「これは遊ぶべき作品」―――2D格闘アクション「BLAZBLUE」が海外メディアに大受けの模様

　6月25日に発売されたXbox 360 / PLAYSTATION 3用の2D対戦格闘ゲーム「BLAZBLUE」（ブレイブルー）は，アーケード版にさまざまな新要素を追加した，家庭用ゲーム機への移植版。あの「ギルティギア」シリーズでおなじみのアークシステムワークスが開発を手がける本作は，緻密な2Dグラフィックスと滑らかなアニメーション処理，そして爽快かつ奥の深いゲームシステムが特徴的な，2D格闘ゲームの最先端を行くタイトルだ。

　そんなBLAZBLUEなわけだが，どうやら海外のメディアでも，軒並み高評価を得ている模様。4Gamer.netでもその点数を掲載しているmetacritics.comでは，91点（PLAYSTATION 3版）と最高クラスの評価をマーク。ニッチ向けの作品であるとしながらも，その完成度の高さに称賛を送る声が多いようだ。以下，各メディアのコメントを抜粋してみよう。

「BLAZBLUE」公式サイト

BlazBlue: Calamity Trigger（PS3） ……91
BlazBlue: Calamity Trigger（Xbox 360） ……90

■Hardcore Gamer Magazine ……100

このゲームを遊び尽くすには，少なくとも後もう一年はかかるだろう。

■1UP ……100

彼ら（アークシステムワークス）の仕事ぶりはまったく称賛に値する。BLAZBLUEは，格闘ゲームというジャンル自体のレベル（基準）を引き上げたと断言できる。

■IGN ……94

この作品は，私にとって今までで最も気に入った格闘ゲームとなった。キャラクターデザインの素晴らしさはもちろんだが，その2Dグラフィックスのクオリティの高さは驚異的ですらある。

■GameSpy ……90

格闘ゲームが好きならば，これは遊ぶべき作品だ。


　……とまぁ，各ゲームメディア共にかなりの高評価。なかでも，やはりその緻密な2Dグラフィックスを絶賛する声が強く，併せてゲームシステム，とくにオンライン対戦システムについての評価が一様に高い。ただ，そうした一方で「この素晴らしい作品が，マニアに知られているだけなのが惜しい」というコメントも見受けられるなど，良くも悪くも嗜好性の強い作品になっているという見方が強いようだ。

　ちなみに日本では，Xbox 360版とPLAYSTATION 3版を併せて，初週で約5万8000本（メディアクリエイト調べ）を売り上げるなど，まず成功と言える売上本数を達成しており，またニコニコ動画で展開されている販促用の公式WEBラジオ“ぶるらじ”も，毎回10万再生を超える大賑わい。好調ぶりが目立っている。今後どれだけ売上を伸ばせるのか，その動向にも注目したい。

「BLAZBLUE」公式サイト