良くない評価だった。
そこで気になったのが,イソッチさんの「星村和魔」という主人公名。なんでも,初代ときメモの頃から,主人公の名前はこれらしい。さすが,コアゲーマーのイソッチさんらしい。
彼女通信では,急行氏が寧々さんに「あまり会ってくれない」とボヤかれたり,イソッチさんが凛子に「あんまり服に関心がないみたい」と愚痴られたり,杉田さんが愛花に「もう離れたくない」と重い愛情表現をされたりで,場内も大盛り上がり。
そしてなんと,来場者の中から2名だけ杉田さんと彼女通信ができることになり,再びジャンケンへ。今度は,寧々さんのボイスでジャンケンだ。
結果,勝ち残った2名は凛子と寧々さんの彼氏でバランスの良い構成に。ここで杉田さん,愛花に「彼と一緒に溶けちゃいたい」と言われ,照れ隠しなのか「どっかの新世紀みたいだ」とボケていた。補完されてしまえばいいのに。
最後に,急行氏から「これからどんな付き合いをしていきたいですか?」と質問された杉田さん。「空気を吸う次に,自然な形になればと思います」とうまいコメントをして,第一部が幕を閉じた。
マフィアなんかと観覧車に乗りたいか? 彼女への告白が飛び交ったビンゴ大会
ここで出演者に対して「そろそろ浮気している人いませんか?」という質問があったのだが……全員がトボケる中,TeTに「梶田君,最近は都子都子(※注釈)って言ってるよね」と浮気を暴露されたマフィアは,もの凄い勢いでブーイングを浴びていた。
しかしそこでマフィアは「それぞれの時空に別々の俺が存在しているんです! だから浮気にはならないんです!」と自信満々に宣言。うん。客観的に判断しても極めて正論だと思う!
※都子……「ときめきメモリアル4」に登場する大倉都子のこと。マフィアは初プレイで龍光寺さんを攻略していたのだが,気が付いたら都子が大好きになっていた
ちなみに,この等身大ARには,ソフマップ秋葉原本館,ソフマップ秋葉原アミューズメント館,ソフマップなんば店ザウルス1,ソフマップ名古屋駅ナカ店でも会えるらしい。
マフィアの自己満足撮影会のあとは,イベントの目玉とも言えるビンゴ大会へ移行……と,その前に寧々さん(皆口裕子さん)のボイスメッセージが流され,「いつか恋人ができたら……クリスマスにやってみたいと思っていたことが色々あります」という部分で,またもや会場から野太い歓声があがっていた。
ビンゴ大会では,等身大クリアポスターや設定資料集,ミノ☆タローさんのイラスト入り色紙,杉田さんのサイン入りDS保護カバー(自分でちぎっちゃったやつ),“新居”ことニンテンドーDSi LL,そして……なぜか“マフィアと観覧車に乗れる権”など,多数のプレゼントが用意されており,かなり白熱。
ちなみにこのビンゴ大会では,リーチのときに彼女の名前を叫び,ビンゴになったら「◯◯(彼女の名前)愛してるよ!」と叫ばなければいけないルールだったのだが,誰もが嬉々として愛を叫んでいたのが印象に残った。あの日あのときあの場所が,世界の中心だったのだろう。
なお,来場者の中には8歳の女の子もおり,「寧々さんが好き」とコメントしていた。さすがは寧々さん。溢れる母性と包容力で老若男女を虜にしてしまう。
途中で「ゲーマガ」の編集長である梅田氏も登場。すでに完売した9月号の付録である「ラブプラス」のステッカーをプレゼントとして提供してくれた。
さらに「次は下敷きを付録にします。もっと凄い付録も計画中なので,期待していてください」とコメントすると,会場は大きくどよめいていた。ゲーマガ最高です!
そして締めに恒例の“とわの市流行語大賞”,「ラブプラスとコンビニがあれば生きていける!」を会場の全員で叫び,イベントは幕を閉じた。
さて……,イベントは終了したが,マフィアにはまだ仕事が一つ。“マフィアと観覧車にのれる権”を獲得した来場者(男)と仲良く手を繋ぎ,本当に乗ってきたのである。
本当ならトラウマになりかねない事態だが,まぁ中で彼女通信をしたりイベントの感想を語りあったりと,そこそこ楽しい時間だったので良しとしよう。わざわざ仙台から来てくれたらしいので,いい思い出になったなら幸いだ。
最後に筆者からあらためて。イベントに来てくださった皆さん,本当にありがとうございました!! どうかよいお年を!!
そうそう,次ページには当日会場に遊びに来てくれた彼女達の写真の一部(45人……?)や,観覧車に乗るマフィア梶田写真などを掲載しているので,お暇な方はそちらもご覧あれ。
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