イベント
「龍が如く4」開発スタッフ約100人+αで味を決めた! 「松屋×龍が如く 新作レトルトカレー大試食会」レポート
「龍が如く」シリーズは,豪華キャストだけでなく,さまざまな協賛企業とのタイアップ企画にも積極的に取り組んでいることで有名だ。その中でも松屋フーズは,「龍が如く2」「龍が如く3」のゲーム内に松屋の店舗が登場しているので,シリーズのファンにとってはおなじみの企業だろう。
この試食会は,松屋フーズから2010年春に「龍が如く オリジナルレトルトカレー」(仮称)の発売が決定したことに伴い企画されたものである。
これは単なる試食会ではなく,試作品のカレー2種類を試食して美味しかったほうに投票,得票数の多かったほうをベースに製品化が進められるという,企画になっている。
この試食会には,「龍が如く」シリーズ総合監督の名越稔洋氏,プロデューサーの菊池正義氏をはじめ,「龍が如く」開発チーム約100名が参加した。おまけで筆者をはじめとした取材陣も試食と投票をさせてもらったので,そのレポートをお届けしよう。
試作品のカレーは「A」と「B」の2種類で,Aの皿には赤いシールが,Bの皿には青いシールが貼られていた。食べ終わったあと,美味しかったほうの色に投票するという形だ。……それにしても,試食だというのにかなりのサービス盛り。これを2皿も食べきれるのか,残したらもったいないとか余計な心配をしてしまったほどだ。
「本日はこのような会を開いていただいて,松屋フーズさんにはたいへん感謝しております。『龍が如く』はたくさんのタイアップをしてきましたけど,毎回好評を得てきているので,このカレーもぜひ大ヒットしていただいて,ついでにゲームのほうも大ヒットにできるように,がんばって試食させていただきますので,よろしくお願いいたします」
そして,「感謝の気持ちを込めて,いただきましょう」と名越氏の掛け声と共に,スタッフ達による試食が開始された。先ほどの筆者の余計な心配はどこ吹く風か,名越氏,菊池氏,そしてスタッフ達はみんな2皿ともぺろりと平らげていた。
せっかくなので,投票前の名越氏と菊池氏のお二人に,試食した感想を聞いてみた。
上品な感じのものと割とパンチのある感じのものでした。僕はカレーはすごく好きなのでよく食べます。商品になるものなので,僕の好き嫌いだけで考えていいのかどうかということも含めて,今非常に悩んでいます。どっちを選んでもきっとおいしいことには間違いないので,遊びながら食べてもらえるような感じになってもらえればいいなと思います。
青いほうはコクと甘みが全面的に出ていて,赤いほうは辛さと酸味が出ていて,好み的には青いほうなんですけど,出来的には全然変わらないですね。辛いのが苦手な方は青いほうがいいだろうし,辛いのが好きな方は赤いほうがいいだろうし(笑)。甲乙つけがたいですね。どっちに投票しようか考えています。
そのあと,けっきょく名越氏は赤に,菊池氏は青に投票した。写真を見れば分かると思うが,この時点で得票数はなんとイーブンだった。
そのあと筆者を含めた取材陣も試食させてもらい,さらには投票までさせてもらった。筆者が試食して最初に感じたのは「どっちも辛い」ということ。赤いほうは最初の口当たりが良く,辛さがあとを引く感じで,青いほうは最初に辛味ががつんとくるがあとに残らないという感じだった。
松屋フーズの石塚貴之氏に,今回の商品のコンセプトなどを聞いてみたので,以下に掲載しておこう。
4Gamer:
今回の試作品カレー2種類のコンセプトをそれぞれ教えてください。
一つは,一発で気づかれたかと思いますが,辛さを非常に強くしたものです。ゲームを象徴するように,男らしい激辛のものを用意しようと。もう一つは,若干辛さを控えたものです。どちらも松屋でお出ししているカレーがベースになっていますが,家庭で食べられるカレーと比べると,調合しているスパイスの数は2倍以上になっている感じですね。
4Gamer:
最終的に商品として発売される時期はいつ頃になりますか?
石塚氏:
まだこれから時期を詰めていく感じなので,未定となっております。「龍が如く4」の発売時期と合わせて,両者にとっていいタイミングで出したいと思っています。
4Gamer:
レトルトカレーは,「龍が如く4」のゲーム内にも出てくるんですか?
そうですね。キーアイテムになるとおうかがいしています。ゲームとリアルの世界で連動するような形になっています。
4Gamer:
商品は,発売されたら全国の松屋店舗で購入できるんですか?
石塚氏:
はい。あとはまだ調整中なのですが,コンビニエンスストアでの展開を考えております。
4Gamer:
ちなみに,「龍が如く3」のときに行われたキャンペーンの反響はいかがでしたか?
石塚氏:
たくさんの方が来店してくださいました。龍が如くのコアなファンに受け入れられたのかなと思います。ドンブリのキャンペーンは新宿地区11店舗と秋葉原2店舗で行わせていただいたのですが,非常に好評でした。
4Gamer:
ありがとうございました。
そして,第2陣の試食が行われ,最終的には赤いシールの皿「A」が得票数で上回った。名越氏曰く「パンチのある感じ」のカレーが,どのような形で商品化されるのか,そして「龍が如く4」のゲーム内にどのような形で登場するのか,楽しみである。それから,ごちそうさまでした。
おまけ
- 関連タイトル:
龍が如く4 伝説を継ぐもの
- この記事のURL:
(C)SEGA